TradingView(トレーディングビュー)チャートの基本的な使い方を5ステップで解説!

TradingView(トレーディングビュー)初心者の方で…
「試しにチャートを触ってみたけど、機能があり過ぎて使い方がよくわからない!(涙)」
と困っている方も多いのではないでしょうか?

またTradingView中上級者の方は…
「とりあえずTradingViewのチャートは使えてはいるけど、まだ知らない機能がたくさんある」
という方もいると思います。

そこでこの記事では、TradingView初心者や中上級者でも知っておいきたい、TradingViewの基本的な使い方について解説します。

読み終わった頃には、TradingViewでの一通りの操作が把握できていることでしょう。

この記事は、TradingView Japanのマーケティングディレクターやシステム開発エンジニアを擁するCXRエンジニアリング(株)が監修しています。
  BASIC
(無料)
Essential
(エッセンシャル)
Plus(プラス)
オススメ!!
PREMIUM
(プレミアム)
チャート表示数 1 2 4 8
チャート
レイアウト保存数
1 5 10 制限ナシ
インジケーター
設置数
3 5 10 25
同時アクセス端末数 1 2 5
インジケーター
テンプレート保存数

1

制限ナシ

1ヶ月契約 無料
14.95ドル
(2,312円)
29.95ドル
(4,631円)
59.95ドル
(9,270円)
1年契約 無料
155.4ドル
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もくじ

【レベル別】TradingViewの使い方習熟度とは

TradingViewの使い方を知る前に、あなたのTradingViewのレベル(習熟度)を確認しておきましょう。

TradingViewのには数十もの機能があります。そこでより効率的に使い方を覚えられるように、読者のレベルごとに機能をまとめました。

レベル別の目次

【レベル1:初心】チャート画面の見方・基本操作編
(開き方・メニューバー・サイドバー・通貨ペア・ティッカー ・時間足・レイアウト・表示・etc…)

【レベル2:初級】チャートでのライン描画の仕方編
(水平線・トレンドライン・カラー・形状・etc…)
【レベル3:中級】インジケーターの使い方編
(RSI・ストキャスティクス・MACD・RSI・ロングショート比率・出来高プロファイル・etc…)
【レベル4:上級】チャートツールの使い方編
(一括管理・アラート・アルトコイン比較チャート・ウォッチリスト・ショートカットキー・etc…)
【レベル5:熟練】SNSや外部接続機能の使い方編
(SNS・トレードアイディア・トレードパネル・etc…)

【レベル1:初心】TradingViewチャート画面の見方・基本操作編

レベル1では、TradingView初心者トレード初心者だったら最低限知っておきたい、チャートの見方や使い方について説明します。

目次レベル1

【レベル1】TradingViewチャート画面の見方、使い方

そもそもTradingViewってなに?という方は、TradingViewはインストール不要のブラウザ上で使える高機能チャートツールだと思ってください。
株や為替(FX)、仮想通貨、先物(CFD)トレーダーにとって、使い心地の良い高性能チャートや分析ツール、リアルタイムの市場データ配信、世界中のトレーダーが参加するSNSツールを搭載しています。

さらに詳しくは「TradingViewとは?チャート分析ツール、市場データ、専用SNSの3つの特徴から網羅的に解説」の記事をご覧ください。

TradingViewチャートの開き方

まずは、TradingViewのチャートの見方、使い方を説明します。

チャートを開くには、メニューバーの「チャート」ボタンを押します。
メニューバー
また、メニューバーが見当たらない場合は、画面上部の「TradingView」ボタンをクリックし、「チャート機能」を選択します。
TradingView アイコン
メニュー
「チャートを開く」を押します。

新しいチャートレイアウトを新規作成したい場合は、
赤枠の矢印を押し、緑枠の「新規チャートレイアウト」を選択します。
新規チャートレイアウト

過去に保存したチャートレイアウトを開きたい場合は、「チャートレイアウトを読み込み」の

ボタンを押し、レイアウトの一覧を開きます。

チャートを開いたら、チャートツールについて次はみていきましょう。

TradingViewチャート上部メニューバーの使い方

上部メニューは、チャートの表示内容の変更や、レイアウト管理をすることができます。
上部メニューバー

表にまとめてみました。

  アイコン 説明
銘柄、通貨ペア、商品先物などティッカーの検索窓です
時間足の種類を選択できます
チャートの種類を選択できます
比較、シンボルの追加ができ、主要インデックスや好きなチャートをメインチャート上に重ねる(or並べる)ことができます
インジケーターとストラテジーを選択しチャートに追加できます
インジケーターのテンプレート保存、管理します
アラートを追加します
チャートの表示バーを、過去に遡ってリプレイする機能です
操作を巻き戻したり、1つ前に戻すボタンです、操作ミスをしたときに便利です
チャート表示数と配置を選択できます
チャートレイアウト管理メニューです
チャート設定画面開きます
フルスクリーンモードにします
チャートのスナップショットをワンクリックで撮影でき、保存とツイート機能があります
チャートレイアウトの公開ボタンです

TradingViewチャートサイドバーの使い方

TradingViewは、チャート分析ツールが充実しています。

アイコン 名称 説明
カーソル カーソルの種類を選択できます
トレンドラインツール トレンドラインを描画するときに使う描画ツールです
水平線、チャネルラインなど様々な種類のトレンドラインが引けます
ギャン&フィボナッチ
ツール
ギャンファンやフィボナッチが手軽に引ける描画ツールです
幾何学的図形 長方形、楕円形などといった図形がチャートに描ける描画ツールです
アノテーション
ツール
テキストツールで、コメントをつけたり、矢印で目立たせたりします
パターン エリオット波動分析や、サイクルの分析などが分析できます
予測ツール 「日付範囲」、「価格レンジ」、「日付と価格範囲」はチャートに予測した結果を残しておきたい場合に使用します
アイコン チャートに目印をつけたい時に使うツールです
ものさし 指定した期間の正確な情報と値幅、変動率が表示されます
ズームイン チャートを拡大表示、縮小表示できます
マグネット マグネット機能がオンになると、チャートに描画したものが最も近くの高値、安値、終値、始値に自動調整されます
描画モードを維持 1種類の描画ツールを連続で使用したい時にオンにしておくと便利です
ロック ロックをオンにすると、描画したものの変更や削除、移動ができなくなります
非表示 すべての描画ツールを非表示にします
削除 チャートレイアウト、インジケーター、両者を一括削除できます
オブジェクト
ツリー
表示させているインジケーターや描画ツールを一括で管理できます

スマートフォンアプリでも同様に、チャートツールが使用できます。
チャートツールで何ができるかということがわかれば、あとは実際に表示させてみて自分の好きなツールを見つけてみてくださいね。

通貨ペアの探し方

TradingViewで表示できるチャートの種類は多岐に渡り、FXや仮想通貨の場合はリアルタイムデータが無料で見れます。(一部有料のものもあります)
なので、FXや仮想通貨の場合は、通貨ペアを探すにはお使いの証券業者を指定してから、検索するのをお勧めします。
もし、指定がなければ通貨ペアを入力してそのまま検索しても構いません。

FX会社

例えば、チャート上部メニューバーの一番左の検索窓に「USD」と打ち込むと、通貨ペアの一覧が表示されます。
USDティッカー一覧

当てはまらない場合は、「条件に合うシンボルがありません」と表示されるので、他のキーワードを入れてみてください。

良く使うティッカーの一覧

日経225mini(ミニ)期近 OSE:NK225M1!
日経225先物(ラージ) 期近TOPIX OSE:NK2251!
JPX日経400 TSE:JPXNIKKEI400
マザース指数 TSE-MOS
マザーズ指数先物 OSE:MOTHE1!
CME日経平均先物(円建て)期近 CME:NL1!
CME日経平均先物(ドル建て)期近 CME:NY1!
ダウ平均株価 TVC:DJI
ダウ先物 DJCFD:DJI
S&P500 SPX
NASDAQ(ナスダック) TVC:IXIC
VIXリアルタイム TVC:VIX
WTI原油 USOIL
プラチナ XPT
ゴールド XAU
シルバー XAG
TOPIX TSE:TOPIX

チャートの表示方法

TradingViewではデフォルトでカラーが「ダーク」と「ライト」の2種類あり、容易に変更できます。
右クリックを押し、カラーテーマを選び、好きな方を選択するだけで、パッと切り替えができるのです。

カラーテーマ

ライトテーマとダークテーマ
ライトテーマ(左)とダークテーマ(右)

また、TradingViewでは、一画面に表示できるチャートの数が、プランによって異なります。
無料プランですと、1つまでですが、PROプランだと2つまでで、チャートの配置も縦に2つ並べるのか横に並べるのか選べます。

表3

TradingViewチャート画面の設定方法(レイアウト、テンプレート)

チャートの表示方法を変える(バー・ローソク足・ライン)

TradingViewでは、ローソク足を始め、12種類のチャートを表示させることができます。

チャートの種類

右端の星マークを押すと、お気に入り登録ができます。

お気に入りから削除する場合は、もう一度星のマークを押して、黄色から白色に戻します。
お気に入りにした「バーの種類」と「時間足」はチャート上部のメニューバーに追加されて、ワンクリックで選択できるようになります。
チャートメニューバーのお気に入り

チャートの時間足を変える

TradingViewで見れる時間足は種類が豊富です。
これもプランによってそれぞれ特徴が違うので、表示できる時間足をプランごとに表にまとめてみました。
表4
無料版でも有料版でも変わらず、13種類の足を見ることができます。(2019年9月時点)
それに加えて、Premiumプランでは、秒足の1,5,15,30秒足を見ることができます。Pro以上の有料版限定にはなりますが、9分足や20分足、2時間足などいろいろな時間足を追加できます。
カスタム足の追加は、時間足を選択するメニューの黄色枠で囲った一番下にあります。

チャートを保存する

TradingViewでは、チャートレイアウトは自動保存がデフォルトで設定されています。
チャートレイアウトを変更し、保存したい場合は、

保存
となっていることを確認しましょう。
「Ctrl+S」のショートカットでも保存可能です。

チャートレイアウト設定の使い方

共有をオンにすると、リンクを知っている人がチャートレイアウトを閲覧することができます。
「名前を変更」でチャートレイアウトを一つのセットとして保存できます。

「コピーを作成」で、コピーを複製し別のレイアウトとして保存できるようになります。
次からは、実際にチャート分析ツールの詳細を解説していきます。

 

【レベル2:初級者】TradingViewチャートでのライン描画の仕方編

TradingViewの使い方レベル2

レベル2では、こチャート分析初級者人がまず覚えたい、TradingViewチャートへのライン(線)の描画方法について解説します。トレンドラインや水平線を描画してフォーメーション分析をマスターしましょう!

目次レベル2

  • 【レベル2】TradingViewの水平線の引き方
  • TradingViewのトレンドラインの引き方
    • TradingViewのトレンドラインの種類
  • TradingViewで水平線やトレンドラインの色や形式を変える方法など
    • ①ラインをテンプレートとして保存する方法
    • ②ラインの色
    • ③④ラインの太さやスタイルを変える方法
    • ⑤ラインにテキストを表示する方法
    • ⑥ラインにアラートを追加する方法
    • ⑦描画の優先順位を変える方法
    • ⑧ラインを複製したりコピーする方法
    • ⑨ラインをロックする方法
    • ⑩ラインの非表示にする方法
    • ⑪ラインを削除する方法

TradingView公式サイトへ

【レベル2】TradingViewの水平線の引き方

画面左側の「/」ボタンから、「水平レイ」を選択します。

チャート上に十字の点線が表示され、引きたい価格に移動させタップすると、水平線が描画されます。

TradingViewのトレンドラインの引き方

画面左側の「/」ボタンから、「トレンドライン」を選択すると、画面中央に丸型のアイコンが現れます。そのアイコンを選択し、線を引きたい方向に引っ張るように移動させるとトレンドらいんを描画できます。

線の位置を調整したいときは、線をタップしてトレンドラインの両端に表示される丸アイコンを移動させることで、線の位置が変わります。

TradingViewのトレンドラインの種類

TradingViewのトレンドラインには、以下の3つのタイプがあります。

  1. 通常のトレンドライン
  2. 矢印のトレンドライン
  3. 直線状に伸びるトレンドライン

これらは、トレンドラインをタップして現れるメニューの、「」の前にある2つのボタンから設定できます。

どちらかのボタンをタップすると、3つのボタンが表示され、左から1通常、2矢印、3直線状のトレンドを選ぶことで、トレンドラインのタイプが変わります。

なお「」の前にある2つのボタンの違いは、」の隣にあるボタンではトレンドラインの起点となった側がその隣にあるボタンでは起点とは逆側のタイプが変更できます。もちろん両方のタイプも変えられます。

トレンドラインの形状や色の変更方法は、水平線と同様です。

TradingViewで水平線やトレンドラインの色や形式を変える方法など

線の調整は下図のメニューからできます。
メニュー

①ラインをテンプレートとして保存する方法

描画のスタイルを保存してテンプレートにすることができるメニューです。
テンプレートに登録することで、今後も同じ描画設定を呼び出せるようになります。

②ラインの色

色

ラインの色を変更することができます。

③④ラインの太さやスタイルを変える方法

TradingViewの描画ツールでは、4つの太さと3つのスタイルから、合計で12種類の形状が選べます。さらに色を変更することで線の見分け方に困ることはなくなることでしょう。

⑤ラインにテキストを表示する方法

⑤のボタンを押すと設定設定が表示され、そこからライン上にテキストを表示することができます。いつ描画したのかなどのメモを残すのに便利な機能です。

⑥ラインにアラートを追加する方法

アラート設定

TradingViewでは、6番目の時計マークのボタンをタップすることで、引いた線に対してアラートをセットできます。

例えば価格の高値がラインにタッチしたり、終値がラインにタッチしていたら知らせるなどの、細かな設定もできます。

アラート機能の概略はこのページの下の段落にも記載されていますので、読み進めていってくださいね。

⑦描画の優先順位を変える方法

表示の順序変更

描画の有線順位とは、より前面に表示させる順番のことで、TradingViewでは7番目のボタンをタップすることで設定できます。

例えば線同士が重なり、より大事な方を強調したいときなどに使うと良いでしょう。

⑧ラインを複製したりコピーする方法

8番目のアイコンをタップすることで、ラインを複製やコピーして、同じ種類の線を引くことができます。

なおキーボードでは、ラインを選択し多状態でctr+Cでコピー、ctr+Vで貼り付けができます。

⑨ラインをロックする方法

ロック

9番目のアイコンをタップすることで、引いた線を固定し、動かせないようにします。

たくさん描画すると、タッチミスで線の位置がズレてしまうこともあるので、こまめにセットしておくと良いでしょう。

⑩ラインの非表示にする方法

非表示

10番目のアイコンをタップすることで、引いた線を非表示にすることができます。

⑪ラインを削除する方法

削除

11番目のゴミ箱アイコンをタップすると、引いた線が削除されます。

 

【レベル3:中級者】TradingViewインジケーターの使い方編

TradingViewの使い方レベル3

レベル3では、TradingViewチャートにテクニカル指標を設置して、テクニカル分析を行う方法を解説します。レベル2のフォーメーション分析とテクニカル分析の両方をマスターし、上級者を目指しましょう!

目次レベル3

  • 【レベル3】Tradingviewインジケーター(テクニカル指標)の使い方
  • TradingViewのインジケーター活用方法
    • RSI相対力指数(Relative Strength Index)
    • RSIストラテジー
    • ストキャスティクス
    • MACD
    • ストキャスティクスRSI
  • ラインや描画、インジゲーター(指標)を一括で管理する方法
  • ロング・ショート比率の使い方(独自機能)

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【レベル3】Tradingviewインジケーター(テクニカル指標)の使い方

画面上部の「インジケーター」を選択すると、チャートの前面に「インジケーター&ストラテジー」の画面が表示されます。

TradingViewでインジケーターを設置するには、まず6つのカテゴリーから選ぶ必要があります。

  • お気に入り|☆マークからお気に入りに登録したインジケーター
  • 内蔵|無料で利用できるインジケーター
  • 公開ライブラリ|TradingViewユーザーが無料公開している自作インジケーター
  • マイスクリプト|Pineエディタで自作したインジケーター
  • 出来高プロファイル|TradingView独自のインジケーター(Pro以上で利用可)
  • マーケットプレイスアドオン|TradingViewユーザーが販売しているインジケーター

なお一般的に使用されるインジケーターは「内蔵」カテゴリーにあります。

もしあらかじめ設置したいインジケーターが決まっているようであれば、画面左上の「」から検索すると早く見つけられます。
ただし公開ライブラリの他ユーザーが自作した、似た名前のインジケーターも検索に上がるので注意しましょう。
インジケーターやテクニカル指標を使った解説は、以下のカテゴリーで解説しています。

テクニカル指標解説リスト
|ボリンジャーバンド
|トレンドライン・水平線
|移動平均線(SMA)
|一目均衡表
|RCI
|MACD
|RSI
|ストキャスティクス

TradingViewのインジケーター活用方法

TradingViewの重宝すべき機能は何と言っても便利なインジケーターですが、インジケーターの種類がたくさんある(なんと数千種類!!)ので、「どれを使ったらいいのかわからないよ!」と困ってしまう方も多いのではないでしょうか。過去の記事でもたくさんテクニカル分析と基本の使い方に関してはたくさん書いてきているので、TradingView独自のインジケーターの特徴を説明をしようと思います。テクニカル分析自体については、上記のテクニカルリンク集をご参考くださいね。

TradingViewインジケーターの特徴
豊富な種類:内蔵のインジケーターだけでなく、公開スクリプトといって無料で改良されたインジケーターが数千種類も利用できます
設定の変更が容易:パラメータの数値の設定や色の変更などシンプルな操作で変更が自由自在にできます
売買戦略とバックテスト内蔵インジケーター自体がクオリティが高く、売買戦略(ストラテジー)のバックテストもできる

RSI相対力指数(Relative Strength Index)

RSIは、一定期間の値動きに対して上昇分の値動きが占める割合を算出し、そこから価格の上昇の強さを数値化したテクニカル指標になります。
内蔵インジケーターはデフォルト14で、買われすぎゾーンと売られすぎゾーンの範囲設定ができます。
RSIインジケーター
設定の変更方法

RSIストラテジー

RSIの数値を元にして買いシグナルは、直前のローソク足がRSIが30以下から、30以上になった時に買いシグナルが出ます。また、売りシグナルは、直前のローソク足がRSIが70以上から、70以下になった時にシグナルが出ます。
RSIストラテジー
RSIストラテジーのバックテストについてはこちらをお読みください。

ストキャスティクス

ストキャスティクス設定したn期間内の最高値と最安値の値幅に対して現在価格の位置をパーセント表示で表します。
0~100%で表示されたオシレーター上のライン位置で相場が今売られ過ぎなのか、買われ過ぎなのかの過熱感が判断できます。内蔵のインジケーターはKの値が14、Dについては3となっています。
さらに「Smooth」という項目で%Kラインの計算式を3の期間で移動平均化の期間を設定しています。
ストキャスの設定

MACD

内蔵のMACDが十分使いやすくおすすめです。ヒストグラムはプラス圏では前のバーよりも大きい場合は濃い緑、減少した場合は薄い緑で表示されます。マイナス圏では、前のバーよりもマイナスが大きい場合は濃い赤、小さい場合は薄い赤で表示されます。

MACDライン=短期EMA-長期EMA
シグナル=MACDラインを単純移動平均化
ヒストグラム=MACDライン-シグナル

MACD説明
MACDストラテジーも利用できます。MACDストラテジーは、MACDのヒストグラムが終値で0を上回ったら買いシグナルが出て、MACDのヒストグラムが終値で0を下回ったら売りシグナルが出るという売買戦略になります。

MACDストラテジー

ストキャスティクスRSI

ストキャスティクスRSIは、ストキャスティクスとRSIの性質を持ち合わせた相場の過熱感を測る指標です。TradingViewでのデフォルト設定はこのようになっています。それぞれRSIや%K、%Dのデフォルト設定値と同じですね。デフォルトでは%Kに相当する青の線がストキャスティクスRSI、オレンジの線が%Dに相当するストキャスティクスRSIを移動平均化したものになります。

ストキャスティクスRSI

様々なインジケーターがあるので、ぜひチャートに表示させて使い比べてみてくださいね。

ラインや描画、インジゲーター(指標)を一括で管理する方法

TradingViewインジケーターの選択画面

画面左下の「」をタップするとチャートの前面に、現在設置している描画とインジケーター、通貨ペアのリストが載っている画面が表示されます。

一番左側の「」で優先順位を入れ替えることができる他、右側のアイコンからはロックと表示/非表示、設定と削除が直接行えます。

ロング・ショート比率の使い方(独自機能)

ここもまでは、TradingViewの基本的な操作をみていきましたが、次からは使いこなせるとっても便利なツールを掘り下げて解説していきます。
トレーディングビューでは、多くのテクニカル指標意外にも様々な独自指標や機能を使うことができます。

FXや仮想通貨の売買で、売り買いのポジション比率を表示できます。

仮想通貨の取引では、(bullbearanalyzer)をチャート上に表示できたら良いと思いませんか?

トレーディングビューでは、それが可能となります。

【使い方】
「インジケーター&ストラテジー」へ「BTCUSD Longs & Shorts Change Amount」を入力すると、ビットフィネックスのポジション比率が表示されます。

また、建玉の枚数を表示する「Bitfinex Shorts Longs」など、ポジション比率のインジケーターだけでも、数十種類あります。

是非、自身にあったインジケーターを見つけてみてください。

 

【レベル4:上級者】チャートツール(機能)の使い方編

TradingViewの使い方レベル4

レベル4では、TradingViewの独自機能について紹介します。

他の取引ツールではできないチャート分析で、相場のライバルに差をつけましょう。

目次レベル4

  • 【レベル4】アルトコイン比較チャートの使い方(独自機能)
  • 出来高プロファイル(TradingView独自機能)
  • アラート機能(TradingView独自機能)
  • TradingViewのウォッチリストの使い方
  • TradingViewの便利なショートカットキーの利用方法
    • ①チャートレイアウトの保存
    • ②チャートの時間軸の変更
    • ③作業の取り消し
    • ④テキストノート

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【レベル4】アルトコイン比較チャートの使い方(独自機能)

仮想通貨の価格が動いているときに、チャートを見比べて何を買おうかスクリーニングしたいときはありませんか。

そんな時に役に立つのが、比較チャートです。

【使い方】
「比較&またはシンボルの追加」を押すと、ナビゲーションが出てきます。

仮想通貨の場合は、「シンボルを追加」を選び、BTCやETHなどのティッカーシンボルを入力すれば、取引所別の価格を選択することが可能です。

比較チャート選択時↓

比較チャート(ETH)↓

ちなみに、追加した比較チャートをローソク足に変更することも可能ですが、見づらいのでラインチャートで見ることが一般的です。

出来高プロファイル(TradingView独自機能)

トレーディングビューの人気機能の一つとして、価格帯別の出来高を表示する「出来高プロファイル」があります。

価格帯別出来高とは、過去の一定期間において売買が成立した枚数を価格帯ごとに表示したものです。 過去にどこで投資家がたくさん売買をしたのかを知ることができます。

出来高プロファイルでは、売り買いのポジション比率も表示することが可能です。

出来高プロファイルは有料サービスですあり、「プロ」以上のサービスで利用することができます。

月額14.95ドル(約1,600円)から利用できますが、30日間は無料で使うことができます。

【使い方】
「インジケーター&ストラテジー」→「出来高プロファイル」

普通の出来高は横軸に表示されますが、出来高プロファイルは縦軸に表示されます。

主に以下の3つの分析が可能です。

  1. 可視範囲出来高:画面上の全ての期間と価格がベース
  2. 固定期間出来高:期間別の出来高表示
  3. セッション出来高:一日ごとの出来高を表示
  4. セッション出来高HD:チャートの表示期間を変えると、特定のトレーディングセッションの詳細な価格帯を表示

詳しくは、以下のリンクをご覧ください。

参考:TradingViewの出来高プロファイルの使い方や設定方法を図解

アラート機能(TradingView独自機能)

TradingViewでは、価格変動だけでなく、インジケーターの数値など多岐にわたる設定のアラートを作成することができます。
TradingViewのアラート設定は、サーバ上に保存されるため、デバイスが違ってもアラートが有効です。
通知に関してはポップアップやEmailをはじめとして、スマホアプリやwebhook(有料会員のみ)を利用しlineやtwitterと連携することも可能ですので、アラート発動を見逃すこともないでしょう。
設定の仕方も一度覚えてしまえば単純な設定です。

  • 【基本的な設定の仕方】
    「アラート作成」を選択後、以下の設定を入力します。
  • 条件:通貨やテクニカル指標などを選択し、アラートの条件(価格を上回る、何%乖離する)などを選択
  • 値:価格を入力
  • オプション:1回限り or 毎回
  • 有効期限:年月日何時何分まで細かく設定可能
  • アラートアクション:アプリに通知、ポップアップ表示、など
  • サウンド:クロック音やさえずりなど8種類あり、1回だけか5秒間鳴らす、等も可能

アラート設定

アラートヒットし、ポップアップ通知された様子

アラート機能についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事も一緒にご覧ください。

TradingViewのウォッチリストの使い方

ウォッチリストは、登録しておくことでワンクリックでチャートの切り替えを行うことができる便利なツールです。

右メニューの一番上の赤枠のアイコンから、登録銘柄や登録通貨の価格を一覧で表示させることもでき、まとめて登録銘柄や通貨を管理するのに役立ちます。

また、チャートからウォッチリストに追加するのも簡単にでき、有料会員は登録数に上限はなく、好きなだけウォッチリストを作ることができます。(フラグは5色まで利用可能で色分けでリスト作成もできます)
ウォッチリスト説明
詳しくはこちらの記事に書かれていますので、興味ある方はチェックしてみてください。

TradingViewの便利なショートカットキーの利用方法

TradingViewのよく使うツールや変更したい部分をショートカットキーで覚えておくと作業効率が格段に上がります。
よく使われているショートカットキーをまとめていきます。

①チャートレイアウトの保存

インジケーターやトレンドライン、アラートなどいろんなものをチャートに追加した時に、「Ctrl」+「S」を同時に押すと、チャートレイアウト保存できます。Macの場合は、「Command」+「S」です。
新規でも、チャートの更新時もどちらも使えます。保存できているかどうかは、クラウドマークにちゃんとチェックが入ったか確認してくださいね。
保存マーク

②チャートの時間軸の変更

チャート上で、数字を押しEnterで確定すると、足が指定の時間足に切り替わります。
時間足の切り替え

数字のみであれば分、「H」を付けると時間足、「D」を付けると日足、「W」を付けると週足、「M」を付けると月足に切り替えることができます。
半角数字で入力してくださいね。珍しい7分足や20週足など普段見ないようなチャートの時間足への切り替えも簡単です。

③作業の取り消し

一つ前のチャートの作業に戻りたい場合は、「Ctrl」+「z」を使い、変更全てを取り消したい場合は、「Ctrl」+「Y」を使用します。Macの場合は、「Ctrl」の代わりに、「Command」ボタンを押してくださいね。

④テキストノート

メモを取りたくなった時に、「Alt」+「n」を押すと、チャート下のテキストノートに新規のメモが作成されて文字を打てる状態になります。
メモを作成した時間もわかるので、今この瞬間にメモを取りたいという時でもすぐにメモを取れますよ。Macですと、「option」+「n」です。

もっとショートカットキーについて知りたい方はこちらの記事もおすすめです。

 

【レベル5:熟練】SNS機能や外部接続の使い方編

TradingViewの使い方レベル5

レベル5では、TradingViewにあるSNS機能や外部接続機能について紹介します。

SNSで日々のトレードアイディアを発信や情報収集をしたり、外部接続でTradingViewから直接注文したりして、より効率的なトレード環境を構築してみましょう。

目次レベル5

  • 【レベ5】トレードアイデアの公開し議論できる
    • トレードアイディアへの投稿方法
    • トレードアイデアへの記載方法
    • 公開したトレードアイデアの確認と更新方法
  • 実際の取引が行えるトレードパネルの使い方
  • Pineスクリプトの使い方
    • コピペだけでインジケーターを作成する方法
    • 作成したインジケーターをチャートに追加する方法
    • 作成したインジケーターやストラテジーを公開する方法
    • Pineコードマニュアル

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【レベ5】トレードアイデアの公開し議論できる

トレーディングビューの特徴的な機能として、自身のトレードアイデアをトレーディングビュー内やSNSで公開し、トレーディングビュー内で共有することができます。
売買戦略にタイトルを付け、それに至った理由を記載します。投稿されたアイデアは、賛同の良いね!が付いたり、コメントで議論を行うこともできます。

・使い方

トレードアイディアへの投稿方法

ツールボックスの右上にある「投稿」を押します。

トレードアイデアへの記載方法

次のページで、自身のトレーとアイディアを入力します。

①アイデアのタイトルと説明
②ここに、分析内容を記載します。

画像やリンクを入れたり、文字の太さを変えられるなどの編集エディタになっています。

③関連するアイデアがあればリンクを設置します
④アイデアのタイプ

市場分析:相場分析や予測が含まれる内容
教材:相場の見方、指南などの教育的内容

⑤投資戦略:買い・中立・売り、のいづれかを選択

⑥カテゴリー:以下のなかから選択(複数可能)

  • トレンド解析
  • ハーモニックパターン
  • チャートパターン
  • テクニカルインジケーター
  • 波動分析
  • ギャン
  • その他

⑦タグ:対象となる銘柄や通貨(複数可能)

一文字入れれば、関連する銘柄の予測が出てきます。

⑧共有:ツイッターとStockTwits

⑨公開アイデアを投稿:ここから投稿できます

公開したトレードアイデアの確認と更新方法

公開したアイデアは更新したり、コメントを書き込むことができます。

また、チャートの下のアイコンから、アイデアの閲覧数やコメントを確認することができます。
【関連記事】
Trading Viewスマホアプリのチャート設定方法

実際の取引が行えるトレードパネルの使い方

トレードパネルとは、TradingViewと連携するとそのブローカーのアカウントとして売買注文がチャート上で行え、また取引履歴や口座残高、アラートの確認ができるサービスです。
対応しているブローカーはいまのところ、このようになっています。
対応ブローカー

連携をすると、対応銘柄で売買パネル、注文パネル、板情報が利用できるようになります。
売買パネル

チャート上から逆指値・指値の位置を変えることも可能です。売買の記録が矢印としてチャート上に残るので、売買記録も取りやすくなっています。
トレードパネルの利用の仕方

連携の仕方や実際の取引の仕方はこちらをお読みください。

Pineスクリプトの使い方

PineスクリプトはTradingView独自の言語で、TradingView上でオリジナルのインジケーターやストラテジーを作る事が出来ます。
下記ではPineエディタの利用方法から説明します。
Pineスクリプトはチャート画面下の赤枠の「Pineエディタ」を選択します。PineエディタはPineスクリプトの編集ツールで、ソースコードを書き込んで保存したり登録することでオリジナルのカスタムインジケーターを作成することが可能です。
pineエディタを開く

Pineスクリプトのコードに詳しい方はゼロからコードを書き込んで作成することもできますが、内蔵のコードを参照し、インジケーターを新規で作ることはとても簡単にできます。以下では、既存のスクリプトの活用方法と、インジケーターの作成&公開の仕方を順を追って説明していきます。
新規スクリプト作成

コピペだけでインジケーターを作成する方法

内蔵のインジケーターやストラテジー、そして有志のインジケーターでそのコードが閲覧できる様になっているものがたくさんあります。
pineエディタ→「新規作成」を押すと何のテクニカルを元にインジケーターを作りたいかが選べます。「空のインジケータースクリプト」を選ぶと、下の画像のように一から編集することができます。
空のスクリプトでなく、例えば、参考にしたいインジケーターのスクリプトを開き、「ソースコードの表示」→「コピーを作成」を選ぶと、ソースコードがコピー&ペーストしてある新規スクリプトを利用できます。画像では、「内蔵」ライブラリからADX(平均方向性指数)を選んでいます。
保存を押して、pineエディタの編集を始めます。
コピーの作成の仕方

過去の記事で、ボリンジャーバンドの改良ストキャスインジケーターの改良の仕方を書いているので、ぜひ参考にしてくださいね。

作成したインジケーターをチャートに追加する方法

作成したインジケーターが、ちゃんと機能するか調べたい場合は、「チャートに追加する」を選びます。そうすることで、作成中のインジケーターを途中で改良していったり、見やすさを変えたりすることが可能です。
チャートに追加ボタン

作成したインジケーターやストラテジーを公開する方法

作成したインジケーターやストラテジーを公開して、TradingViewユーザーに使ってもらうことができます。
公開する場合は、3種類の設定方法があり、一度公開するとハウスルールに抵触しない限りは、15分後以降その公開を停止することができなくなるので注意してください。

可視性の設定
公開:全ユーザーが、ソースコードを閲覧でき、利用できる状態
保護:ソースコードを確認できるのは作成者のみだが、全てのユーザーが利用できる状態
招待性:チャートへの利用に作者からの許可が必要で、ソースコードは作成者しか見られない状態 これはPremiumユーザーのみ設定できます

「スクリプト公開」を押すと、注意事項が表示されます。
スクリプト公開ボタン
「公開を続ける」を押して、タイトルと説明を足します。
説明は英語が半分以上を占めてるように書かないと規約によって公開停止になる恐れがあるのでご注意ください。可視性とカテゴリーを選び、タグがある場合は追加して、「公開スクリプトを投稿」ボタンを押すことで完了です。
スクリプト公開の仕方
公開したスクリプトはフォロワーに通知されます。また過去のスクリプトは自分のアカウントのホーム画面から確認できます。
スクリプト公開の確認方法

もっとPineスクリプトの編集について知りたい方は、「TradingViewでPineスクリプトでチャート上に各市場時間帯を色分けしてみよう」という記事もオススメです。

Pineコードマニュアル

TradingView Blog pine scriptについて

PINEスクリプト言語リファレンスマニュアル

Pineスクリプトチュートリアル 

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短期スイングを中心に株トレード歴5年。 趣味でテクニカルアナリストの資格を取っちゃいました! 日経先物と、FX、仮想通貨取引も先輩トレーダーに教わりながらコツコツやってます。