もくじ
【結論】リスクリワード計算ツールはリスク管理把握に最適!
FXなどレバレッジを掛けれる商品を取引するにあたって、損益比率(リスクリワード)を考えることは非常に重要です。
TradingViewには損益比率をチャート上に簡単に表示できるツールが備わっていまるので、今回は損益比率の計算ツールを紹介していきます。この記事でしっかり読み込んで使い方を理解しておいてくださいね。このツールを使ってチャート上に描画するだけで、描画した範囲で計算されたリスクリワードが分かりやすく表示されます。さらにこのツールをもとに発注をすることもできるのでトレードにおけるリスク管理を効率良く行いたいTradingViewアカウントをお持ちでない方はこの機会にぜひ口座を作ってみてくださいね!
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リスクリワードとは
トレードで得た利益とトレードで出した損失の割合のことです。1を下回ると損失の方が大きいということになります。例えばトレードの平均利益が100pips、平均損失が100pipsならリスクリワードは1、これが平均利益が50pipsで平均損失が100pipsならリスクリワードは0.5となります。勝率が7割でもリスクリワードが1以下ならいわゆるコツコツドカン状態ということです。計算式は平均利益÷平均損失です。リスクリワードは1回のトレードにおける期待値と考えることができ、同じ手法を繰り返す上で手法の勝率とも密接に関連してくるので重要な考え方になります。
勝率 | リスク:リワード (pips) |
トレード100回後の利益 | |
手法A | 90% | 10:30 | +260pips |
手法B | 90% | 10:10 | +80pips |
手法C | 60% | 10:30 | +140pips |
手法D | 60% | 10:10 | +20pips |
上の表のように、リスクリワードが良ければ勝率が高くなくても長期的な利益の獲得につながります。勝率が高い手法でもリスクリワード(期待値)がゼロを割るようであれば勝つことは難しいですし、反対にリスクリワードが高ければ高勝率とまではいかない手法であっても長期的には利益が残ることになります。
リスクリワードの比率は、発注をする際の利益確定及び損切りの指値・逆指値注文設定に置き換えることができます。リスク管理をするためにも、リスクリワードを意識したトレードをするよう心がけましょう。

損益比率の計算ツール使い方
リスクリワードを計算するのは面倒くさいという人もいると思います。そんなときはTradingViewの損益比率の計算ツールを使いましょう。チャートに反映するだけでエントリーからイグジットのリスクリワードが一目瞭然になります。使い方を画像で説明していきます。
TradingViewのチャート画面の左側にあるツールバーから「ロングポジション」「ショートポジション」のどちらかを選択し、チャートをクリックすると計算ツールが表示されます。この画像では「ロングポジション」を表示させています。考えているエントリー水準で表示させ、狙っている利食いと想定している損切り水準の比率を中央に書かれているリスク/リワード比で確認しましょう。
丸の部分で範囲を変更することができます。位置を変更したい場合はツール上でホールドすると移動させることができます。
設定から変更もできます。ツール上で右クリック→「設定」を選びます。「パラメーター」では口座サイズやティックなどを設定できます。1ティックは0.1pipsになります。1回の取引で想定するリスクの設定は口座資金に対する割合の他に価格で設定することも可能です。リスク管理で重要な利益幅や損切り幅の細かな価格もここで設定できます。「スタイル」では色の変更ができます。
この計算ツールで自身の取引のリスクリワードを簡単に設定することができるので、ぜひ使ってみてください。
リスクリワード計算ツールから注文できます
このリスクリワードから注文することが可能です。まずは下部の「トレードパネル」からブローカーにログインしてください。通貨シンボルもデフォルトの「FXCM」から取引するブローカーのものに変更します。今回はサクソバンクにログインします。
ログインしたらチャートに表示した計算ツール上で右クリックし、「指値注文を作成」を選択します。
注文パネルが表示されるので、価格や数量などを設定しましょう。設定が終わったらこの画面だと「USDJPYを指値で買い」をクリックして注文が確定します。
【まとめ】損益比率(リスクリワード)の計算ツールの活用方法
いかがでしたでしょうか。取引で常に変動する価格に対してリスクリワードを意識した分析は大変ですが、この損益比率の計算ツールを使えばチャート画面上に自動で計算し表示してくれるので簡単にリスク管理に必要な計算をすることができます。また、チャート上に表示されるので値動きや他のテクニカル指標、引いたラインなどの分析と連動して見ることができるので、視覚的にも分かりやすいです。TradingViewに接続されたブローカーを使っている方はリスク管理を備えたチャート分析を即注文につなげることができます。TradingViewの損益計算ツールを利用すれば簡単にリスクリワードが分かります。計算しながらブローカーへの注文も簡単にできる非常に便利なツールなので、ぜひ活用してみてください。