ビットコインを購入したいけど、いい買い時がわからない…という方や、毎日忙しくてチャートをチェックしている暇がない…というビジネスマンの方にオススメの、「ビットコイン定格定期購入(積立)サービス」があるのをご存知ですか。
今回はビットコインやアルトコインの積み立てサービスを紹介・比較します。
もくじ
仮想通貨(ビットコイン)の積立投資とは
仮想通貨積立投資とは、定期的に定額の仮想通貨を購入する投資方法です。
また国内の一部の仮想通貨取引所では、自動的に積立投資を行うサービスを提供しています。
仮想通貨(ビットコイン)の積立投資のメリット・デメリット
仮想通貨積立投資のメリット・デメリットを紹介します。
メリット:ほったらかしで長期的な利益を狙える
積立投資のメリットは、口座に定額資金さえ入れておけば、あとは自動的に購入してくれる点です。
また仮想通貨は短期的にも、長期的にもボラティリティが高いため、例えば積立投資をスタートしてから数年後に、掛けた資金の数倍〜数十倍にまで含み益が膨んだ、というケースは珍しくありません。
デメリット:価格が下落による元本割れのリスクがある
しかし対象の通貨が長期的に下落し続けると、含み損を抱えて「元本割れ」の状態になります。
そのため積立投資ては、通貨の選定や積立始めるタイミングが重要となります。
【考察】ドルコスト平均法のメリット・デメリット・出口戦略の仮想通貨(ビットコイン)価格
ドルコスト平均法とは
ドル・コスト平均法(英: dollar cost averaging)とは、株式や投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。定額購入法ともいう。金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入し、一年かけて全量を買う」という手法。
高値掴みのリスクを避けるための時間分散の一種であるが、数量を等分するのではなく、金額を等分する点が単なる分散と異なる。価格が高い時は購入数量が少なく、安い時には多いため、単純な数量分割に比べ平均値の点で有利になるとされる。価格が下がった場合のみならず、上がったときにも買う点で難平買いとは異なる。(Wikipediaより)
仮想通貨の価格に関係なく、自動で購入代行してくれるのでとても便利な「定期積立」サービスですが、投資の戦略として本当に優れているのかどうか?というところに着目したいと思います。
ドルコスト平均法と一括購入をケース毎に比較

ここでは便宜上、1ヶ月100万円を均一に購入していき、10ヶ月後に利益確定したケースを比較します。
★100万円で購入したビットコインが、100万円を割らずにレンジ相場を繰り返し、最終的に150万円時点で利益確定した場合
ドルコスト平均法>投資金額 1000万円 確定利益額+175万円
一括購入>投資金額1000万円 確定利益額+500万円
一括購入の方が有利な結果となりました。しかし、利益確定時の価格が購入時と同価格だった場合は、ドルコスト平均法の方がプラスになります。
★100万円で購入したビットコインが一時30万円をつけて、60万円まで戻した場合
ドルコスト平均法>投資金額 1000万円 確定利益額+166万円
一括購入>投資金額 1000万円 確定損益-400万円
高値で購入した場合、底値をつけて反転してきた場合は、ドルコスト平均法は底値でたくさん買ったものがプラスになっているので、最終利益が残ります。
それに対して一括購入の場合は、購入時価格に戻らない限り含み損が続くことになります。
一括投資がドルコスト平均法よりも利益が上回るケース
購入時価格よりもビットコイン価格が上昇するも、最終的には購入時価格と同価格になってしまった場合
ドルコスト平均法>投資金額1000万円 確定損益額 ー295万円
一括購入>投資金額1000万円 確定利益額 +0円
購入時価格から高値をつけるも、購入時価格に戻ってしまった場合、ドルコスト平均法はマイナスになってしまいます。
50万円で購入したビットコインが10ヶ月後に140万円になった場合
ドルコスト平均法>投資金額1000万円 確定利益額+635万円
一括購入>投資金額1000万円 確定利益額+1800万円
右肩上がりの場合は、もちろんどちらもプラスにはなるのですが、一括購入に比べると利益率は少なめになります。
以上のように、ドルコスト平均法はローリスク・ローリターンの戦略で、買うタイミングがわからない方には始めやすい投資法になっています。
何より価格が下落した場合にも、戻りがあった場合には一括購入に比べて早い段階でプラス利益に転じてくれるところが特徴です。
出口戦略を考えておく
高値だと思うところで確定売りが出来ればよいですが、まだまだいける!と思ってホールドを続けてしまうのが人間の本質です。ホールドしているうちに仮想通貨の価格がどんどん下落して結局マイナスのまま損切れないケースも多いのではないでしょうか。
利益は確定しない限り自分のものにはなりません!
利益が元本の+30%になったらその分だけ売却する、など自分でルールを決めておくとよいでしょう。
元本分の利益が確保できたら、安心して投資に回すことができますね。
仮想通貨(ビットコイン)の積立投資にオススメの取引所
最後に仮想通貨の積立投資ができる、国内の取引所3社を紹介します。
銘柄数No1!一円からOK、bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer(ビットフライヤー)なら1円から仮想通貨の積立投資ができ、購入スパンも4つ(毎日1回、毎週1回、毎月2回、毎月1回)から選べます。
また対象通貨は業界1豊富です。
スマートフォンから、わずか3〜4ステップで簡単に始められるので、積立投資初心者でも大丈夫でしょう。
ただしウェブブラウザーからは利用できませんのでご注意ください。

積立シミュレーションが優秀!GMOコイン
GMOコイン の「つみたて暗号資産」では、無料で高機能なシミュレーションツールが利用できます。
銘柄・期間・金額を選択すれば、元本・評価額・積立数量がグラフで確認できるので、自分でわざわざエクセルを作る必要もありません。
月々1,000円から始められるので、試しに1,000円からスタートしてみるのもオススメです♪

Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)の「Coincheckつみたて」では、話題のエンジンコイン(ENJ)の積立投資ができます。
銀行口座の登録や受渡日にラグがあったりとユーザビリティは少し劣りますが、エンジンコイン(ENJ)を積み立てるならCoincheck(コインチェック)一択です。

積立投資:取引所別ルール比較表
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手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
最小積立額 | 1円 | 1,000円〜5,000円 (通貨により異なる) |
月々1万円 |
最大積立額 | 100万円 | 5万円 | 100万円 |
購入スパン | 毎日1回 毎週1回 毎月2回 毎月1回 |
毎月1回 | 毎日1回 毎月1回 |
購入タイミング | 毎日1回 毎週1回(曜日選択) 毎月2回(1日or15日) 毎月1回(1日〜28日指定) |
毎月10日 | 月毎によって異なる |
受渡日(引落と購入のスパン) | 即時 | 即時 | 引落後の約1週間後に購入(月毎によって異なる) |
対応端末 | スマートフォンアプリ | ウェブブラウザ | ウェブブラウザ |
対象通貨 | ビットコイン(BTC) リップル(XRP) イーサリアム(ETH) テゾス(XTZ) ステラルーメン(XLM) ネム(XEM) バット(BAT) イーサリアムクラシック(ETC) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) モナコイン(MONA) リスク(LSK) エンジンコイン(ENJ)計:13通貨 |
ビットコイン(BTC) リップル(XRP) イーサリアム(ETH) バット(BAT) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) モナコイン(MONA) リスク(LSK) ステラルーメン(XLM) オミセゴー(OMG)計:10通貨 |
ビットコイン(BTC) リップル(XRP) イーサリアム(ETH) バット(BAT) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) リスク(LSK) ステラルーメン(XLM) クオンタム(QTUM) エンジンコイン(ENJ)計:10通貨 |
引落口座 | 取引所口座 | 取引所口座 | 銀行口座 |
【まとめ】仮想通貨&ビットコインの積立投資
- 定期積立は、一つの仮想通貨に依存するのではなく、複数通貨でリスクを分散する
- 利益が何割出たら一部を売却するなど、出口戦略を予め決めておく
- ドルコスト平均法で損する場合、得する場合を理解しておく
メリット・デメリットを知った上で、便利な定期積立サービスをぜひ活用してみてください!