ボリンジャーバンドとは
アメリカ人のボリンジャー氏が考案したテクニカル分析です。視覚的に見やすく、現在の相場がレンジ相場なのか、トレンドが発生しているのか、を一目で判断できるためトレードをする際に役立ちます。
見るべきポイントは、
中心線の傾き
ぜんざい価格とバンドの位置関係
の3点です。
この3点から、トレンドの転換点や方向性とトレンドの強弱を分析していきます。
ボリンジャーバンドは、統計学の標準偏差と正規分布を元に作られています。

ボリンジャーバンドの中心(上の図)にあるのが「移動平均線」で、この移動平均線の上下に、標準偏差で割り出したバンドを描画したものが「ボリンジャーバンド」です。
設定は、±1σ(シグマ)、±2σ(シグマ)、±3σ(シグマ)の合計6本の線で設定することがポピュラーです。
売買シグナルは±2σで判断することが多いです。
そして、中心線は移動平均線21が良く使われています。
もともと開発者のジョンボリンジャー氏は20か21を推奨しています。日足ならば5日営業日の4週間分くらいということでFX市場の切りの良い期間となっています。
スキャルピングがメインの短期売買トレードなら、機会損失を少なくするために期間9または10の方がいいというトレーダーもいます。
設定値は自分の売買スタイルに合わせて必要に応じて変えてみるのも手です。
まずは設定方法から解説します。
ビットポイントMT4の画面解説

BITPOINTからリリースされているMT4ツールへログインすると、取引ツールを兼ね備えたプラットフォームが出現します。
まずは上記の画面通りの場所を押してください。
②を押してから①のボリンジャーバンドをダブルクリックです。
1.ボリンジャーバンド±1σと中央線を設定する

上記の箇所をクリックすると、キャプチャのような画面が現れます。
2箇所、同じ数字を入力してみてください。
2.一つ目のバンドを設定

上記で+1σ(シグマ)と−1σ(シグマ)が設定できました。
中心線は移動平均線(SMA)21になります。
3.続いて±2σ、±3σを設定

上記と同じ手順で、再びボリンジャーバンドの設定を行ってください。
①のボリンジャーバンドを再度ダブルクリックです。
出来上がりました(*´ω`*)
これでボリンジャーバンドの±1σ、±2σ、±3σと中心線の移動平均線21(SMA21)が設定完了しました。
ボリンジャーバンドを使った仮想通貨チャートの見方、エントリー方法
ボリンジャーバンドを使うことで、「レンジ相場」なのか「トレンド相場」なのかを判断しやすくなります。
今回は、その特徴を利用した順張りトレードの方法について、実践を元に成功例と失敗例をそれぞれご紹介します。
【成功例】押し目でエントリー

黄色の〇でもみ合った後上昇しました。そこで今回はトレンドの勢いに任せて、浅めの押し目(水色○)でエントリーしてみます。
その結果、今回は730円☓2ポジションが利益となりました。
またピンクで囲った期間であれば順張りトレードもできます。
【失敗例】センターラインの反発狙い
チャート(上の図の右側)を見ると、トレンドが発生しそうなチャート形成をしています。
今回は、黄色のセンターラインにタッチしたら買います。
※ポジションの決済はターミナルの「取引」のポジション一覧からクローズしたいポジションの隣のXを押すだけ
しかし、中央線である黄色にタッチして反発することを狙ったのですが、予想に反して突き抜けてしまいました。
そのため損切りしました。
仮想通貨MT4でのボリンジャーバンド使い方まとめ
- ボリンジャーバンドを使って順張りエントリー1
- トレンド発生後、中央線(SMA21)にタッチしてからトレンド方向に沿ってエントリーする。
- ボリンジャーバンドを使って順張りエントリー2
- 上昇トレンド発生後、+1σにタッチしたタイミングから同じ方向に沿ってエントリーしてみる。
ボリンジャーバンドは、とても使い勝手のいい順張り売買シグナルがあります。エクスパンションからエントリーする手法、レンジ相場で取引する手法は下記の記事必読!
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