レバレッジを使ったロスカット回避術:必要証拠金の仕組み


仮想通貨のレバレッジ取引でロスカットのコントロール方法が

レバレッジを重くすると必要証拠金が安くなる!

必要証拠金とは、新規注文とポジションを保有するときに、口座に必要な証拠金のことです。

必要証拠金をより安くすることで証拠金維持率が上がり、結果的にロスカットを避けられます。

なおその方法は、レバレッジを重くする(倍率を上げる)ことです。

しかし「レバレッジ倍率を上げたら危険じゃないの?」と思う方もいるでしょう。

結論としては、取引量(ポジションサイズ)を間違えなければ危険は少ないと言えます。
以下の図をご覧ください。

この図は『レバレッジ倍率と必要証拠金の相関関係』を表した図です。

一般的に、レバレッジ倍率を上げれば大きな額のトレードができると思われています。

これは間違いではありませんが、大事な点が抜けています。
以下のフローをご覧ください。

【レバレッジ倍率と取引量の関係】

①レバレッジ倍率を上げる

②必要証拠金が安くなる(下がる)

③その分さらに大きな額のトレードができる

つまりレバレッジ倍率を上げれば大きな額のトレードができるのは、必要証拠金が安くなるからです。

しかし安くなったからと言って、リスクを背負って大きな額のトレードをする必要はありません。

取引量を増やさなければ、証拠金維持率は高くなり、ロスカットされにくくなります。

以下の様に認識すれば、上記のようなの誤解をせずに済みます。

  • レバレッジを重くする = 安くトレードができる
  • レバレッジを重くする = 大きな額のトレードができる

ここまでで、レバレッジと証拠金維持率の関係について解説しました。
次に必要証拠金と取引の関係について見てみましょう。

※必要証拠金と証拠金維持率の詳しい解説はコチラ

必要証拠金とレバレッジの関係性とは?計算方法も図解!

必要証拠金が変わっても取引量は変わらない

「レバレッジを重くして必要証拠金が安くなるけど、取引量は減らないの?」と心配する方もいると思います。

結論は、レバレッジ倍率を変えても取引量は減りません。
以下の図をご覧ください。

先の内容に「取引量(ポジション)」を加えた図です。
この通りレバレッジ倍率を高くすると、その分必要証拠金が安くなり、結果として取引量は一定に保たれます。

次に実際に計算をして確かめてみましょう。

【計算方法】レバレッジ・必要証拠金・取引量の相関関係

必要証拠金の計算式と今回の設定は以下の通りです。

【式】必要証拠金 = 価格※ × 数量 ÷ レバレッジ倍率
※この価格は相場の変動に伴い常に上下します
参照:Liquid 取引ルール/6.差金決済に関するルール/1.差金決済に関する用語

【状況設定】

  • 取引量(注文量)は1万円で固定とします(上の式「価格×数量」のこと)
  • その他のポジション保有は無し

では計算をしてみましょう。

必要証拠金の計算

式)取引量 ÷ レバレッジ = 必要証拠金

  • 1万 ÷ 1= 1万円
  • 1万 ÷ 5= 2,000円
  • 1万 ÷ 10= 1,000円
  • 1万 ÷ 25= 400円

このようにレバレッジ倍率を上げると、取引量は一定のまま必要証拠金が安くなります。

それによって証拠金維持率が上がり、ロスカットルールが発動しにくくなります。

証拠金維持率の目安と取引所のロスカット比率はコチラで解説しています。

証拠金維持率の計算方法(リスクの目安と取引所ごとのロスカット率も紹介)

【まとめ】レバレッジを使ったロスカット回避術

今回の記事では、レバレッジを重くして必要証拠金を安くし、ロスカットを回避する方法を紹介しました。

大事なポイントをおさらいします。

  • レバレッジの仕組みは「重さ」でイメージすると理解しやすくなります
  • ハイレバレッジだから大きな額のトレードができるのではなく、ハイレバレッジにすることで必要証拠金が安くなり、大きな額のトレードができるようになります。
  • 取引量を一定のままレバレッジ倍率を上げることで、結果として証拠金維持率が高くなりロスカットを回避しやすくなります

次回は、必要証拠金が安くなるとロスカットを避けられる理由を、証拠金維持率を切り口に解説します。

なおコチラの記事で、レバレッジトレードにおススメな取引を比較しています。
仕組みを理解して上手に資産を増やしましょう!

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