CoinDeskニュースによると
米国でSIMスワップによる携帯電話乗っ取り詐欺にでAT&TとT-Mobileが訴訟を起こされています。
訴訟内容はAT&Tユーザーの一人がSIMスワップにより仮想通貨が盗難され2400万ドルの損害、T-Mobileユーザー2人はそれぞれ40万ドル、20万ドルが奪われたとの事です。
この他にもVerizonなど多発している様です。
日本では聞き慣れないワードなのでちょっと調べてみました。
SIMスワップ詐欺(ポートアウト詐欺、SIMハイジャックとも呼ばれる)は資産家などが狙われやすく、携帯電話の電話番号を公開している事が多く、これらの電話番号を犯罪者の持っているSIMへデータを書き換えてしまうというものです。
つまりSIM(携帯電話)保有者はその間、携帯電話が全く使えない状態になってしまうので身動きが取れない状況になってしまいます。
その間、犯罪者は仮想通貨取引所のパスワードなど携帯電話認証により書き換えてしまい大量の仮想通貨をごっそり抜取ってしまうという大胆な犯罪なのです。
詳細な公開はされていない様ですが、米国保安官事務所によると従来のハッカーによるハッキング金額よりはるかに多い金額だそうです。
では、なぜSIMデータが書き換える事ができるのか?と思った方も多いでしょう。
びっくりする様な単縦な作業ですが、携帯電話販売会社の社員なら、いとも簡単に書き換えられるんですよね!
まさか!
そのまさかです。
携帯キャリアの従業員はハッカーからの儲け話に乗ってしまう様です。
多額の賄賂によりSIM操作ができる「ID、パスワード」を売ってしまったり、依頼に応じてSIMデータを書き換えてしまうという事件が多発している様です。
この様な状況が急激に増えているため、携帯キャリア(AT&TとT-Mobile)が訴えられたという訳です。
もう何も信じられなくなってしまいます。
携帯認証も2段階認証になり「携帯は2台持ち」なんて時代が来てしまうのかもしれませんね。