テザー問題が一巡
昨日はテザー問題に終始しました。
報道されて数時間後にビットフィネックスから反対意見が出されました。
参考:Bitfinex Responds to New York Attorney General’s Actions
要約すると、以下の3点
- ・クリプトキャピタルの8億5000万ドルは損失ではなく、押収されてロックアップされている
- ・テザー社とビットフィネックスは規制当局に協力している
- ・両社とも財務は健全
ただし、当然ながらビットフィネックスからの資産流出は続いており、1Kから始める同取引所のアドレスを見ると流出が続いていることが分かります。
参考:blockchain.com
ただし、24時間経過してビットコインの価格は安定。
アルトコインを見ると、ETH、XRP、EOS、NEO、ETC、NEMが買われています。
これは非常に需給が良いことを示しています。
ビットコインが60万円へ上昇する過程において、アルトドレインと評され上昇しなかった通貨に資金が流れている証拠です。
ETC、ETHの上げ方が良いので、この2つをメイン買いながらEOSも追加したいと思います。
また、5月末に開催されるのコンセンサス2019にスピーカーとして登場する、LISKも良いでしょう。
TRONも登場するのですが、テザーとパートナーシップを結んでいる関係もあり、慎重にいきたいところです。
ビットコイン売買戦略
さて、ビットコインですが昨晩はなかなかアイディアが出ず短期売買を少しやったのみでした。
一晩明けて、アルトコインが強いことや、安値からの切り返し、レバレッジ取引所の買い意欲が強いことを受けて、売買方針を買いとしたいと思います。
目先は、60万円突破時にあいた窓(59万円~60万円前半)に入れるかどうか。
テクニカル的には、RCIが30分足で好転。
1時間足でも、25日移動平均線を上抜けています。
◇ビットコイン(BTCUSD)1時間足チャート
出所:TradingView
今夜中に58万円トライの動きとなることを想定し、現状レベル(57万8000円)で買いをつくります。
損切りは57万5000円割れに置きます。
最悪のシナリオのひとつとして、他の取引所でのUSDTペアの廃止があります。
ただし、テザー問題は過去1年報じられてきました。
それを受けて、様々なステーブルコインが誕生しましたが、今だテザーは堅調です。
真相は分かりませんが、それらを見ると大丈夫ということなのでしょう。
そこで、今回考えられる唯一のリスクは、ビットフィネックスの引き出しの多さです。
破綻することはないでしょうけど、どこかのメディアで「ビットフィネックスがヤバイ」という報道が流れると、ヘッドラインリスクで急落する可能性が十分にあります。
この数日間は、そういったリスクもあるので、逆指値ショートを入れるのも一つの手です。