Chainlink(LINK)の話題がつづいいているようです。
データーベースで有名なOracle社と提携したというニュース(6月26日)が流れてきました。さらに同日、取引所のCoinbaseProでLINKの取扱を発表。
もちろんBINANCEではすでに話題沸騰中です。
その数週間前にはGoogle Cloud(6月14日)がChainlinkをサポートするというニュースです。
いづれもLINKにとってはプラス材料なのでLINK価格も上昇しています。
ここでちょっとややこしい状況(オラクル社:Oracle社とオラクル:Oracles技術の違い)になってきたので敢えてこの話題を取り上げてみました。
もくじ
◆Googleとの関係
GoogleCloudによるChainlinkとはEthereumの分散型アプリケーション(DApps)と「BigQuery」(GoogleCloudが提供するビックデータ解析サービス)から情報を結びつけるミドルウエア「ChainlinkOracleスマートコントラクト」のことでありデーターベースのオラクル社とはこの時点では関連のないものです。(イメージ図:GoogleCloud ProductNewsサイトより)
◆Oracles技術(Oracle contract)について
Chainlinkはブロックチェーンベースのミドルウェア(橋渡しをするアプリ)で、暗号通貨のスマートコントラクトと、ビックデータ、Web API、従来の銀行口座支払いなどのオフチェーンリソースとの間の橋渡しとして機能します。 このように、Chainlinkは信頼性のあるスマートコントラクトを可能にしたシステムです。
◆何が素晴らしいかというと
通常ブロックチェーン上のスマートコントラクトはブロックチェーンで保護された情報に基づいているだけで信憑性に欠ける可能性があり、ブロックチェーンベースのトランザクションデータに関してはマイナーの合意によりものです。
通常のDAppsはブロックチェーン外のデータつまり外部リソースとは接続出来ません。しかし、これらを可能にする分散型ブロックチェーンミドルウエアを「オラクル」と呼んでいます。
オラクルは外部データのAPIを通して信頼性のあるデータを受け取りブロックチェーン内のスマートコントラクトに受け渡します。
こうすることにより、例えば「支払い(顧客の銀行口座から商店への送金)」などが実現できます。また、銀行はDApps用に新たなブロックチェーンシステムを構築することなく分散型で信頼のあるブロックチェーンの合意形成に準ずることが出来るのです。
今後のDeFi(分散型金融)には欠かせないシステムになる事と思います。