ADXの使い方【BTC(ビットコイン)トレード編】

ADXとDMIの使い方を紹介致します。

【読み方】

ADX:「えーでぃえっくす」

DMI:「でぃーえむあい」(DI:「でぃーあい」と表記することも。)

DMI+とDMI−と2種類の線があることを覚えておいてください。

⇛【参考】ビットコインMT4 RSIトレード記事はこちら。

■出所:ビットポイントジャパン レバレッジ口座用 MT4チャートツール

一緒に表記されることが多く、DMIを設定して自然にADXもついてきたり、ADXを設定すると自然にDMIがついてきたりと、ビットコイン業者によっては表記が違うので注意をしてください。

オシレーターの中ではちょっとマイナーな存在ですが、ビットコイントレードで多用することが個人的に多いです。

 

勢いを測るADX

RSIやMACDとは全く別物です。

順張りのエントリータイミングをサポートしてくれる指標だと思ってください。

主にトレンドの勢いを測定する指標で、トレンドの勢いがあれば、そのまま一気に上昇、または一気に下落する可能性がありますので、相場の方向に沿って成行きでエントリーすることをおすすめ致します。

例を紹介します。

 

■出所:ビットポイントジャパン レバレッジ口座用 MT4チャートツール

 

【ADX数値の設定】

おすすめの設定はADX14です。

そしてレンジ内の基準となる線が35%ラインになります。
(■FXや株の場合、25%ラインで設定されることが多いのですが、ビットコイン市場はボラテリティ(変動幅)が高すぎるので35%をおすすめします。)

ここを超えて上昇すると、そのトレンドに勢いがある証拠っと判断します。

もし35%ラインを超えて上昇をしているときは、トレンド発生している可能性が高く、トレンドはトレンドでも強いトレンドと判断しやすく、成行きで相場の方向にエントリーをすることができるようになります。

 

■出所:ビットポイントジャパン レバレッジ口座用 MT4チャートツール

■下落トレンドのときにADX14が35ラインを超えてきた。下落トレンドに勢いがでた証拠。
(ADX14は単体ではまず使いません。他のオシレーターと組み合わせると威力を発揮します。)

⇛【参考】ビットコインMT4 RSIトレード記事はこちら。

 

ストキャスティクスと組み合わせて使う。

■出所:ビットポイントジャパン レバレッジ口座用 MT4チャートツール

BTC/JPY1時間足です。

ローソク足上昇トレンドの押し目形成中?かもしれません。ストキャスティクスがゴールデンクロスしました。しかも20%ライン付近で。
参考:ストキャスティクスの使い方をご存じない方はこちらをご覧ください!

ローソク足のトレンドが少し下落をして、大きな上昇トレンドの小休憩が入ったのかもしれません。

チャンスです。大きな上昇トレンド再開の場合、ADX14も35%ラインも数時間後に超えてくるかもしれません。

 

■こうった局面ではどうやって考えるか?

浅い押し目を待ってエントリーを模索→ストキャスティクスがゴールデンクロスしたタイミングで買いで入ります。

この局面では1ポジション、打診買いをしてみるのです。その後、思惑通り上昇して、ADX14が35%ラインをブレイクしてきたとします。

その場合は、追加で成行でポジションをさらに入れましょう。計2ポジションです。

このように他のオシレーターと組み合わせ使うときに、ポジションコントロールにも使えます。

ADXは単体だけで使うにはちょっと信憑性に欠けますが、サポート役としては非常に助かるテクニカルであることは間違いありません。必ず表記しているテクニカルの一つです。

ビットコイン市場はファンダメンタルズ要素がまだまだ少なく、突然動いたり、速報がかなり遅れて届いたりすることもしばしばです。

よって、相場の勢いを測定するツールがあると、非常に便利になります。

一先ずその勢いに乗って、トレードすることができるからです。

最もシンプルに申し上げると、エントリーを間もなくするか、エントリーを見送るかを判断できる指標と言えるでしょう。

ぜひ、ADX+ストキャスティクス or MACD or RSIでチャート設定してみてください。順張りトレードが非常にやりやすくなります。

次回、DMIの使い方についてお話したいと思います。

 

■【ADX使い方 まとめ】

・ADX(Average Directional Movement Index)の略で、「エーディーエックス」と略して読まれる。

・数値設定はADXを「14」に。 勢いを計るブレイクラインを35%ラインで設定をする。(FXや為替は通常25で使われることが多い。)

・35%ラインをADXが抜けてきたら、上昇トレンドだろうが、下降トレンドだろうが、トレンドに勢いがある証拠だ、っと認識してトレードすること。

・ADXは他のテクニカルと組み合わせて使い、順張りトレードのサポート役として使う事。

今回はADXの説明だけで長くなってしまいましたので、DMIの使い方は次回にしたいと思います。

今回のチャートツールはビットポイントのMT4チャートツールになります。
デスクトップからでもPCからでも簡単操作で日本一分析ツールが充実しているアプリです。
非常に便利ですから、ぜひお使いください。

テクニカル指標解説リスト
|ボリンジャーバンド
|トレンドライン・水平線
|移動平均線(SMA)
|一目均衡表
|RCI
|MACD
|RSI
|ストキャスティクス

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