筆者が最初にビットコインを知ったのは、2013年のキプロス危機の時でした。キプロス危機とは、EU債務危機によりキプロスの財政がひっ迫し、国民の預金から税金を徴収、ATMからの引き出し額も制限したことで混乱が発生したことです。
当時の仮想通貨取引所と言えば、krakenくらいしか知らず、コインチェックもビットフライヤーもありませんでした。
色々あって最初に買ったのはXRPでしたが、そんな昔話をしたところ意外と人気があったので、つらつらと書いていこうと思います。
さて、今回は2016年に2回目の半減期を迎える前のビットフライヤーでの話をしていこうと思います。
ビットフライヤーでの勉強会に20人近く集合
ビットフライヤーは、2014年に誕生。その後に、マウントゴックスの大規模資産流出によりビットコイン≒詐欺のように見られるという厳しい船出となりました。
そんなビットフライヤーですが、2015年にはレバレッジ取引であるビットフライヤーFXをスタートさせていました。
2015年は、何も大きなイベントがなく、ただただ価格が低迷する時代でした。一方で、リップルは認知度を上げ国内で秘かに盛り上がっており、0.3円程度から一時3円まで上昇する最初のブームがあったのでした。
そんな時期に筆者は仮想通貨の世界に入り、ビットコインが半減期を迎える2016年にビットフライヤーに行くことになります。それは、ひろぴーさんが仮想通貨のセミナーをやるからでした。
出所:ぱくたそ ※イメージ写真です
そのころには、FXをやっている友人の半数くらいはビットコインに興味を持っており、半減期のことも知っていました。当時、赤坂にあったビットフライヤーの20人はいるかどうかの会議室は、ひろぴーさんの中人知人でほぼ満席。改めてビットコイン、ブロックチェーンの仕組みを勉強しようと、皆さん真面目に話を聞いていました。
その時のビットコインの価格はたしか、4万円くらい。500円のBTCをプレゼントしてもらった記憶があります。そのビットコインは、2018年4月か5月くらいに、会社を辞めることになったエンジニアさんにプレゼントしました。
◇2016年のビットコインの日足チャート
話は飛んでしまいましたが、当時のビットフライヤーFXは、なんとかまともなチャートになったレベル。今のモナコインの方が売買代金がある気がしますが、その頃から墨汁うまいさんや、ヨーロピアンさんが参戦していたかと思うと、感慨深い気がします。
板がスカスカだったにもかかわらず、100万円あれば1500万円分の取引が可能でした。400BTCくらい買えば、チャートが吹きぶようなことができましたが、そんなことをやるトレーダーは誰もいなかったことを考えると、かなりまともなトレーダーしか当時のビットフライヤーにはいなかったのではないかと、今になってしみじみ思います。
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