証券会社を経由しないPTS信用取引なら、手数料無料のau株コム証券で！

auカブコム証券でPTS信用取引ができるようになったのは、2020年7月20日。

比較的新しいサービスです。この記事では、auカブコム証券で利用できるPTS信用取引の特徴と、他社との比較を行います。

PTS信用取引とは

PTS取引とはProprietary Trading Systemの略であり、日本語では私設取引システムと訳され、証券会社を経由させずに株式などを売買する施設取引システムです。

PTS取引の強みは、日中忙しい人が夜間帯に取引できること。ただしほとんどの証券会社では、夜間帯に信用取引ができません。

そのためほとんどの場合、PTS信用取引は日中に行われます。

auカブコム証券のPTS信用取引の特徴

auカブコム証券の信用取引の特徴は4つあります。

①東証以外にPTS市場に接続可能

東京証券取引所に加えて、チャイエックス・ジャパンネクストに接続できます。

②PTS信用取引をするにはSOR注文をする必要がある

SOR注文とはSOR（エスオーアール）は、スマート・オーダー・ルーティング（Smart-Order Routing）の略で、東証やPTS市場などの複数の市場の中から、最も良い条件の売買価格を自動的に見つけ出し注文する方法です。

この方法により、約定する確率が上がるだけではなく、東証よりも良い条件で約定する可能性もあります。

auカブコム証券でPTS信用取引をする場合、SOR注文をしなくてはなりません。

③東証とPTS市場に同時刻にIOC注文ができる

東証とPTS市場に同時刻にIOC注文できます。

IOC注文とは、指定した価格かそれよりも良い条件で約定した場合、約定しなかった分の注文が自動的にキャンセルされる注文方法です。

④利用料金は0円

手数料は0円です。

しかし、信用買いの場合に発生する金利や信用売りに発生する貸株料、そして品受・品渡には手数料が発生します。

他者と比較するPTS信用取引

PTS信用取引を導入しているのは、auカブコム以外ではSBI証券や楽天証券などがあります。

他者とのサービスの違いは以下の通り。

取引時間や対象の市場に大きな差はありません。また、3社とも夜間帯にPTS信用取引は不可能です。

大きく異なるのは手数料であり、auカブコム証券は取引手数料が無料です(2020年8月25日現在)。しかし上記の通り金利・貸株料などの諸経費は別途負担となります。