日本時間6月23日午前1時ごろ、コインデスク英語版の報道で、決済企業であるペイパルが仮想通貨の直接販売を予定していると報道がありました。
これを好感してか、ビットコインは101万円台から103万円近くまで大きく上昇しました。
現在、ペイパルはコインベースなどの取引所の資金引き出しとして利用されています。同社が所有するモバイル決済サービス、Venmoでサービスが開始される可能性があるということです。なお、Venmoは若者の間で人気となっており、アカウントは5200万以上だといいます。
流動性を確保するために、複数の取引所と提携する可能性があるということです。コインベースとビットスタンプが有望だとされていますが、2社からの回答は得られていないようです。
なお、サービス開始は、今後3カ月以内であるということ。
仮想通貨を提供するフィンテックアプリの収益
パイパルが仮想通貨の提供に積極的なのは、収益力にあるようです。TwitterのCEOであるジャックドージーがローンチしたペイメントサービスSquareは、2018年半ばにCash Appでビットコインの購入を開始しました。Cash Appの直近の収益報告では、ビットコインの収益は3億600万ドル≒約310億円でした。
また、2017年サービスを開始したロンドンのRevolutは、Bitstampとパートナーシップを結び、5億ドル億を調達。 $企業価値は5.5億ドルになったといいます。また、2020年2月に株式市場での最近の小売ブームを後押ししていると考えられているフィンテックアプリであるRobinhoodは、2018年2月に仮想通貨の提供を開始しました。
出所:PayPal, Venmo to Roll Out Crypto Buying and Selling: Sources