TradingViewのウィジェットツールを活用しよう

TradingViewには、マーケットに関する多くの情報が集約されています。
特にウィジェットツールは、TradingViewが提供するデータを外部リンク内で確認することができるツールです。これらの情報をソースにした無料のウェブマスターツールとしてチャートやリアルタイムデータを外部サイトでも埋め込むことができます。
例えば、自分のウェブサイトやブログに、「為替のチャートをのせたい」といったことも、簡単に実装することができます。
今回はどんなウィジェットがあるのか1つずつ見ていこうと思います。
利用できるツールにもさまざまなタイプがあり用途によって使い分けてみてください。

ウィジェットを利用するには

ウィジェットツールはサイトの詳細から、ウィジェットを選択すると各ツールを選べるページに行けます。

ウィジェットツール開き方

ウィジェットの種類

それでは、利用できる各ウィジェットの紹介をしていきます。

TradingViewチャートへ

①アドバンスドチャートウィジェット

普段TradingViewで利用しているチャートをウェブ上に貼り付けることができます。
ウィジェットツール

②テクニカル分析ウィジェット

一つのシンボルに対して買いなのか売りなのかが分かりやすく表示できます。
ウィジェットツール

③マーケット概要ウィジェット

マーケットごとに選択したシンボルを一覧表示できると共に、
上のタブを切り替えることでマーケットの変更も可能になっています。
ウィジェットツール

④マーケットデータウィジェット

先ほどのデータがコンパクトな概要だったのに対し、こちらは詳細なデータを表示することができます。
ウィジェットツール
⑤株式市場ウィジェット
その日の株式市場の値上がり・値下がり銘柄を表示することに特化しています。
ウィジェットツール

経済指標カレンダーウィジェット

各国の経済指標が表示できます。特定の国だけを選択して表示することも可能です。
ウィジェットツール

ティッカーウィジェット

選択したシンボルの現在価格をバーで表示することができます。
ウィジェットツール

ティッカーテープウィジェット

こちらも⑦と同様にバーで選択シンボルの現在価格の表示します。右から左へと流れていくのが特徴です。
ウィジェットツール

⑨シングルティッカーウィジェット

場所を取らず、シンプルに一つのシンボルを表示します。ウィジェットツール

⑩ミニチャートウィジェット

こちらもシンプルな一つのシンボル表示ですが、特定期間の簡易チャートも表示されます。ウィジェットツール

⑪シンボル概要ウィジェット

こちらは特定のシンボルのチャートと現在価格をシンプルに表示することができます。
上のタブでシンボルを複数追加・切り替えることも可能です。ウィジェットツール

⑫シンボル情報ウィジェット

こちらは一つのシンボルの現在価格と必要な情報を簡潔に表示したものです。ウィジェットツール

⑬FXクロスレートウィジェット

各国の通貨ペアの価格を表示したものです。一覧できると共にドルストレート・クロス円といった分類で比較することも容易に確認できます

ウィジェットツール

⑭為替ヒートマップウィジェット

こちらは、通貨ペアの一覧から現在価格ではなくその通貨の強弱を知ることができます。ウィジェットツール

⑮スクリーナーウィジェット

マーケットの各銘柄を項目別に詳細をウィジェット上で検索・表示することができます。ウィジェットツール

⑯仮想通貨マーケットウィジェット

仮想通貨に特化した必要な情報を一覧でみることができます。ウィジェットツール

⑰ファンダメンタルデータウィジェット

株式銘柄の詳細なデータを知るにはうってつけです。
ウィジェットツール

⑱企業プロフィールウィジェット

企業プロフィールに限らず、中には通貨ペアや仮想通貨でも表示可能なシンボルがありますので、チェックしてみてください。

ウィジェットツール

設定方法

では、実際にウィジェット一覧の一番上にあるアドバンスドチャートウィジェットを自分の表示させたいチャートへ変更していきます。
詳細→「ウィジェット」を選択するか、もしくはこちらから下の画像の画面を開き、追加したいウィジェットの下に配置されている「ウィジェットを利用する」を選んでください。
ウィジェットツール
今回は「最先端のリアルタイムチャートウィジェット」のウィジェットで説明していきます
これを選択すると設定画面にうつり、チャート画像の下に「埋め込みコード」と「サイズとデフォルト」の欄があります。これらの設定を変更すると自動的に埋め込み用のコードも書き換えられていく仕組みです。
設定方法
まずは表示させたいシンボルを検索していきます。今回はドル円を表示させます。
「デフォルトシンボル」を選択すると検索候補から探すこともできます。

次に、初期時間足を1時間足に設定します。日本時間に合わせる場合は、隣のタイムゾーンで東京時間(UTC+9)に変更していきます。

個人の好みの話ですが、カラーテーマでは「ライト」と「ダーク」が選択できます。

「バーのスタイル」はポピュラーなローソク足を選択してみます。

次に、下のチェックマークをつけるとその機能が追加されます。
「ウオッチリストの表示」にチェックを入れると検索バーが表示されるので追加したいシンボルを入れてください。今回はドル円以外のユーロ円とポンド円を追加しておきます。
追加後に削除したい場合は右側の×マークを押すことで削除できます。
ウィジェットにウオッチリストを表示させる
その他にも「描画ツールバーの表示」「インジケーターの表示」にチェックを入れてインジケーターにはMACDを選択してみます。
ウィジェットにMACDを追加表示
最後に「デフォルトデータの範囲」を年初来に設定し
設定方法
自分が表示させたい項目を全て変更し終わったら、一番下の「適用」ボタンを押してください。
作ったウィジェットを確認
するとサイトページ上にあったチャートが先ほど設定した通りに表示されているはずです。
ウィジェットにトレンドラインを描画
描画ツールバー機能も表示させたので、チャート上にラインを引くこともできます。

ウィジェットの埋め込み方

自分でウィジェットを設定・作成したら、次は外部サイトへの貼り付けです。
埋め込みコードをコピー
先ほど設定した項目の隣、チャート左下にある埋め込みコード欄からコードをコピーして埋め込みたいサイトページのHTML入力欄にテキストとしてペーストするだけです。
テキストに埋め込みコードを貼り付け

すると、作成したチャートが埋め込まれます。
【サンプル】

 



この記事上に今回作成したものを埋め込みましたが、チャートがリアルタイムで表示され、チャートの設定変更や描画ツールを利用できるのが分かるかと思います。

【まとめ】ウィジェットツールの活用方法

今回紹介したウィジェットツールは、TradingViewで利用できるデータから目的に沿った形に合わせてデータを提供しています。他の証券会社のツールでは網羅していないものもたくさんあり、自身のサイトのオリジナル性を出す手助けをしてくれるかもしれません。また、普段利用しているチャートはもちろん、マーケットごとのデータや金融商品の価格が見やすいティッカーウィジット、為替のヒートマップやファンダメンタルズのデータやプロフィールが表示できるウィジェットなど、TradingViewで利用可能なさまざまなシンボルのデータを利用可能です。
ウィジェットツールにおいても多様な表示タイプが揃っているので、カスタマイズしたり組み合わせて使ってもよいでしょう。ブログやサイト運営をやられている方はぜひ利用してみてください。
ウィジェットツール提供ページから自分が表示したいものにカスタムし自動で作成された埋め込みコードを貼り付けるだけと、利用方法も簡単です。

自身がTradingViewで利用している環境を外部のサイトなどでもリアルタイムチャートとして再現し表示させることができます。
その他のウィジェットツールもあるので、目的に合ったものを組み合わせて利用してみてはいかがでしょうか。

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ラジオ日経パーソナリティ兼FX・BTCコラムニスト(週5本・・・。) FXトレードで毎日ゆったりまったり勝負中!最近はどっぷりBTCトレードにハマっております。過去にXRP70万枚のハッキング経験あり^p^詳しくはこちら! >ひろぴーの略歴・経歴