
前回の記事ではボリンジャーバンドがエクスパンション(広がっている状態)の時はトレンドが発生している合図と紹介しました。
今回は、仮想通貨専業トレーダーひろぴーが、ボリンジャーバンドを使った、レンジ相場での利益の狙い方を解説します。
もくじ
レンジ相場でのボリンジャーバンドの使い方
レンジ相場ではは、バンドが±1σ〜±3σが真横に収縮している期間を狙ったトレーディング手法を使いします。
この収縮している状態をスクイーズといいます(上の図)。
これは、現在トレンドが発生していない相場のことで、FXではこのレンジ相場の隙を狙ってスキャルピングで連続的にトレードする手法もあるぐらいです。
ボリンジャーバンドの仕組み
ボリンジャーバンドは「一定期間のローソク足(終値)の統計を分析して作ったライン」です。
- +1シグマと−1シグマの間で挟まれて動く確率は68.3%、
- +2シグマと−2シグマ間で挟まれて動く確率は95.4%
- ±3シグマで挟まれる確率は99.7%と決まっています。
これを考えると、レンジ相場を見つけたら±2シグマ、もしくは±3シグマの間で売り買いをすれば効率よく利益が出せる特徴があります。
次は実際のチャートを見てみましょう。
スクイーズでのボリンジャーバンドの使い方

ビットコイン円の5分足チャートです。上昇トレンドが一旦落ち着き、ボリンジャーバンドがスクイーズしています。
薄紫で囲った範囲で見てみましょう。今回は+2シグマ-2シグマ間で売買をしてみます。以下が実際のトレードの手順です。
- +2シグマラインを一旦上抜けましたが、2本目で上げ止まり陰線で終わった次のローソク足でエントリー。-2シグマタッチで決済。
- 先のポジション決済後に-2シグマラインで5分足ローソクが3~4本しっかりサポートされているのを確認し買いエントリー。+2シグマタッチで決済。
- ②同様-2シグマラインで5分足ローソクがしっかりとサポートされているのを確認し買いエントリー。+2シグマタッチで決済。
今回のチャートはスクイーズが顕著に現れています。しかしポジション保持中にボリンジャーバンドがエクスパンション(拡大)※することで、トレンドが発生し損切になる場合もあります。その際は安易に3シグマでなどと考えないよう要注意です。
今回のチャートでは③の矢印でエントリーし、決済を終えたあとに、さらに上昇してしまいました。
この値動きは前回の記事でご紹介した、エクスパンション手法になります。
ボリンジャーバンドは値動きとともに収縮するので、エントリーと同時に損切ポイントを決めておきます。
ボリンジャーバンドのエクスパンションが見えたら、素早く損切した後もトレンドフォローに切り替える対応が成功のカギと言えます。
※トレンドフォローが成功した日の成績は以下のページをご覧ください
⇒ビットコイントレード実践記事:2017年 8月上旬の成績
⇒ビットコイントレード実践記事:2017年 10月上旬の成績
ボリンジャーバンド使用時の三か条
- 逆張りは素早く!エントリーと同時に損切ポイントを決めておこう
- ボリンジャーバンドが広がり始めたら、レンジの終わりの合図
- トレンドフォローの準備をしよう
→最後は損切りになる可能性も高いので、最終失点だけは常に受け入れる準備だけはしておきましょう。
これは非常に大事な心構えでして、FXユーザーが誰もが通る鬼門でもあります。
大損しないために、損切りはできるようにしておいてくださいね!
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