Monero (XMR)とは 特徴紹介
  (アルトコインシリーズ)

Monero(モネロ)

さて、今回のアルトコインはMoneroです。通貨単位は「XMR」です。

ここ数ヶ月の間に力強く価格が上って来ましたね。

モネロはプライバシー重視の暗号通貨です。

通常ビットコインやイーサリアムはユーザーIDにより誰でもトランザクションを見ることができますが、このモネロは暗号化して追跡できない仕組みになっています。

要するに、どのように資金の流れがあったか把握できないようになっているわけです。

 

■モネロについて

数名のコアチームメンバーにより開発され、2014年4月にリリースされました。

PoW(Proof of Work)アルゴリズム「CryptoNight」を採用しBytecoin(BCN)のコードをベースに(フォーク)しています。

開発当時はビットモネロと呼ばれ後にモネロとなったようです。

供給量はLISKと同じ無限大です。(発行上限が決まっていない。)

 

■現在の時価総額は。。。

現在10位ですね、時価総額約1513億円他の通貨に比べれば1コインあたりの単価が高いですね。

ビットコインに比較的影響されにくい通貨という印象がありますが・・・
今後、更に期待したいですぅ。

(参照:coinmarketcap.com 10月9日現在)

 

■モネロの匿名性

モネロの送金トランザクションでは情報を隠匿するための特徴的な送信方法があります。

例えばAさんがBさんに対して256.44XMRを送金

この256.44は200+50+6+0.4+0.04など、複数に分解されそれぞれ送金されます。

ブロックチェーン内では200、50、6、0.4、0.04として処理されるので他のデータと交じると判別が出来ません。

もちろん送信者や受取側のIDも乱数で生成されたアドレスとなり外部からは解読不能となります。

受取側でそれぞれ分解されたトランザクションを結合して送金された値を取り出すという仕組みなのです。

このような匿名性のあるコインは以前紹介したZcash(ZeroCoin)がありましたね。

 

参考:「ZCASH(ジーキャッシュ)とは(https://bitcoin-fx.jp/?p=1098)」

 

しかし、モネロはこのZcashが採用しているゼロ知識証明(ZKP)は歴史が浅いため、時間の経過により暗号を破られる可能性があると指摘しています。

 

一方モネロは「ワンタイム・キー」と「リング・シグネチャ」の2重の鍵によって保護されています。

リング・シグネチャとは通常一つの秘密鍵(プライベートキー)と公開鍵(パブリックキー)を使い保護されていますが、一つの鍵では誰が署名したかを特定できてしまいますので、この公開鍵を複数束ねて使用することによって秘密鍵を使った人を特定されにくくしているのです。

⇒MONEROモネロの取り扱いがある国内唯一の取引所はcoincheckコインチェックだけになります。(2017年10月現在)
【参考】 おすすめ仮想通貨取引所・比較ページへ

 

■モネロの公式ウォレット

MONEROのマイニング紹介です。

モネロの公式サイト(https://getmonero.org)から「monero-wallet-gui」をダウンロードします。
GUIバージョンをダウンロードしてください。

 

バージョンナンバーもまだ、v0.11なのでベータ版と思われます。上の画面はMacOSのものです。

左側のメニューを見て頂ければ大体どんな機能があるか分かりますね!

ウォレットですから当然「送金」「受取り」さらに「電子署名」「支払証明(領収書)」「マイニング」もできるようです。

マイニングに関しては他にLISKウォレット、NEMウォレット
【おすすめ記事】
仮想通貨の将来を見た!「近未来の銀行」ネム(nem)(https://bitcoin-fx.jp/?p=2266)」

などもあります。

これらマイニングに関しては今後紹介していく予定です。

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