
2020/12/12/9:00(日本時間)に、XRP(リップル)保有者でかつ申請者にSparkトークン(スパーク)がエアドロップ(スナップショット)で付与されます。
国内の仮想通貨(暗号資産)取引所の対応は11/27時点では決定していませんが、無料なので多くのXRP保有者がスパークの獲得を狙っていることでしょう。
もちろん受け取ったスパークは高値で売却したいものです。
そこで今回は、まだまだ情報が少ないスパークについて、一次情報であるフレアネットワーク(Flare Networks)の公式ブログで調べました。
スパークの概要やもらい方を解説し、スパークの将来性について考察します。
スパーク(Spark)トークンとは

スパークは、FlareNetwork(フレアネットワーク)上で流通するトークンで、XRPでスマートコントラクトを稼働させる際に担保として預けるのが主な用途です。
ちなみに、フレアネットワーク上で稼働するスマートコントラクトは「FXRP(エフエックスアールピー)システム」と言います。
つまりFXRPシステムを動かすには、スパークを担保として預けなければいけません。
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スパークの発行量
2020/12/12に発行が始まるスパークですが、XRPと1対1で発行されるので総発行量は1,000億通貨です。
ただしRippleLabs(リップル社)はエアドロップの対象外となるので、実際に発行されるのは約450億スパークです。
またスナップショット(2020/12/12)から6ヵ月以内に申請されなかったスパークはバーン(焼却)されるので、実際に流通するのはさらに少なくなりそうです。
スパークのもらい方(取引所・ウィレット)
結論としては、スパークを貰うには対応している取引所またはウォレットに、XRPを預けておく必要があります。
申請は取引所がしてくれると思いますが、ウォレットの場合は自己申請かもしれません。各預け入れ先の発表に従ってください。
ちなみにスパークのエアドロップの対応先は、公式サイトが下記ページに掲載しています。https://flare.xyz/supporting-exchanges/
ちなみに国内だと btibank(ビットバンク) がXRPを比較的安く買えるのでオススメです。
【注意】スパークはすぐに全額売却できない可能性大
スナップショット後に、すぐにスパークを全額売却できません。
スパークの付与総額は、スナップショット時に保有しているXRPで確定しますが、実際の付与は25ヶ月〜34ヶ月かけて徐々に行われる仕組みになっています。
At network launch, each account that has claimed Spark will receive 15% of the total Spark for which they are eligible. ……The remaining Spark claimable will be distributed over a minimum of 25 months and a maximum of 34 months.
【例】1000XRP保有時のスパークの付与スケジュール
例えば1000XRPを取引所に預けていたら、まず150SPARKがスナップショット当日に付与されます。
残りの850SPARKは、25ヶ月間毎月34SPARKが付与され、25ヶ月目に合計1000SPARKの付与が完了します。
なお25ヶ月〜34ヶ月の配布期間は、フレアネットワークが未配布のスパーク残量を元に自動で計算するので、結果的には2〜4%のSPARKが満了まで毎月付与されます。
国内仮想通貨取引はスパークが上場したら付与
国内仮想通貨取引所のスパーク付与情報を、チェックしておきましょう。
Spark トークンが 2022年6月12日までに、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)と金融庁 に上場承認されなければスパークを付与しません。
心配であればフレアネットワーク公式の海外取引所・ウォレットにXRPを映しておきましょう。
取引所 | スパーク付与有無 | 出金停止or 額確定日時 |
公式HP | URL |
---|---|---|---|---|
GMOコイン | 〇 | 12/12(土)9:00 | https://coin.z.com/jp/news/2020/12/6890/ | |
DMM Bitcoin | 〇 | 12/12(土)9:00 | https://press.bitcoin.dmm.com/news/20201208_01 | |
btibank(ビットバンク) | 〇 | 12/12(土)8:00〜 12/12(土)9:30〜 |
||
bitFlyer(ビットフライヤー) | 〇 | https://bitflyer.com/pub/20201204-Response-to-the-distribution-of-Spark-tokens-from-Flare-Networks-ja.pdf | ||
SBI VC | 〇 | 12/12(土)6:00 | https://www.sbivc.co.jp/topics/2020/12/04/02/ | |
Coincheck(コインチェック) | 〇 | 12/12(土)12:00 | https://coincheck.blog/10923 | |
zaif | XRPナシ | |||
楽天ウォレット | XRPナシ | |||
Decurret(ディーカレット) | 〇 | https://news.decurret.com/hc/ja/articles/1500000081602-Flare-Networks-Sparkトークン付与に係る共同対応について | ||
Huobi Japan | 〇 | https://huobi.zendesk.com/hc/ja/articles/360058514414-Flare-Networks-Spark-トークン-付与に係る共同対応について | ||
BITPOINT(ビットポイント) | 〇 | 12/11(金)6:00〜 12/12(土)10:00〜 |
https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=0100o6v700h9z1news/info/info-2020120401/ |
スパークの価格形成の仕組みと予想
スパークの価格は、取引所に上場して付いた値段が価格になります。
スパークはXRPに対して1対1で発行されますが、価格はXRPと同額になる訳ではありません。
また2017年にビットコインキャッシュが上場したときは、ビットコインの約10%の値が付きましたので、スパークもXRPの10%で、¥5くらいかもしれません。
ですが上場直後(2020/12/12)は、お祭り騒ぎで値段が高騰する可能性があります。
スパークの価格はステーブル(安定的)な可能性も

スパークの価格は。もしかしたらステーブルになるかもしれません。
スマートコントラクトを稼働するための担保となるので、スパークの価格変動が激しいと担保として機能しません。
またややこしいことに、FXRPシステムの稼働にはスパークの他に「FXRP」と呼ばれるステーブルコインも使用されるようです。これはXRPのバーンで発行でき、XRPにペッグします。
さらにスパークには利息機能があり、DAIのように利息変動で価格安定を図るようです。
このあたりはhttps://flare.ghost.io/fxrp-walkthru/(英文)に詳しく書かれているのですが、今回は割愛します。
スパークの将来性はイーサリアム次第
ここからが本題ですが、スパークの将来性はイーサリアムの開発状況次第になると思われます。
フレアネットワークで稼働するFXRPシステム(スマートコントラクト)は、イーサリアムのものを使うと記載されています。
つまりイーサリアムのスマートコントラクトが稼働しない限り、スパークの主な使い道はありません。
ちなみにイーサリアムは今年ようやく2.0の試験運用が始まったばかりで、スマートコントラクトが稼働するまでには、さらに多数のアップデートが計画されています。
まとめると、スパークは将来性はあるが、まだ数年(早くても3年〜)先まで真価を発揮できないでしょう。
その間FXRPシステム以外のプロダクトで利用できれば別ですが……。
スパークのまとめ
スパークは、まだまだ情報が少ないままエアドロップが行われます。
XRP保有者は、技術や概念的なものは置いておいて、とりあえずスパークを貰っておきましょう。

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