もくじ
■Lisk(リスク)
【キーワード】:サイドチェーン
鍛造(forge)
Crypti
オープンソース
【2018/03/25 リメイク】
【2018/02/01 リメイク】
【2017/12/23 記事公開】
LISKロゴが変更になりました、(2018年2月20日より)
Lisk(リスク)は、分散型ブロックチェーンアプリケーションプラットフォームです。
プラットフォーム名を「Lisk」、プラットフォーム内の通貨名も「LISK」となります。
このリスクシステムはCryptiから派生したシステムです。
基本的にイーサリアムと同様のスマートコントラクト(契約情報)を持ったシステムです。
参照:イーサリアムとは(https://bitcoin-fx.jp/?p=863)
※2017年12月リメイク記事となります。
Lisk(リスク)はICO(Initial Coin Offering)により580万ドルを調達し2016年5月24日にメインシステムが稼働し当時はビットコインに次ぐ暗号通貨としてデビューしました。
(ICOとは新規株式公開IPOに代わる仮想通貨の発行による資金調達法です)
また通貨発行数は無限です。(暗号通貨では珍しいインフレ通貨!)
■Lisk(リスク)の先進的なシステムとは
Lisk(リスク)のブロックチェーンアプリケーションはメインのブロックチェーンとは別にサイドチェーンと呼ばれる独自のシステムが存在します。
これはビットコインで問題になっているスケーラビリティの改善が可能です。
サイドチェーンは選ばれた101のノードが一つのグループとしてブロックを構成しDPoS(Delegated-proof-of-stake)認証システムとして動作しています。
また、これらのブロックチェーンアプリケーションはJavascriptで書かれておりブラウザーさえあれば誰でも参加できるシステムになっています。
マイナー(Liskでは採掘に対して鍛造forgeと表現しているようです)として参加するのも面白いかもしれませんね!
システム的な話になり恐縮ですが(興味のある方は引き続きお読みください)Lisk(リスク)のブロックチェーンシステムについてもう少し詳しくお話します。
Lisk(リスク)はBitShares(bitshares.org)のDPoS(Delegated Proof of Stake)アルゴリズムを使用しています。
システム内の有権者の投票により選ばれた上位101人の代表者が鍛造したブロックで承認され、ひとつのトランザクションを処理していきます。
投票とはLISKの公式ウォレット(LISK Nano)に保有コインを保持するとその保有コイン数が1票となり101人まで投票する権利が与えられます。
何回も投票できますが、1回の投票に付き1LISK徴収されます。
1回の投票で同時に33人まで投票及び投票の取り消しができます。
DPosの一連の作業はラウンドと呼ばれ、ラウンドは101個のブロックで構成され、101人のアクティブなデリゲートはラウンド内の1ブロックをランダムに割り当てられ鍛造されます。
フルサイクルのラウンドは17分で、選ばれたブロックがアサインされない場合は次のブロックへ移動され同様の作業が行われます。
1ブロックの処理時間は10秒です。
デリゲートが割り当てられたブロックが適切に処理できなかった場合、このトランザクションは次のブロックへ移動し更に10秒費やされ処理時間がその分遅延していきます。
こうした動作を分散させメインのブロックチェーンに負荷をかけずに効率的に動作するようにシステムが作られているようです。
他のマイニング(LISKの場合「鍛造」フォージングという)とは違いCPUパワーにさほど依存されないECOなシステムになっているのです。
ですから、誰でもフォージングに参加することが出来るのです。
■最近高騰を続けているLiskコイン(2017年12月10日再編集)
【2017年6月更新記事】
(2017年6月9日現在)の時価総額約388億円順位としては21位ですが期待できそうです!1LISK=360円
6月10日には最高値を記録しました。1LISK=495.176円
(6月10日現在 ¥46,244,608,025 なんと!17位に上昇してきました。 coinmarketcap.com)参照
期待通りです!
2017年12月8日現在の価格、時価総額です。(coinmarketcap.com調べ)
順位は18位数ヶ月前とさほど変わりはないようですが、各コインとも価格上昇していますので時価総額はかなり上昇していますね。
(6月10日現在 ¥46,244,608,025 なんと!17位に上昇してきました。 coinmarketcap.com)参照
(12月9日現在 順位は18位ですが、半年で2.5倍以上の¥122,110,488,134となりました。 coinmarketcap.com)参照
一時は1200円を突破したかと思いきやここ数週間1000円を境に上昇、下降を繰り返しています。
次の上昇は1500円以上を期待しています!
■ EthereumとCryptiとの違い
LiskとEthereumは基本的に同じシステムですがLiskは分散処理させ(サイドチェーンにより)効率化しているのがLiskです。
またその分散アプリケーション(ブロックチェーンアプリケーション)はJavascriptで書かれ一方のイーサリアムはSolidityという言語で書かれています。
⇛【参考記事】イーサリアムとは。
LiskはDPos(Delegated Proof of Stake)を使用していますがEthereumはPow(Proof of Work)を使用しています(将来的にPoSに切り替える予定だそうです)。
Ethereumのアプリケーションは仮想マシン(VM)で実行されます。 LiskにはVMはありませんが、開発中だそうです。(2018年第1四半期に期待)
LiskはCryptiから派生したシステムでデーターベースにはCryptiのSQLiteに対しPostgreSQLを使用しています。また、Liskは完全にオープンソースでありGitHubから誰でもソースコードが手に入ります。
■2018年新システムへの期待
Liskは生まれてまだ2年生のコインですが、今後の展望に本当に期待です。余力も十分あると思われます。
2年目を迎え、若干開発が遅れているそうですが年明け春には新システムの稼働に期待大です。
Max Kordek氏は、2017年第4四半期に「LISK Core1.0」をリリースすると発表していましたが、その後2018年第1四半期と軌道修正しました。
しかしながら、何故か現在新しいシステムLISK Core1.0のカウントダウンが始まり、その期待感なのか12月19日頃から急騰(暴騰)しており一時は3200円(2017/11/21)の高値を付けました。
また、GitHubを覗いてみると1.0.0のベータ版が上げられ各開発チームによるバグ取りが盛んに行われているようです。
実際年末までに作業を追えられるのかどうかはわかりませんがユーザーの期待感は大です。
もう少し噛み砕きますと、
「LISKCore1.0」と言うのは正式にリリースしたLISKシステムという事です。
ソフトウエア開発の世界では「0.9.10」とか頭が「0.x.x」などとバージョンナンバーが付けられ、これらはあくまでもベータバージョンであり正式に完成したものは頭が「1」と付けられるのです。
その後のメジャーアップデートには頭の数字が「2」とか「3・・・」にアップしていくわけです。
たとえば、iPhoneの「iOS11.2.0」とは11番目のメジャーアップデートと言う事です。
その期待がこの価格高騰の原因になっていると思われます。
LISK CEOのMax Kordek氏は世界各国を周りLISKについての説明や質問に答え、その結果信頼感と期待感で、さらにステップアップしていく事でしょう。
◆LISK Core1.0に関する追記(2018年3月24日)
最新情報では4月第1週にはベータ版をリリースする予定だそうです。
この時点でユーザーが実際にベータ版を使用して問題点はないか検証作業が続きます。
ベーターランがどのくらいの期間で行われるか定かではないですが、その期間を経て正式版がリリースされることでしょう。
正式版ががリリースされるとどのように変化していくのか、詳しくは以下リンクで詳細を書きました。
LISKに期待したい理由、RelaunchEventの詳細 〚前編〛
LISKに期待できる理由、RelaunchEventの詳細〚後編〛
また、3月26日にはLisk Tokyo Meetupが開催される予定です。
■2017年の出来事
今年(2017年)9月アジア各国を訪問、日本にも来日しました。
東京でセミナーが行われ、今後のLISKについてプレゼンテーションと質問に答えていました。
その時の状況はYouTube動画に上げられていますので興味のある方はどうぞ
◆LISKを購入できる取引所ビットフライヤー(bitFlyer)とコインチェック(coincheck)となっております。
