今回はbitFlyer(ビットフライヤー)が提供する、レバレッジ取引ツールのLightning(ライトニング)の見方や、ライトニングを使ったレバレッジ取引のやり方を説明します。
ちなみに基本的なレバレッジ取引のやり方を知りたい人は「【仮想通貨レバレッジ取引入門ガイド】初心者でも迷わないやり方を8ステップで紹介!」をご覧ください。

レバレッジ取引専用ツールbitFlyer Lightning(ビットフライヤー・ライトニング)
bitFlyer(ビットフライヤー)には、レバレッジ取引が行える2つの取引ツールがあります。
- bitFlyerウォレットのLightning(ライトニング)
→以後「スマホアプリ版ライトニング」と記載 - Lightning(ライトニング・ウェブ)
→PC・デスクトップ用、以後「ライトニング・ウェブ」と記載
少しややこしいですが、つまりスマホ版とウェブ版があるということです!
【PC・デスクトップ版】bitFlyer Lightning(ビットフライヤー・ライトニング)ウェブ

bitFlyer(ビットフライヤー)のLightning Web(ライトニング・ウェブ)は、PCやデスクトップ用にデザインされた、本格的な仮想通貨取引ツールです。
チャートをカスタマイズできたり、様々な特殊注文が行えたり、またレバレッジ取引以外にも現物取引所や先物取引も行えたりと、プロも納得する様々な機能が備わっています。

スマートフォンアプリ「bitFlyerウォレット」のLightning(ライトニング)
上記のライトニング・ウェブを、スマートフォン向けにデザインしたものが、スマホアプリ版Lightning(ライトニング)です。
機能性ではライトニング・ウェブに劣りますが、スピード注文機能や板の表示機能などは備わっていて、また見やすいデザインであるため、外出先でもストレスなくトレードができます。
なおスマホアプリ版のライトニングは、bitFlyerの純正スマホアプリの「bitFlyer ウォレット」の中に搭載されているため、別のアプリとしてインストールする必要がありません。
「bitFlyer ウォレット」
PC・デスクトップ版Lightningウェブとスマートフォンアプリ版Lightningの違い
ではbitFlyer(ビットフライヤー)のライトニング・ウェブとスマホアプリ版ライトニングには、どのような違いがあるんでしょうか?
今回はレバレッジ取引において、特に重要な5つの機能を比較しました。
PC・デスクトップ版 (ライトニング・ウェブ) |
スマホアプリ版 (ライトニング) |
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チャート設定 |
|
時間足変更のみ可 |
注文種別(種類) |
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レバレッジ倍率変更 | 〇(1倍・2倍) | × |
取引板・歩値値の閲覧 | 〇 | 〇 |
銘柄 |
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|
比較すると、スマホアプリ版ライトニングは機能的に見劣りしてしまいます。
ただしライトニング・ウェブは高機能すぎるが故に、スマートフォンでは使いづらいため、シチュエーションに合わせてそれぞれ使い分けると良いでしょう。

証拠金はどのくらい入金すれば良いの?利益の目安から決める
「証拠金はどのくらい入金すれば良いの?」という疑問には、あなたの資金と目標利益による、といった回答になります。
どのくらいの証拠金があれば、どれだけ利益を出せるのかを下記の表にまとめました。
証拠金(円) | 注文数(BTC) | 利益目安(円) |
2,500 | 注文不可(ただし証拠金の100%を使用すれば可) | – |
5,000 | 注文不可(ただし証拠金の50%を使用すれば可) | – |
1万 | 0.01 | 500 |
5万 | 0.05 | 2500 |
10万 | 0.1 | 5,000 |
100万 | 1 | 50,000 |
例えば当初1万円をビットフライヤーに証拠金として入金しようとしていたとします。その場合、上記の条件における1取引の損益は約500円です。
仮にビットコインで5万円の変動が月に10回あったとして、その全てにおいて利益を出せたら合計5,000円/月の利益です。
しかし実際そのように上手く取引できることは稀ですので、目安として証拠金の5%〜10%が月利になると想定して入金額を決めると良いでしょう。
※なお今後最大レバレッジが2倍になった時は、上記証拠金に2倍を掛けた金額が必要になります。
最低でも必要な証拠金は2,500円
また最低でも2,500円の証拠金が必要です。ビットフライヤー・ライトニングのBTC FX(レバレッジ取引)の最低注文は0.01BTCと設定されています。
そのため1BTCが100万円の時に、レバレッジ2倍だと最低注文額は【100万÷2×0.01=50,00】となり、50,00円の証拠金が口座に必要です。
レバレッジ取引初心者にオススメの証拠金は1万円
だからといって2,500円しか入金をしなかった場合、仮に最大注文数で注文を行いビットコインが5万円値上がったとしても、利益はわずか500円です。これではあまり費用対効果が良いとは言えません。

ビットフライヤーレバレッジ取引の手数料
bitFlyer Lightning(ビットフライヤー・ライトニング)のレバレッジ取引には、主に下記3つの取引手数料があります。
- 取引手数料
- Lightning FX/Futures スワップポイント(建玉完了料)
- Lightning FX SFD(価格乖離解消料)
それぞれの内訳は下記表の通りです。
bitFlyerレバレッジ手数料 | 内訳 |
取引手数料 | 無料 |
Lightning FX/Futures スワップポイント(建玉完了料) | (建玉金額の絶対値 × 0.04% /日)の合計 |
Lightning FX SFD(価格乖離解消料) | 取引数量 × Lightning FX 取引価格 × SFD 比率(0.25%〜2%) |
ビットフライヤーのSFDとは?

bitFlyer(ビットフライヤー)のSFD とは、(Swap For Difference)の略で、直訳すると「違いによる徴収」です。
つまり、ビットフライヤーのビットコイン現物取引の価格(BTC/JYP)と、レバレッジ取引(BTC/JYP-FX)の価格が、5%以上乖離したときに発生する手数料のことです。
SFDは、ビットフライヤーのビットコインの現物とレバレッジの価格を、極力同じにするために設けらました。
そのため、下記のように少し複雑な手数料設計となっています。
約定の種類 | 新規注文 | 決済注文 |
価格乖離を拡大する方向の約定 | SFD 徴収 | SFD 徴収 |
価格乖離を縮小する方向の約定 | SFD 付与 | SFD なし |
分かりづらいと思うので、下の図をご覧ください。
図はbitFlyer(ビットフライヤー)で、ライトニングの価格(BTC/JPY-FX)が、現物取引の価格(BTC/JYP)よりも上の方向に大きく乖離した状況です。
この場合は(BTC/JPY-FX)の価格を下げて乖離をなくすため、価格を上げる注文にはSFDの手数料徴収が行われます。
ですので下記2つの注文をするとSFD手数料が発生します。
- 売りポジションの決済注文(決済買い)
- 新規買い注文
一方で価格を下げる注文にはSFDの徴収は発生せずに、むしろ自ら新規の売り注文を行い価格を下げようとした人には、SFDが付与される待遇があります。
なお買いポジションの決済(決済売り)をした人も価格下落に協力していますが、残念ながらSFDの付与は行なわれません。

ビットフライヤーSFDはどのくらい?手数料計算
bitFlyer(ビットフライヤー)のSFDがどういった仕組みなのかは理解できたと思います。
では実際どのくらいの手数料になるのかを計算してみましょう。
bitFlyerレバレッジ手数料 | 内訳(円) |
必要証拠金 | 50,000 |
取引手数料 | 無料 |
SFD手数料徴収(0.25%〜2%) | 125円/日(5万×0.0025) |
5万円分のポジション(25,000円の証拠金)に対して、最低でも0.25%(250円)のSFD手数料が発生します。
もし価格乖離が大きいと最大2%(1,000円)のSFD手数料となるため、証拠金を大きく圧迫します。価格の乖離率は常にチェックしておきましょう。
価格乖離 | SFD 比率 |
---|---|
5% 以上 10% 未満 | 約定金額の 0.25% |
10% 以上 15% 未満 | 約定金額の 0.50% |
15% 以上 20% 未満 | 約定金額の 1.00% |
20% 以上 | 約定金額の 2.00% |
SFDの確認方法
bitFlyer(ビットフライヤー)のリアルタイムのSFD(価格乖離率)は、ライトニング・ウェブでは注文パネルから確認ができます。
しかしスマホアプリ版ライトニングからは、SFDが確認ができないためbitFlyer SFD viewerのような、外部サイトをブックマークしておくと良いでしょう。

【スマートフォンアプリ版】bitFlyer Lightningのレバレッジ取引のやり方
手順1)bitFlyerウォレットから日本円入金
まずはbitFlyer ウォレットからbitFlyerの口座に日本円を入金します。ここでの入金額は、上の項目「証拠金はどのくらい入金すれば良いの?利益の目安から決める」で決めた金額にしましょう。
入金手順は下記の通りです。
- 画面下の入出金をタップ
- 日本円をタップ
- 入金をタップ
- 銀行口座から振り込み、またはクイック入金をタップし案内に従う
ちなみにまだ証拠金をいくらにするか悩んでいる方は、とりあえず1万円の入金をオススメしています。
手順2)銘柄選択(BTC-FX/JPY)でスマホアプリ版ライトニングに移動
ビットフライヤーに入金が完了したら、下記の手順で銘柄を選択します。
- ホームをタップ
- Lightning(ライトニング)をタップ
- BTC-FX/JPYをタップ
なおライトニングには下記3つの銘柄がありますが、レバレッジ取引ができるのはBTC-FX/JPYのみです。
- BTC/JPY(現物)
- BTC-FX/JPY(レバレッジ)
- ETH/JPY(現物)
手順3)スマホアプリ版ライトニングにて証拠金口座への振替
銘柄を選択すると、取引ツールの「bitFlyerLightning(ビットフライヤー・ライトニング)」の画面に切り替わります。
そしたら先ほどbitFlyer(ビットフライヤー)の口座に入金した日本円を、下記の手順で証拠金口座に移します。
- 証拠金口座をタップ
- 預入証拠金の日本円をタップ
- 預入金額(JPY)に移管したい金額を入力
- 「証拠金口座へ預入」をタップ
なお現物口座と証拠金口座間の手数料は無料で、移動は即時完了します。
また現物口座にあるビットコイン(BTC)を証拠金口座に移すこともでき、その際は日本円に自動換算され証拠金口座に充当されます。
手順4)スマホアプリ版ライトニングのチャート設定
入金が完了したら、下記の手順でチャートの設定を行いましょう。
- 画面上のチャートをタップ
- 好みの時間足を選択
なおスビットフライヤーのマホアプリ版ライトニングでは、テクニカル指標の設置やラインの描画はできません。
ライトニング・ウェブを使用するか、bitFlyer Lightning(ビットフライヤー・ライトニング)トレンドラインとフィボナッチ・リトレースメントの引き方」をご覧ください。
手順5)新規注文方法
bitFlyer(ビットフライヤー)スマホアプリ版ライトニングでの新規注文は画面下の2種類のボタンから行え、それぞれに下記の特徴があります。
- 左右の売買ボタン(スピード注文)
→指値のみ、価格変更不可、数量は0.1・0.5・1BTCのいずれから選択 - 真ん中のボタン(注文画面に切替)
→指値・成行の選択可、指値価格変更可、数量入力可
レバレッジ取引に慣れないうちは、真ん中のボタンから注文画面に行き、価格・数量を確認してから注文するようにした方が注文ミスを避けられるでしょう。
手順6)決済注文
仮想通貨のレバレッジ取引にはポジション(建玉)という概念があります。買い(又は売り)でポジションを保有し、その後売り(買い)を行いポジションを解消したときの差額が、損益として口座に反映されるようになっています。
バレッジ取引の新規注文(ポジション保有)が完了し、相場が変動すると含み損・含み益(以後、含み損益)が発生します。
この含み損益は決済注文で確定(ポジションを解消)させます。
ビットフライヤースマホアプリ版ライトニングでは、下記の手順で決済注文を行います。
- 画面左側の建玉(たてぎょく)をタップ
- 保有中の建玉(ポジション)が表示され、「建玉を決済する」をタップ
- 買いポジションの決済注文であれば「売り」を、売りポジションの決済注文であれば「買い」をタップ
- 確認画面が表示されるので、問題がなければ「確認」をタップ
手順7)スマホアプリ版ライトニングの損益確認
決済注文が完了したら、売買損益を確認してみましょう。スマホ版ライトニング左側の「損益計算」から、折れ線グラフで損益が確認できます。
また損益の集計期間は切替ができます。
- 日次
- 週次
- 月次
- 年次
- カスタム
番外編)スマホアプリ版ライトニンでレバレッジ倍率の変更する方法
スマホアプリ版ライトニングから、レバレッジ倍率を変更したい場合は下記の手順で行います。
- bitFlyerウォレットのメニューをタップ
- Lightning Web(ライトニング・ウェブ)をタップ
- ライトニング・ウェブのメニューから設定をタップ
- レバレッジ設定から好みの倍率を選択する
ビットフライヤーライトニング・ウェブは、このようにスマートフォンからも利用ができます。

【PC・デスクトップ版】bitFlyerLightning Webのレバレッジ取引のやり方
次に【PC・デスクトップ版】のbitFlyer Lightningでレバレッジ取引を行う手順を解説してします。
手順1)Lightning Webにログイン
ビットフライヤーのライトニング・ウェブにログインします。IDとパスワードはbitFlyer(ビットフライヤー)で使用しているものと同じです。
手順2)bitFlyerに入金する(振込)
下記の手順でbitFlyer(ビットフライヤー)に入金を行います。ライトニング・ウェブの証拠金は、bitFlyerの口座から資金移動したものを充てるためです。
- トップページに左側のメニューから、「入出金」を選択
- 日本円ご入金を選択
- 三井住友銀行または住信SBIネット銀行を選択
- 案内に従って振込を行う
bitFlyer入金する(クイック入金)
クイック入金にも対応しています。銀行や機関ごとに手数料が異なるため注意しましょう。
- 住信SBI銀行:無料
- イオン銀行:330円
- その他の銀行(ペイジー):330円
- コンビニ:330円
手順3)証拠金口座に資金を移動する
入金しbitFlye(ビットフライヤー)rの口座へ反映が完了したら、下記の手順で証拠金口座へ資金を移動させます。
- 入出金の「Lightning FX/Future口座」を選択
- 通貨選択欄から日本円(JPY)を選択
- 証拠金口座に移動したい金額を入力
- 証拠金口座へ預け入れるを選択
なおビットコインを証拠金にしたい場合は「BTC」を選択しましょう。また証拠金口座から現物口座への移動もここで行います。
手順4)ライトニング・ウェブのチャートを設定する
ビットフライヤーのライトニング・ウェブには、下記3種類のチャートがあります。
- ライトチャート(Light Chart)
- クリプトチャート(Crypto Chart)
- オリジナル(Original)
オススメは、チャート分析はあまりしない人ならライチャートで、チャート分析を本格的にする人ならクリプトウォッチです。
下記に3つのチャートの違いを比較しました。
ライトニング・ウェブチャートの見た目の違い
ユーザーインターフェースは3つとも似ています。強いていうのであればクリプトウォッチは機能ボタンの数が多いです。
ライトニング・ウェブチャート機能の違い
LightChart(ライトチャート:デフォルト) | Cryptowatch(クリプトウォッチ) | Original(オリジナル) | |
主なインジケーター |
|
合計33のインジケーターを搭載 |
|
ライン描画 フィボナッチ描画 |
× | 〇 | △ フィボナッチ不可 |
ローソク足以外のチャート形状 | × |
|
ラインチャート |
ローソク足の自動サイズ変更 | 〇 | 〇 | △ (1時間足以下はチャートを縮小して表示。ただし縦幅が狭く視認性に欠ける) |
日本語 | 〇 | 英語(毎回日本語に変更が必要) | 〇 |
機能面は3つとも大きく異なります。特にクリプトウォッチは、豊富なインジケーターやチャート形状を揃ているため、このチャートのみで分析を済ませられるでしょう。
ただし言語表記が英語ですので、ログインするたびに日本語に変更するか、そのまま英語で使用するかの慣れが必要です。

ライトニング・ウェブのチャートの変更方法
ちなみにチャートの色見は[設定>テーマ]から変更ができます。
また[設定>テーマ]からチャートやライトニング・ウェブ全体の色味を変更できます。
チャートを全画面表示
上部の通貨ペアのタブ切り替えで、トレードしたいチャートを開くことができます。
チャート左上部の通貨ペアをダブルクリックすると、チャートだけの全画面表示が別窓で開きます。
クリプトチャートの見方・使い方
今回は、ビットフライヤーライトニング・ウェブのクリプトチャートの各種インジケーターの設定方法を説明します。
まずはここで各メニューの名称を覚えていてくださいね。
チャートスタイル(ChartStyl:ローソク足の設定)
ロウソク足、平均足、バー、ラインなど、対象の時間足を何で表示させるかを選ぶことができます。
メジャーなのはロウソク足と平均足です。ロウソク足は、15分足なら、15分の中での始値、終値、高値、安値が1本の足の中で確認することができます。
平均足は、前回の足の高値を上抜くか、安値を下抜いた場合にだけ色が変わり、連続したトレンドを視覚的に色で見ることができます。

テクニカル指標(オーバーレイズ:Overlays)の設置方法
オーバーレイズは、チャート上に表示させる罫線分析ツール(インジケーター)です。
EMA(指数移動平均線)、SMA(単純移動平均線)、ボリンジャーバンドなどが定番です。
各パラメーターの数値も変更でき、EMAやSMAは最大5つまで同時に表示させることができます。
上のチャートでは、ボリンジャーバンドとEMAを表示させてみました。
EMAは、短期~長期の複数のEMAを同時に表示させることで、長期ラインの下に短期ラインがあるときは下落、長期ラインの上に短期ラインがあるときは上昇と判断することができます。
また、ボリンジャーバンドは逆張りや順張りに使用するインジケーターで、2という数値は2σ(シグマ)を意味し、2σなら95%の確率でその範囲内に収まり、3σなら99%がその範囲内に価格が収まるといいます。
逆に言うと、2シグマに到達して価格がボリンジャーバンドに接し続けている場面では、トレンドが発生していて一方通行であると言えます。期間やシグマを調整してみて、順張りに使用するのか、逆張りに使用するのか試してみてください。
インジケーター(オシレーター)の設置方法
ビットフライヤーのクリプトチャートのIndicators(インジケーターズ)は、チャートとは別窓で表示される分析ツールです。オシレーターとも呼ばれます。
オシレーター指標でメジャーなものは、以下の3つあたりでしょうか。
- Volume(売買ボリューム)=注文数量の大きさで方向性をみる
- MACD=二本の移動平均線で相場の周期を捉える。色変わりでトレンドの転換を見る
- RSI=安値圏からの上昇で買う、高値圏からの下降で売るといった逆張りのタイミングに使用
それぞれのパラメーター(期間)は、時間足によって調整するとより精度が増します。
インジケーターのより詳しい意味や使い方は、色々なところで紹介されていますので、トレードに活かしたい方はぜひ検索して勉強してみてください。
なおライトニング・ウェブでトレンドラインやフィボナッチ・リトレースメントを引きたい人は「bitFlyer Lightning(ビットフライヤー・ライトニング)トレンドラインとフィボナッチ・リトレースメントの引き方」をご覧ください。

手順5)ライトニング・チャートの新規注文のやり方
bitFlyer(ビットフライヤー)ライトニング・ウェブのチャートの設定が完了したら、いよいよレバレッジ取引の注文を行います。手順は下記の通りです。
- 画面中央の水色の枠内上部にある「指値・成行・特殊」のいずれかを選択
- 数量を入力
- 売り又は買を入力
- 確認画面に切り替わるので、問題がなければ左側のボタンを選択

手順6)ライトニング・ウェブで使える注文方法
bitFlyer(ビットフライヤー)のライトニング・ウェブでは、主に下記3つの注文方法が選べます。
- 指値
- 成行
- 特殊
それぞれの注文方法の特徴を紹介します。
指値(さしね)注文
買いたい売りたい価格を入力し、数量を指定して予約注文をすることです。注文のみで、決済は別途行う必要があります。
現在価格から少し離れた価格を入れることで、注文状況にオーダーが入ります。
注文が実行(約定)されていないうちは、「✖」ボタンで注文を取り消すことができます。
成行(なりゆき)注文
現在価格ですぐに購入したい場合に即時注文をすることです。
特殊(とくしゅ)注文注文
IFD(イフダン)、IFDOCO(イフダンオー)などを組み合わせて注文することができます。
IFDOCOはとても便利で、「If Done + One Cancels the Other order」の略です。
予約注文(IF Done) に加え、2種類の決済注文を出し事前にリスクを管理できるのです。
IFDOCOでは、例えば下記のような注文が行えます。
- もし価格が40万円を割ったら買い注文×1を入れる
- 決済1>50万まで戻ったら決済(利確)×1
- または決済2>35万円を割ったら決済(損切り)(One Cancels the Other order)
また上記の2番と3番は、どちらかが約定したらもう一方を自動キャンセルします。
注文種別についてもっと詳しく知りたい人は「」をご覧ください。

手順7)ライトニング・ウェブで決済注文を行う
bitFlyer(ビットフライヤー)のライトニング・ウェブで新規注文が約定すると、建玉を保有した状態になります。
この建玉を解消し損益を確定させるには決済注文を下記の手順で行います。
- 画面左下の建玉欄から、決済注文を行いたい建玉を選択
- 注文種別を「シンプル・IFD・OCO・IFDOCO」の中から選択(デフォルトではシンプルが選択済)
- 執行条件※を「指値・成行・STOP(ストップ)・STOP-LIMIT(ストップリミット)・TRALING(トレーリング)」の中から選択
- 決済したい数量を入力
- Place Order(プレイス・オーダー)を選択
ライトニング・ウェブの執行条件とは
執行条件とは、注文が約定するための条件のことで、それぞれの特徴は下記をご覧ください。
- 成行:その時に一番有利な条件で約定
- 指値(逆指値):指定価格よりも有利な価格で約定
- ストップ:執行価格を指定する成行
- ストップリミット:執行価格を指定した指値
- トレーリングストップ:値動きに合わせてストップの執行価格が連動する指値
なお、まだレバレッジ取引に慣れない内は、成行か指値を選択しておいた方が良いです。
ライトニング・ウェブでの注文キャンセル方法
ビットフライヤーのライトニング・ウェブで注文をキャンセルするには、画面左下の「注文」からキャンセルした注文を選択し、各員ん画面から「この注文をキャンセルする」をタップします。
ただしすでに約定した注文はキャンセルできません。
ライトニング・ウェブの損益確認
決済注文が約定したら、下記の手順で損益を確認してみましょう。
- ライトニング・ウェブのメニューから「損益履歴」を選択

【まとめ】ビットフライヤー・ライトニングでのレバレッジ取引のやり方
今回は、レバレッジ取引初心でも、bitFlyer Lightning(ビットフライヤー・ライトニング)でレバレッジ取引ができるやり方を説明しました。
スマホアプリ版とウェブ版で多少機能は異なりますが、基本的な手順は同じです。
レバレッジ取引を覚えて、資金効率の良い取引ができるようになりましょう!
なおその他のレバレッジ取引所について知りたい人は「国内の仮想通貨(暗号資産)レバレッジ取引所11社を比較!手数料や使いやすさなど11項目を比べてランキング」もご覧ください。