今回のアルトコインはNEO(ネオ)についてご紹介します。
もくじ
■ NEO(ネオ)の概要
現在のNEO(ネオ)は2014年2月AntShares(ANS)としてリリースされました。
その後2017年6月にAntsharesからNEOに改名されました。
上海のOnchainが開発した暗号通貨で構造がEthereum(イーサリアム)に似ているため中国のイーサリアムとも呼ばれているようです。
NEOのトークン流通量は1億固定です。
イーサリアム同様にスマートコントラクトを実装していますが開発言語が複数使えるという大きな利点を持っています。
具体的には一般的な(Visual Studio、Eclipseなど)でC#、Javaなどの主流プログラミング言語を使用して開発、デバッグ、コンパイルが可能となっているのです。
公式ホームページ:https://neo.org 中国語・英語・ドイツ語のみです。
■ NEO(ネオ)の特徴・優位性
・Delegated Byzantine Fault Tolerance(DBFT)アルゴリズム
・NeoX(クロスチェーン取引の特許取得中。)
・NEOコントラクト
・NeoFS
・NeoQ
・Gassという別の仮想通貨で金利みたいなものが付与される。
NEOシステムは、大きく5つに分けて特徴づけられています。
・Delegated Byzantine Fault Tolerance(DBFT)アルゴリズム –
これは、システムがビザンチン・ジェネラルの問題に抵抗し、いくつかのノードが悪意を持っていてもコンセンサスを維持できるコンセンサス・メカニズム(従来の作業/ステークの証明ではない)を持ちます。
・NeoX – このシステムは、さまざまなブロックチェーンにわたって実行して操作する機能を作成します。クロスチェーン取引といい、違うブロックチェーン同士のコインとスムーズに交換することが可能になります。(2017年9月にライトコインでも実績がある。)
NEOは特許を取得中であり、ブロックチェーン同士の互換性を高める可能性があり、クロスチェーン取引を牽引する可能性がある。アトミックスワップとも呼ばれている。
・NEOコントラクト– 既存のコードベース(C#、VB.Net、F#、Java、Kotlinなど)を統合したスケーラブルで高性能な環境で、スマートコントラクトをシームレスに作成する仕組みです。また今後、javaScriptやpythonのプログラム言語に対応予定。
・NeoFS – これは、分散ストレージ(ピアツーピアDropboxのような)を可能にするサービスです。
・NeoQ – 量子コンピュータでは解決できない問題を生み出し、量子コンピュータ対策を視野に入れた格子暗号メカニズム、ラティス暗号ベースの署名と暗号化技術を導入しています。
NEOは、OnChainが資金を提供しNEOとOnChainの共同設立者、Da HongFeiにより経済的にも優位な立場にあります。
OnChainはKPMGのトップ50 Fintech中国企業に選出され、OnChainはDNA(Distributed Networks Architecture)を作成する最初の中国チームです。
DNAはアプリケーション、クロスチェーン相互運用性をサポートし、従来のビジネスシステムやネットワークと統合することができます。
他の注目すべきパートナーシップには、経済産業省と、AlibabaのAli Cloudに対するエンタープライズグレードのブロックチェーンパワーメールの提供などがあります。
■NEOの時価総額など
では、coinmarketcap.comを見てみましょう。
なんと9位に付けています。現在の時価総額は3253億円強ですね。
中国の強力なバックアップとアリババの協力があれば自ずと信頼感が増してきますね、期待したくなるアルトコインではないでしょうか。
だだ、現時点では日本国内の取引所で購入することは出来ません。海外の取引所での売買になります。
コインチェック以後の問題もあり、金融庁が日本人に対する海外の取引所に圧力がかかっているようなので今後どうなるか分かりません。
Facebookやgoogleでの仮想通貨広告制限など仮想通貨に対して逆風が強くなっています。ある種の風評被害的な仮想通貨の今日此の頃です・・・