ファクトム(Factom)について
 (アルトコインシリーズ)

ひろぴー

ひろぴー

ラジオ日経パーソナリティ兼FX・BTCコラムニスト(週5本・・・。)
FXトレードで毎日ゆったりまったり勝負中!最近はどっぷりBTCトレードにハマっております。過去にXRP70万枚のハッキング経験あり^p^

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ひろぴー

■ファクトムの概要

  • 2014年6月11日 ポール・スノー氏により githubに公開
  • 2015年1月25日 Factom ver.0.1をリリース
  • 2015年3月31日から5月15日トークンセール期間中、4,379,973 Factoidsが販売され、2,278 BTCを調達。
  • 2015年6月30日 ファクトム財団とファクトムInc.の分離
  • 現在のFactoids供給:8,753,219 FCT(factom.com調べ)
  • ファクトム通貨はFactoids(FCT)です。
  • Factorm Inc.は現在アメリカテキサス州オースチンに本社を置いています。

ファクトムの企業理念は「HONESTY(正直)、TRUST(信頼)、IMMUTABILITY(不変性)」Factomの企業名はその名の通り「事実」を認証するという所から来ているようです。

ファクトムの特徴は文書管理とその文書の認証システムを持っています(ネット上の公証人みたいなものですね)。

 

■ファクトムのしくみ

ファクトムはいわゆるビットコイン2.0に部類する分散型ブロックチェーンプラットフォームで基本的にビットコインのブロックチェーンに依存しています。

以前Liskで紹介(リスクLISKとは・アルトコイン)したサイドチェーンシステムによりシステムへの負荷を軽減しています。

ファクトムのサイドチェーンの方法は独特で通常ビットコインブロックチェーンを使用しますが「M2」と呼ばれる機能によりネットワーク内の全てのデーターを「Entries(エントリー)」と「Chain(チェーン)」に整理します。

ユーザーデータはエントリに格納されますが、チェーンはエントリを相互に関連付けます。

すべてのチェーンにはエントリブロックがあり、10分ごとに新しいエントリが生成されるようです。実はこの「M2」システム、それらの情報をビットコイン(bitocoin)とイーサリアム(Ethereum)のプラットフォームに分散させているようです。

驚きです!

しかし、これ以上私が調べる上で詳しい内容が出てきません。おそらくホワイトペーパーを公開した後に導入された新しいシステムではないかと思われます。

 

■現在のファクトム(FCT)価格

な、なんと40位まで落ちているではないですか!(2017年8月16日現在:coinmarketcap.com調べ)


今年5月の終わりから急に延びてきましたが、6月のビットコイン大暴落からまだ立ち上がれない状況が続いています(悲
ガンバレー!と思わず声が出てしまいます。

 

 

■ファクトムという企業

ファクトムは現在「Factom Inc.」という企業で管理運営されています。そういった意味では一意の企業に管理されているシステムで、ビットコインを始めとする中央集権的ではない仮想通貨のシステムとは若干イメージが違いますね。

もう一つ、ファクトム財団という財団があります。

ご存じの方も多いかと思いますが。あの「ビル&メリンダ・ゲイツ(Bill&Melinda Gates)財団」(2016年11月18日)からの資金提供を受けて、ファクトムのブロックチェーン技術を発展途上国の医療記録を確保するなど医療分野に於ける個人の医療記録によりスマホで直ぐに確認できるシステム作りを目指して設立されました。

 

(ファクトムホームページより:factom.com)

 

現在ファクトムには2つの大きなソリューション「Harmony」と「DLOC BY SMARTRAC」があります。

さらにアメリカ国土安全保障省(DHS)より199,000ドルの助成金を受けブロックチェーンを利用したIoTに関するプロジェクトも立ち上がっています。

【“Blockchain Software to prove Integrity of Captured Data from Border Devices” (2016年12月)】

 

ブロックチェーンを応用したIoTの応用例として個人的にとても興味があったのでアメリカ国土安全保障省のホームページから一部抜粋(google翻訳)を載せておきます。

「IoTデバイスは私たちの日々の生活の中に組み込まれています。私たちが着用するデバイスから私たちが着用するデバイスに至るまで、これらのデバイスを敵から守ることは非常に重要です」とReginald Brothers博士課長。「S&Tは、国土安全保障企業のための斬新なソリューションの開発を支援するために、わが国のイノベーターと関わることに興奮しています。

Internet of Thingsは、モバイルデバイス、情報技術ネットワーク、接続されたセンサーおよびデバイスの融合です。DHS OTSはセキュリティソリューションを求めており、DHSによって監視されている16の重要インフラ部門を含め、これらのドメインを保護するための状況認識とセキュリティを向上させるための新しいアイデアや技術を求めています。

S&Tのシリコンバレー・イノベーション・プログラム担当マネジング・ディレクター、メリッサ・ホー氏は、「スタートアップ・コミュニティはIoTの革新的な商用ソリューションをすでに開発しているので、それを活用してはいかがですか?「DHSは、このコミュニティに関与して、企業に大きな影響を与える製品にアクセスし、この勧誘がDHSにもたらす可能性のあるソリューションの多様性に非常に感銘を受けた」

Factom Inc.チームは、最も安全なネットワークの1つ、ブロックチェーンを活用して、なりすましを防ぎ、データの完全性を保証するためにデバイスを認証することを提案しています。ファクトムは、デバイスの識別情報、製造元、使用可能なアップデートのリスト、既知のセキュリティ問題、および付与された権限を取得し、追加されたセキュリティの時間を追加するアイデンティティログを作成します。目標は、デバイスの過去の記録を破損させる可能性のあるハッカーの能力を制限し、偽装することをより困難にすることです。

 

その他にも2回のファンディングに成功しているようです。

日本ではあまり知られていないようですが、かなりイケイケ企業のようですね。

 

前述の「Harmony」ソリューションですがファクトムのホームページによると

「文書管理ソリューションをブロックチェインベースの文書プラットフォームに変換し、文書の消失、監査時間の短縮、コストのかかる紛争の防止を実現します。

Blockchain上の物理的な文書を保護する画期的な文書認証ソリューションです。」とあります。

一方の「DLOC BY SMARTRAC」については

「Factomは、RFID製品の開発、製造、サプライヤーであるSMARTRACと提携してdLocを提供することを誇りに思っています。

dLocは、出生証明書、土地のタイトル、医療記録などの重要な文書を確実に認証する文書の認証と検証です。

現在、政府、銀行、病院、大学などの重要な記録を発行している機関は、ブロックチェイン技術の力と、業界標準の信頼を置いて、重要な記録の完全性を保護することができます。」とあります。

 

随分と仮想通貨のFactom(FCT)とかけ離れてしまいましたが、「ブロックチェーン2.0」技術を用いてここまで開発に取り組んでいる企業もあると言うことがおわかり頂ければ幸いです。

このファクトムが実用化されればどうなるでしょうか?

まず身分証明証にこの機能が備われば、身元から住所、年齢性別名前学歴収入などあらゆる個人情報が確実に漏洩せずに保持することができるようになります。

マイナンバーカードといったものは不要になるでしょう。ファクトムのブロックチェーン技術を備えたカードやトークンがあれば、全て事足りますし、悪用される心配もありません。

また米国政府がここまでして開発費用を捻出しているには理由があります。

ロシアや中国、北朝鮮からのハッカーやスパイに対しての情報漏えいを限りなく100%に近い状態で防ぐことが可能になります。

機密文書や極秘データなど、このファクトムのブロックチェーンを用いれば、非常に安全に情報交換ができるわけですね!

もし2016年までにこの技術が確率できていれば、クリントン大統領候補も、過去の失態も漏洩せずに済んでいたことでしょう。(笑)

こういった情報のやり取りに長けている技術ですので、米国政府が動いているのだと思われます。

しかし、ここまで信頼性を含んでいるファクトム通貨なのに何故もっと価格が上がらないのでしょうか?

個人的には非常に注目をしております。

今後に期待しましょう!

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