Wavesは、KYC(Know Your Customer:本人確認)ソリューションを持つBlockpassと提携を発表しました。
Blockpassは、ブロックチェーン業界のクライアントにKYCとID管理ソリューションを提供する会社です。
KYCコンプライアンスを確保するシステムを構築するには、小規模プロジェクトではコストがかかり採用が困難です。
そこで、Blockpassはブロックチェーン技術を使用して、クライアントのソフトウェアとシームレスに統合する手頃な価格のサイドチェーンソリューションとして開発するためにWavesと提携し開発を進めています。
WavesのCEO、創設者であるSasha Ivanov氏は、
同社はプラットフォームを常に改善しながら、分散アプリケーションの開発を簡素化するためにユーザーが要求する機能を追加していると語った。同氏は、KYCのコンプライアンスは、あらゆるブロックチェーンプロジェクトの大量採用を支える重要な推進力の1つであり、それが彼らがBlockpassと提携している理由である。
と付け加えました。
既存のKYC手順の大部分では、ユーザーは自分の個人データを提供する必要があります。そのような情報は潜在的にハッカーの手に渡る可能性があります。
一方、Blockpassは、ユーザーが自分のデータを制御できるようにする独自のアプローチを採用し、Blockpassモバイルアプリを使用するとにより、ユーザーはスコアデジタルIDを作成および管理できます。
このIDは、Blockpassと連携して機能するすべてのエコシステムで使用可能としています。
Blockpassの KYCソリューションとWavesプラットフォームへの統合が成功した後、すべてのWavesユーザーは特別なPASSトークンを含むAirDropの権利を得るそうです。
ユーザーは、Blockpassモバイルアプリをダウンロードし、それを使って前述のデジタルプロファイルを作成します。
次に、検証済みのユーザーがWaves WebサイトでQRコードをスキャンして、ホワイトリストへの登録を依頼します。
BlockpassのCEOであるAdam Vaziri氏は、彼の会社がWavesなどの機関と提携したのは初めてのことであり、「Web 3.0テクノロジを採用したことでWavesプラットフォームを称賛し、安全な識別手順によって分散化が改善される」と付け加えました。
(Waves公式ページより)
最近、Wavesは「WEB3.0ECOSYSTEM」を発表しdAppsの実装も完了したそうです。
また、5月17日より開発者向けdAppsプログラミングコース「Mastering Web 3.0 with Waves」の開催を発表しています。
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