仮想通貨トレーディングの中で最も使えるチャートツールの一つ、MT4というものがあります。
今回はそのデフォルトで搭載されている【RSI】というテクニカルについて当コラムで使い方をご説明致します。
ぜひ、トレーディング初心者の方は覚えてみてくださいね!
もくじ
RSIとは

RSIの略は「Relative Strength Index」といい、日本語で相対的力を表す指数と訳せます。
初心者には最もおすすめの指標の一つでして、仮想通貨トレードだけに限らず、株式トレードやFXトレードでもポピュラーで誰もが使ったことがあるオシレーターの一つです。
おそらく買われ過ぎや売られ過ぎがひと目でわかりやすいからでしょう。
上記、添付チャートの下段に表記させることが多く、0-100%ゾーンを行き来するインデックス(指数)です。
30%以下が売られすぎ、70%以上が買われすぎと判断する一つの指標として株の世界や為替の世界では使われおりました。
基本的な使い方は逆張りや利食い指標として使うと便利でしょう。
【参考・オシレーター系テクニカル分析記事一覧】
仮想通貨トレード・ストキャスティクス使い方【MT4.Ver】
■一般的に用いられるRSI9かRSI14
設定はRSI9かRSI14を参考にトレードしている方がほとんどです。
まずはRSI9の単純な使い方です。

ビットコイン円の15分足チャートですが、わずか数時間のうちに125000円から129000円と急上昇を演じました。
しかし、RSI9は買われ過ぎを示唆しており、振り切っております。
俗にいう、買われ過ぎの典型的な例です。
このあとどうなったかというと・・・・、

RSI9が示唆したように、下落しました。
126000円を割り込む展開です。
このように、その設定した時間軸の範疇で、ビットコイン円が買われ過ぎ、売られ過ぎを一定のパーセンテージで表してくれます。
相場を実践する上でも最もポピュラーなオシレーターの一つですので、ぜひ覚えておいてください。
■おすすめRSI設定数値、組み合わせ
RSI9 20%と80%
RSI14 30%と70%
です。
RSI14はRSI9よりは緩慢な値動きをしやすいです。相場の上下運動が激しい時はRSI9がついて行けず、ワークしないときがあります。そういったときは、その相場にあったテクニカル設定に変更して使うことをおすすめします。

■出所:ビットポイントジャパン レバレッジ口座用 MT4チャートツール
※1枚目のキャプチャと同じチャートですが、RSI9を14に変更したのみです。見比べてみると、少し違うのがお分かりいただけるでしょう。
RSIの実践的な使い方
ビットコイントレードならまず最初にこのやり方で試して頂ければと思います。
上記でご説明した、単に買われすぎや売られすぎで判断をしていては確率がちょっと低すぎます。
そこで「ダイバージェンス」と呼ばれるRSIとの逆行現象についてお話をしたいと思います。
基本的なトレード手法なのですが、信頼性は高い指標のひとつです。ぜひ覚えてみてください。
■ローソク足が安値を更新しているのにも関わらず、RSIが上昇する?

添付チャートを御覧ください。
ビットコイン円の安値が更新しているのにも関わらず、RSIは上昇をしています。
こういった真逆の減少を起こしているときのことを「ダイバージェンス(逆行現象)」といいます。
このようなチャートを見つけると、シメた!っと思ってください。
■精度が高いダイバージェンスを狙う。
こういった、ローソク足が高値を更新していたり、または安値を更新していたり、トレンドに勢いが出ているのにも関わらず、RSIがダイバージェンスを発生させていたら、間もなく相場が反転しますよ~、っという合図になります。
こういったチャート形状を見つけたら、ビットコイン円の売買エントリーを準備しましょう。
下記、紹介する局面では、買いシグナルが出ておりました。

この局面では、およそ1BTCあたり約80,000円であったビットコイン円は95,000円近くにまで上昇しました。
これは当時、僕がビットコイン円を買いで入った実際のエントリーです。確か20BTCぐらい買ったと思います。
結局このあと長らく買い玉を持ち続けて数日後に12万円手前で決済することに成功しました。およそ70~80万円の利益です。
これは大変満足いくトレードでした。
このように、ビットコイントレード初心者でも比較的簡単にできるトレード手法がRSIトレーディングなのです。
ビットコイントレードがうまくなりたい!っという方には、まず覚えて頂きたいテクニカル分析の一つがRSIのダイバージェンストレードです。
ビットコインのデイトレードやスイングトレードを初めて実戦してみたい!っという方はまずはこの方法でエントリーや利食いをしてトレード慣れをしてみてください。トレーディングスキルが上がるとやはり収益額はあがってきますからね〜。
■RSIの弱点 トレンドが強すぎる場合
さて、逆に上記でご紹介したトレードが失敗してしまう例です。

掲載チャートのように、連続的にダイバージェンスが発生しているのにも関わらず、ローソク足が高値を更新していってしまっております。
トレンドが強すぎる場合に起こる現象です。
こればかりは損切りが出来ないと、いつまでたっても含み損を抱えたまま、一発退場にもなりかねません。
このような形状になってしまった場合は、素直に諦めて損切りは必ずするようにしてください。
また相場の展開が早すぎる時(ローソク足の値動きが激しい時)はRSI9では騙しが大きくなってしまいます。
そういったときは相場のボラティリティに併せて、RSI14に変更してみてトレードしてみることも手です。
RSI9ではダイバージェンスしているのに、RSI14ではダイバージェンスしていなかった!っということがよくあります。
よって、相場の時々によりRSIの設定を変更してトレードすることをすすめていたのはこれが理由になります。
ただ、単純に確率的にはダイバージェンスが発生したら下落するほうが多く、連続的に出現して高値を更新していってしまうほうが稀です。
うまく使い分けながら、ビットコイントレードして頂ければと思います。
RSI使い方・まとめ
① RSI(Relative Strength Index)
RSIは9と14で相場に併せて使い分けてみること。
② RSIは0〜100%レンジを行き来し、70%以上が買われすぎ、30%以下が売られすぎとなる。
または20%や80%で買われすぎ、売られ過ぎを判断しても可能。
③ 最もポピュラーで初心者が実践しやすいのが、RSIダイバージェンストレードである。
まずは慣れるために、このトレード手法でトレード慣れしてみることをおすすめする。
この3つのポイントを抑えておいてくださいね!
以上、ビットコイン(BTC)トレード、RSIの使い方についてご説明しました。
今回のチャートツールはビットポイントのMT4チャートツールになります。
デスクトップからでもPCからでも簡単操作で日本一分析ツールが充実しているツールです。スマホアプリでMT4で検索すれば出てきますので是非お使いくださいね!
その他のMT4トレードおすすめテクニカル分析記事一覧は下記に記載しておきます。
【参考・オシレーター系テクニカル分析記事一覧】
仮想通貨トレード・ストキャスティクス使い方【MT4.Ver】
仮想通貨トレード・MT4をスマホへインストールするやり方・設定方法を紹介!
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