Ant Financial Service Group社のブロックチェーン技術で、香港、フィリピン間の国際送金がたった3秒で完了したと言うニュースがCOINPOSTで報じられました。(出所:http://coinpost.jp/?p=34157&from=in_article)
香港に来ているフィリピンの出稼ぎ労働者の口座にて、実際にテスト運用を繰り返していたようです。
現在の国際送金はどれも数日から1週間かかることが多く、迅速な送金、そして相手先への残高反映は早ければ早いほど、経済の資本の循環はより効率的になります。
今回の送金テスト運用を担ったAnt Financial社は中国のアリババグループの傘下にある金融テクノロジー系の会社であり、モバイル、および、オンライン決済プラットフォームのアリペイなどで斬新な金融サービスを提供しています。
アリババのCEOのジャック・マー 氏は、
「すべての消費者にこの素晴らしい金融サービスを平等に、安価に提供することが我々の使命である。」と発言しております。
「既存の金融機関は、2割の人々しか使用していないのに、8割の利益を上げている。これからは8割の人々が利用し、2割の利益だけ受け取ればいい。革新的技術を取り入れない金融機関には発展の余地はない」とも発言をしております。
マー氏は、ビットコインはバブルであると常々発言していますが、ブロックチェーンに関しては、多くの人々が裕福になる手段だと唱え認識をもっているようです。
「銀行口座を持っていない人間は17億もいる。だが、携帯電話・スマホを持っていない人間は中々いない。多くの人が持っている。ブロックチェーン技術の未来への影響は全く想像がつかないレベルになりうるだろう。」
この先もアリババグループはさらなるブロックチェーンの技術を導入し、積極的な利用を進める研究をすすめていくと示唆しました。