―11月22日配信―
もくじ
●時価総額は過去最大を更新
2017年12月にピークを付けていたビットコインの時価総額は11月17日から18日に更新(米ドルベース)しました。 価格は2017年1月以来の高値水準です。
●ビットコインの上昇要因
大手企業のビットコインの購入が相次いでおり、マイクロストラテジー社などは450億円規模で購入。 これはトヨタ自動車を250億円買い付ける規模に相当します。
これにより、流通量が減少し需給が好転します。また価格上昇局面により、マイナーからの売却がほぼなくなり、売る人がいなければ価格は上がり続ける傾向になってきました。
また、上記の時価総額が最大気を記録したところで、ようやく一般の人がビットコインの上昇に気が付きました。 グーグルトレンドやツイッターなどのWeb上での興味関心が加速し、交換業者への口座開設数が急増しました。 これは金曜日にさらに加速しています。
つまり、ここから投資家層が変化し価格に関係なく買っていく人が主導したわけです。過熱感の起点といえます。 これらの入金が終える24日か25日までは断続的な買い需要が発生し続けると考えられます。
なお、昨日は韓国主導でリップル(XRP)が上昇しました。過去1年間、材料なしの状態でリップルがこれほど急騰することはなかったため、これは明らかに素人投資家による参入だと考えられます。
●ビットコインのピークは?
では、直近のビットコインはどうなればピークを迎えるのでしょうか。 ヒントは、価格の乖離です。 ビットコインは取引所ごとに価格が異なっています。
通常はグローバルでも数千円程度の開きとなっていますが、時にこれが数万円に開きます。 2017年12月には日本と韓国が、北米や欧州と比較し20~30万円も乖離している状態が続きました。つまり、これがバブルです。
こうなった時に、今までビットコインの取引をしている人の多くは、アービトラージで鞘取りを行います。そのため、価格が乖離し下落要因となります。 そるなると、レバレッジ取引をかけて売りを狙う人が増加します。
そして、ある一定の価格帯にあるストップロスをトリガーすると、あっという間に10万円レベルの急落が発生します。
こういった動きは、過去3年間ビットコイン相場においてずっと続いてきました。つまり、ピークを打つ際の材料や状況に例外はほぼないといえます。
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