■なぜビットコインに値段がつくのか?
世界各国の政府内では未だに意見が分かれておりますが、日本が世界で最初にビットコインをはじめとして仮想通貨を貨幣と認めて1年が経過しました。
今や1ビットコインあたり、15万円の価値がつけられています。(2017年3月現在)
■世界初の仮想通貨法案
資金決済に関する法律 第二条 5による定義:この法律において「仮想通貨」とは、次に掲げるものをいう。
一 物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
二 不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことができる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移することができるもの
日本では世界初の『仮想通貨法』が出来上がりました。(海外でも大きく報じられました。)
日本だけでなく、世界各国、この仮想通貨に注目を始めており、特に北欧諸国は貨幣の電子化が進んでおります。
仮想通貨を認めるということは、そのブロックチェーン技術を国が認めたことになります。
今後世界的にも国家レベルで仮想通貨、ブロックチェーン技術が認められ、実験段階で実用化されていくでしょう。
■ビットコインは仮想通貨の中でも特異な存在
ビットコインの場合、中央銀行などの公的な発行主体や管理機関が存在せず、専門の取引所を介して円やドル・ユーロ・人民元などの通貨と交換ができます。
発行主体や管理機関(中央銀行など。)がいない・・・?
イメージとしては、貴金属の金や銀の電子版だとお考えください。
金や銀は価値がありますが、国が保証して発行している物体ではありません。古代エジプト文明から、人類があの金ぴかに輝く神秘的な鉱物に惹かれて人々が勝手に価値があるものだと信じられてきました。
そして5000年が経過した今でも、その価値は世界的に健在です。
特に使う用途が限られている金属物質ですが、やはり価値があるのです。多くの人々が価値があると判断していると市場は機能します。
これと同じように、ビットコインも世界的に価値があると判断され、人々が値付けをしているのです。
貴金属の評価のされ方と全く一緒です。
ズバリ!ビットコインがデジタルゴールドと呼ばれているのは、これが理由です。
国であろうと、人々であろうと、価値があると判断されれば、市場は機能するのです。
人類が長い歴史の中で、行動的に証明してきた判断基準の一つではないでしょうか。
ビットコインはそんな特異な存在を築き上げながら8年間稼働してきました。
今後、国家ベースでビットコインを認める法案や取り決めが次々と可決されていくでしょう。
その都度、ビットコインや仮想通貨の価値は上昇していくのではないでしょうか。