ドイツの銀行ポストバンクは、2月末から終わりにかけて行われたアンケートで、ドイツ人3,100人の調査の結果によると、10人に3人が仮想通貨投資を検討しているという結果が出たと報道されました。
なぜ仮想通貨投資に興味を持っているのかという質問に対して、女性の60%と男性の51%が「分散投資の必要性が重要な要素」に回答をあげたようです。
一方、ハイリスク、ハイリターンが魅力惹かれると答えた人の割合は、男性で56%、女性の36%という結果でした。
仮想通貨人気は18〜34歳の若年層に高く46%の人々が興味あると答えています。
既に18〜34歳の6%がすでに投資しており、今後12ヶ月間以内にに14%に上ぼるのではないかと予想されております。
ポストバンクのデジタルマーケティング部門の責任者トーマス・マンゲル博士は、プレスリリースで、最近数ヶ月の急激な価格低下が仮想通貨人気に影響を与えていないことを明らかにもしております。
彼は仮想通貨についてのリスクを投資家はもっと知るべきだと発しております。
「若い投資家は、ぜひこの機会に投資としての仮想通貨について勉強した方がいいだろう。非常に投機的なので危険が大きいが、今まで株等での大損した人と同様に勉強が必要なのだ」と述べています。
ここ数ヶ月間、多くの銀行家が繰り返し価格変動を警告してきました。
例えば、ECB理事会メンバーのマーシュ理事は、デジタル通貨が金融安定の脅威であり、厳格な銀行監督が必要と発言しておりました。
また高すぎるボラリリティに警鐘を鳴らす専門家もおり、ドイツは言わずと知れたEUの経済中心地です。ドイツ経済がEU経済の行方も担います。
日本国からしたら遠いドイツですが、意外と仮想通貨に対してポジティブな意見がヒアリングできたことには大きいでしょう。
ドイツ銀行のストラテジストによれば、10年以内に法定通貨から代替通貨システムの誕生を促す状況が来るのではないかと発言をしております。特にユーロを採用しているドイツは欧州通貨であるユーロの中心国ではありますが南欧諸国との経済格差もあり統一通貨のユーロは脆いと言われている為でもあります。それらに代わる仮想通貨誕生はEU経済圏をより良くするでしょう。
ちなみにドイツ発祥のコインで有名なものは、世界時価総額TOP10入りしているIOTAやTOP25に入っているLISKなどがあげられます。
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これらのコインの行方にも注目でしょう。