auカブコム証券は、MUFGグループと連携して様々な金融サービスを提供している会社です。
株式・債券・CFDなど取り扱う金融商品は様々です。
この記事では、auカブコム証券が提供するFXのサービスについて解説します。

auカブコム証券が提供する2つのFXサービス
auカブコム証券では、「シストレFX(自動売買)」と「くりっく365(取引所FX)」の2つのFXサービスを提供します。加えて裁量トレードも可能です。
ここではauカブコム証券の2つのFXサービスを紹介します。
FXサービス①auカブコム証券のシストレFX
システムトレードでは自分で戦略を選択すれば、プログラムに従って自動的に取引が行われます。
手動でトレードする必要がないため、自分の時間を確保できる点がメリットです。スプレッドはドル円0.2銭、ユーロ円0.4銭の原則固定。手数料はかかりません。
また、通貨ペアは12ペアです。注文種類は成行、指値、逆指値、ストップリミット、ストリーミング、トレール、OCO、IFD、IFOなど。
システムトレードを導入している他社と比較してみます。
auカブコム証券 | みんなのFX | ライブスター証券 | |
---|---|---|---|
手数料 | 無料 | 無料 | 1万通貨単位(南アフリカランド/円は10万通貨単位)あたり片道200円(税込) |
スプレッド | ドル円0.2銭、ユーロ円0.4銭 | ドル円1.9銭 | ドル円0.9銭 ユーロ円1.9銭 |
通貨ペア | 12ペア | 27ペア | 24ペア |
注文方法 | 成行、指値、逆指値、ストップリミット、ストリーミング、トレール、OCO、IFD、IFOなど | 成行 | 成行 |
このようにauカブコム証券は、他と比較すると通貨ペアが少ない一方で、スプレッドが狭く、注文方法が豊富です。

FXサービス②auカブコム証券のくりっく365
くりっく365は取引所取引と呼ばれ、日本初の公的なFX市場です。
顧客からの証拠金は東京金融取引所で保管されます。一方でFX会社を利用したFXは店頭取引と呼ばれ、顧客からの証拠金はFX会社が保管します。
くりっく365は様々なFX会社で利用できますが、スプレッドとスワップポイントは東京金融取引所からの情報で決まるため、FX会社による違いはありません。
くりっく365を利用できる他社と比較してみます。
auカブコム証券 | 大和証券 | 岡三オンライン証券 | 住友SBIネット銀行 | |
---|---|---|---|---|
手数料 | 無料(くりっく365ラージの場合は片道940円税抜) | 無料 | 無料(くりっく365ラージの場合は片道1,018円税込) | 片道51円税込 |
レバレッジ | 25倍上限 | 25倍、20倍、10倍、5倍、2倍、1倍から設定 | 10倍、5倍、2倍、1倍から設定 | 25倍、10倍から設定 |
ロスカット設定範囲 | 75%未満 | 100%、80%、70%、60%、50%から設定 | 100%、90%、80%、70%、60%、50%から設定 | 100%、90%、80%、70%、60%、50%から設定 |
通貨ペア | 対円通貨ペア14種類、クロスカレンシー通貨ペア25種類 | 対円通貨ペア17種類、クロスカレンシー通貨ペア11種類 | 対円通貨ペア18種類、クロスカレンシー通貨ペア12種類 | 対円通貨ペア14種類、クロスカレンシー通貨ペア11種類 |
くりっく365が利用できるほとんどのFX会社では、手数料が無料です。通貨ペアの数にも大きな差はありません。
auカブコム証券と他社の異なる点は、レバレッジが東京金融取引所の基準で決定されることです。
証券をFXの証拠金に!「株式・投信担保サービス」
auカブコム証券では、株式・投信担保サービス(代用有価証券)が利用できます。
このサービスは保有している株式や投資信託を、FXなどの取引の証拠金の代わりにできるサービスです。
担保率は70%であるため、トレードできる額は保有している株式・投資信託の価値の1.7倍分。ただし、全ての銘柄を証拠金として代用できるわけではないのでご注意ください。
- 代用有価証券サービスを提供している証券会社
- SBI証券
- マネーパートナーズ
担保率や、担保に利用できる有価証券などに大きな差はありません。
