ネム(NEM)が大きく上昇をしております。
8月1日のビットコイン分裂後、落ち着きを見せている暗号通貨市場。
ビットコインが史上最高値を更新し盛り上がりを見せておりましたが、ここでアルトコインの中で一際輝きを見せています。
史上最高値はおよそ37.50円前後になり、現在の33〜34円付近では時価総額が3000億円を回復し、暗号通貨市場第5位となっています。
3位のリップル、4位のビットコインキャッシュとはまだ倍以上の乖離があるが、それだけまだ余力があるということになり、買いやすいコインではないでしょうか。
リップルの時価総額(7500億円 2017年8月上旬現在。)に追いつくときはネム価格は70円近辺で推移をしていることになるでしょう。
そういった意味では、まだまだ現在の価格は安いのではないでしょうか。
■テックビューロがCOMSAを発表!ICOで資金調達
8月1日、ビットコイン取引所Zaifを運営するテックビューロがICOプラットフォームを発表し、資金調達に動くことになりました。
ICOとは、暗号通貨型クラウドファンディングで、暗号通貨のトークンを発行して、それを世界中のユーザーに購入して頂き、ブロックチェーン技術開発、及び販売、普及を目指すための資金を調達する方法です。
従来の企業は、株式を発行し、それを株主となって頂ける方々に株式を販売しておりました。
買って頂いた株主から資金調達をするのが従来の方法でしたが、日本の証券取引所や海外の証券取引所に上場をして資金調達をするため、上場コストや上場維持費など、従来のランニングコストは非常に多くかかっておりました。
そこで暗号通貨のトークンを使うことにより、これら従来のコストを大幅に削減する仕組みなのです。
また暗号通貨は世界中の誰もがスマホ1台で安易に取引が可能です。よって日本だけでなく、世界中の投資家から資金を調達できるメリットがあります。
次世代、暗号通貨型クラウドファンディングの総称がICOであるとご理解頂いてよいでしょう。
まさに未来行くフィンテック企業ならではの資金調達方法になります。
■COMSA(コムサ)というトークンを販売して資金調達をする。
このCOMSAというブロックチェーン技術へ投資されるフローをご紹介します。
簡単にいえば、トークンを発行し販売する→その売上をCOMSAプロジェクトの資本金とする方法です。
日本の仮想通貨法に順守した形を取っております。
また資本調達後、資金管理、システム管理はテックビューロが責任者となって運営していく形となっております。
このCOMSA(コムサ)のホワイトペーパーによると、ネム、ビットコイン、イーサリアムでの資金調達が可能となっており、これらの暗号通貨→COMSAという技術へ。そしてトークン発行→ユーザーへ購入にして頂く、というキャッシュフローとなっております。
COMSAプロジェクトとなっている案件へ資本が向かい、大掛かりなビジネス・プロジェクトへ発展をしていきます。
もちろん、その案件ごとに大成功をしたり、失敗に終わったりもしてしまうでしょう。
その代わり、成功した見返りとしてこのトークンの値上がりが期待できたり、何らかの形で暗号通貨の配当?リターンが得られる可能性・期待もあります。
いわゆる、未上場の株式付与にて上場した場合恩恵が受けられるIPO的なニュアンスでご理解頂ければと思います。
■まずはNEMから資金が集中はじまる!
ICOの場合は、失敗すれば詐欺呼ばわり、成功すれば投資家全員が莫大な恩恵が受けられるかなり対象的な結果となります。
従来の得体の知れないICOは多くありましたが、今回は仮想通貨事業者協会に所属するテックビューロが責任者として、旗振り役として明確化されており、すでに用途先も3プロジェクトまで確定しているようです。
これはそのプロジェクトが成功・失敗はわかりませんが、その内容を吟味して各個人投資を判断してみると良いのでしょう。
出所チャート:coincheck
そういった意味では応援する気持ち、長期的な目線で投資してみるとよいでしょう。
それぐらいの気持ちで各個人、許容範囲の金額で投資をしてみると良いのではないでしょうか。
決してICO=詐欺といったわけのわからないネット情報を鵜呑みするのではなく、これらの資金調達されたものがどういったプロジェクトやビジネスに使われるのか吟味して投資するのが良いと思われます。
もしそれがなくなったとしても文句は一切言わないつもりです。
現在、NEMが購入できる企業は、コインチェックとザイフになっております。
間もなく、ビットバンクも取扱がスタートするようです。
ビットコインおすすめ取引所に各社の紹介を書いておりますので、ぜひ御覧ください。
【関連記事】