ビットコインの価格変動が激しいワケ〜流動性とボラティリティの関係

「ビットコインってなんでこんなに価格変動が激しいの?」
「ビットコインの価格がもっと安定したら買ってもいいのに……」
と思ったことはないでしょうか?

そこで今回は、ビットコインの価格が大きく変動する仕組みや理由について解説します。

なお、仮想通貨の価格の決まり方を知りたい人はコチラの記事をご覧ください。
『仮想通貨の《取引所》と〈販売所〉の価格の決まり方の違い』

 

【結論】ビットコインの価格が激しく変動する理由

ビットコインの価格変動が激しい理由には諸説ありますが、この記事では

  • ビットコインの価格変動が激しいのは、通貨としての流動性が低いため

と予め結論を出し解説します。

価格変動の激しさ=ボラティリティ

まず前提知識として、価格(価値)の変動の激しさを「ボラティリティ」と呼び、

  • 価格があまり変動しないことを=ボラティリティが低い
  • 価格変動が激しいことを=ボラティリティが高い

と言います。

ビットコインと日本円のボラティリティの違い

またビットコインのボラティリティが高かった頃(2018年2月)の日本円とビットコインのボラティリティを比較すると、

  • 日本円(USD/JPY)の日々の価格の変動幅が、約0.5%~1.5%であったのに対して、
  • ビットコイン(BTC/JPY)の変動幅は約5%~25%でした。

このことからも、ビットコインは日本円と比べまだまだボラティリティが高いことがわかります。

ボラティリティが高過ぎるとどうなるのか?

ボラティリティの高さをイメージしやすいように、ビットコインで買い物をするときのケースで例えてみます。

ビットコインでピザを買うとき🍕

  • 昨日は1BTCの支払いで1枚買えた
  • でも今日は1BTCだとハーフサイズしか買えない……
  • しかし明日になったら1BTCで2枚も買えた

といった事が普通に起こってしまうことです。

ビットコインのボラティリティが高い時の値動き

まず最初に、ビットコインの価格変動の激しさをチャートと用いて説明します。

ビットコインは2009年頃から取引が行われるようになり、現在の価格に至るまで多くの高騰といくつかの暴落を繰り返しています。

大きな値動きが起こる前にあった代表的なニュースをみてみましょう。

【過去に価格が上昇↗した時のケース】

まずはビットコインの価格が上昇した時のケースを紹介します。

2013年03月:キプロス危機の際に資金避難の避難先としてビットコインが買われ急騰しまし、1ヶ月間で約4,500円から230,000円まで約5倍程上昇しました。

このニュースと価格の急騰によって、ビットコインが国に管理されないお金として注目されました。

【過去に価格が下落↘した時のケース】

2013年12月:NHKで初めてビットコイン特集が放送されました。
また時を同じくして、中国で金融機関のビットコイン取引の禁止を発表されました。

そしてその数日後に_約120,000円→60,000円代まで下落_しました。

たった6万円……と思えるかもしれないですが、50%程下落していますので当時の相場にとっては大ダメージです。

規模は違いますが、2018年の年末に200万円から150万円まで急落した時よりも下落率は高いです。

 

流動性とは

冒頭の結論で書いたように、ビットコインのボラティリティの高さは流動性の低さから生まれています。

なお「流動性」とは
資産と資産を取引する際に、結果としてどれだけの【資本】が減ってしまうのか?といった度合いのことです。

その取引の結果を比較して、

  • 損失が小さい場合は流動性が高い
  • 損失が大きい場合は流動性が低い

と言います。もっと簡単に言い換えると

  • 多くの人がビットコインを使えば(取引すれば)流動性が高くなり
  • 誰もビットコインを使わない(取引しない)と流動性は低くなる

となりります。

 

取引所から見るビットコインの流動性

ビットコインの流動性は、ビットコインの流動性は取引所の取引板を見るとわかりやすいです。

【取引板イメージ】

取引所のビットコインの流動性が高いと……ボラティリティば安定する

  • 取引をしたいと思える価格の注文がある(妥当な価格)
  • 注文を出したらすぐに約定する(買い手・売り手が見つかる)

相場が安定していて、かつ取引所への参加者が多いとこのような理想的な状態になり、ボラティリティは高まりません。

 

取引所のビットコインの流動性が低いと……ボラティリティが高くなる

  • 取引をしたいと思える価格の注文が少ない(高すぎる・安すぎる)
  • 注文を出したのになかなか約定しない(買い手・売り手が見つからない)

このような状況になると、注文に価格差が生まれてきます。

しかしそれでもビットコインを欲しい人は
「少し高い気がするけど……今後もっと価格が上がるかもしれないから買っちゃう!」となり、

→その結果ボラティリティ(価格の変動)が高くなります。

もちろんその逆も然りで、「ビットコインをこの値段で売ったら安い気がするけど……今後下落するかもしれないから早く売りたい」となります。

 

どうしてビットコインの流動性が低いのか?

最後にビットコインの流動性が引くい理由をいくつか紹介します。

  1. ビットコインの大量保有者によるマーケットインパクト
  2. ビットコインの総発量と発行スピードが決まっていることによる需給の偏り
  3. アルゴリズムトレード(コンピューターによる自動売買)による一方向的な値動き
  4. 集団心理・群集心理が起こす売買注文の偏り(悲観・楽観)

なお今後はビットコインの市場規模が大きくなるにつれボラティリティも安定してくると言われています。

なのでビットコインや仮想通貨がお金として多くの人に利用されるには、価格の安定が今後の必要課題となっています。

その影響もあり、2018年は価格が変動しない(又はしにくい)「ステイブルコイン」のニュースが多いです。

最後に、冒頭でも紹介しましたが、仮想通貨の価格の決まり方をもっと詳しく知りたい人はコチラの記事をご覧ください。
『仮想通貨の《取引所》と〈販売所〉の価格の決まり方の違い』

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