米国ブロックチェーン技術における特許承認その1(ナスダック)

最近米国にてブロックチェーン技術による特許が相次いで承認されています。

ナスダック、アマゾン、バンク・オブ・アメリカ、アメックスなどです。どんな特許か調べてみました。

今回は第一弾ナスダックの特許

ブロックチェーンを使った確実な即応情報保護システム
(Systems and methods for securing and disseminating time sensitive information using a blockchain)とは

特許申請は2016年1月に提出、2018年10月23日に米国特許商標庁より公開されています。

 

申請内容によると

時間により変化してしまう情報をブロックチェーンにより信頼性の高い情報をより早くより正確にユーザー(受信者)へ伝えるシステムである。

情報提供者(投稿者)は文書をシステムに提出するとトランザクションが生成され、編集者はその文書を編集します。さらに承認者はその文書を承認した時点で受信者にリリースされます。

この文書はそれぞれ投稿者、編集者、承認者および受信者のそれぞれが対応する一意のデジタル識別子(プライベートキー)でブロックチェーン上に個別のトランザクションとして記録されます。

公開されている詳細を読んでも、なぜ特許に値するのかよくわかりませんが(念のためブロックダイヤグラムを掲載しておきます)

ブロックチェーンの特徴を生かした使い方であることは間違えないのですが、これで特許を取得されてしまったら、他の新聞社や報道関連編集者はちょっと困るのではないでしょうか・・・・?

 

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元プログラマー、その昔日本初?(多分)の有料iPhoneアプリリリース、無料アプリに至ってはダウンロード数4週以上首位をキープ!多数リリースしたアプリの一つは「AppStore 2010AWARD」にも選出された。さらに遡り、当時(1996年)AppleのCEOアメリオ会長(Steve Jobsを呼び戻した人)と握手した事もある。という自慢話は過去の良き思い出となっている。還暦を期に現役プログラマーを引退(若干ボケが来たので)。 仮想通貨や株には全く無縁であったが・・・