スウェーデンの仮想通貨、デジタル通貨に対しての認識、動向について書き留めております。
2017年3月17日更新
■スウェーデンは世界一のキャッシュレス国
スウェーデンでは、現金を無くす動きを国全体で行っており、スウェーデンの中央銀行総裁、副総裁も揃って暗号通貨(仮想通貨)の採用に前向きです。
既に民間の買い物でも80%〜90%ほどが電子化決済されております。
(それは主要銀行が共同で開発したモバイル決済アプリSwishによるもの。)
要するに、スウェーデン国民の皆様は、自国の通貨である、スウェーデン・クローナという紙幣を使うのではなく、日本で言う、Suicaやnanacoといった電子マネーを主流に、普段の生活で使っているようです。
さらに驚くことに、主要銀行では現金の取り扱いを拒否しているということです。
デビットカードも7歳から作ることができ、町の小売店ですら、小銭や紙幣といった現金の取扱がないお店がほとんどです。
駅の券売機すら、クレジットカードやデビットカードなど数多くのカードが使える仕様になっているそうです。
まさに世界最先端の電子マネー国家と言えるでしょう。
尚、スウェーデン中央銀行も2020年あたりを目処に、完全キャッシュレス国家を目指している模様です。
キャッシュレスのメリットは、何よりも防犯上安全であり(犯罪抑止に繋がる)現金輸送にはコストも手間もかかりませんし、紙幣やコインの発行費用もかかりません。
電子決済のセキュリティ対策も万全で今後、この国の決済システムが世界の主流になってくるのではないでしょうか。
ビットコインに対しても他国と比較して抵抗感が圧倒的に低いのも特徴です。