ETHのサイドチェーンモデルを助長する Matic Network (MATIC)とは?

「スケーラブルな即時ブロックチェーントランザクション」

現在急上昇中!(ローンチ価格から768.35%)のMaticNetwork(MATIC)について<緊急企画>として焦点を当ててみました。

Maticとは

Matic Network」(Matic=Matic Network)はイーサリアム上でPoSベースのサイドチェーンとして動作するPlasmaというLightning Network により大規模なトランザクション処理を可能にしたスケーリングソリューションです。

基本情報:(Matic Network公式ページ調べ)

通貨単位 MATIC
売出価格 $0.00263 USD
初期発行量 3,230,085,551 (~32.30% of Total Supply)
総発行料  10,000,000,000(100億) MATIC

 

5月21日現在:(CoinMarketCap調べ)

時価総額 $84,799,318 USD(¥93億5336万4,769 JPY )
現在価格 $0.039257 USD(¥4.33 JPY)
ランク  72位

 

Matic Networkの特徴

 ビットコインなどでご存知のブロックチェーンでの処理は大変遅いものです。将来的な需要に応じきれない事は既知の問題です。それらを解決するために色々な手法が考えられライトコインやイーサリアムが考えられて来たわけですがそれでも処理が遅いとなってきたわけです。

リップル(XRP)やリスク(LSK)など処理速度の早いシステムも登場しています。

このような背景でマティックネットワーク(MATIC)はイーサリアムプラットフォーム上での優れたユーザーエクスペリエンスとエコシステムを持ったDAppsを構築できる画期的なシステムを作り上げたということです。

Matic Networkは、メインチェーンのファイナリティ(確定機能)を備えた、高速で低コストのトランザクションのためのソリューションであり、Plasmaと呼ばれるフレームワークに順応した分散プラットフォームを構築することによって上記の問題を解決しています。

システムはEthereumメインチェーンにプッシュされるPoSチェックポイントを活用し、1つのMaticサイドチェーンで理論的に1ブロックあたり2の16乗(65536)のトランザクション、そして将来的には複数のチェーンで数百万のトランザクションを達成することが可能になります。

 

開発者寄りのシステムも特徴

また、開発者にとっては

MaticによるDAppsの大幅な拡張が可能で、 わかりやすく簡単な開発キットであるSDKとAPIの提供され、さらにネットワークを運営するための決済手数料として任意のトークンを使うこともできます。

いくつかの簡単なステップで開発者のDAppsにMaticを統合して、利用ユーザーにスムーズで速くて安全なユーザーエクスペリエンスを与えます。

必要に応じてオンチェーンで支払いの決済もできます。

 

次回へ(まとめ)

優れたシステムでもエコシステムの中で重要な事はDappとして作られたアプリをいかに多くの人が使うかということ、それはいかに多くのデベロッパー(開発者)が便利で簡単なアプリをより多く制作できるかが重要であり、その結果多くのGasが循環しエコシステムを成立させる事だと思います。

いかに優れたシステムであっても開発者にとって分かりづらい、または難易度の高いSDKやAPIでは誰でも開発できる環境ではありません。

簡単に迅速にそして便利な機能があらかじめセットされている開発キットを備えていることも重要な要素です。

この様な技術的背景とバイナンスでIEOが行われたことで信頼感が増しているのではないでしょうか?また、バイナンス公式ページ内で「Matic Network」が詳しく紹介されています。

次回はその内容について、わかりやすい技術的な内容でご紹介したいと思います。

【参考】:MATICの唯一の上場先、<Binance取引所になります。

 

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元プログラマー、その昔日本初?(多分)の有料iPhoneアプリリリース、無料アプリに至ってはダウンロード数4週以上首位をキープ!多数リリースしたアプリの一つは「AppStore 2010AWARD」にも選出された。さらに遡り、当時(1996年)AppleのCEOアメリオ会長(Steve Jobsを呼び戻した人)と握手した事もある。という自慢話は過去の良き思い出となっている。還暦を期に現役プログラマーを引退(若干ボケが来たので)。 仮想通貨や株には全く無縁であったが・・・