記事更新:2019年8月10日(@LiskJapanさんより投票「Votes」に関する部分で間違えが指摘されたので訂正しております)
また、「鍛造(フォーシング)」と「鍛造者への投票」について曖昧な表現がありましたので訂正しました。
Liskが活気づいてきたのでそろそろ従来の「LiskNano」から新しい「LiskHub」に切り替えようかと思いダウンロードしてみました。
(https://lisk.io/hubより)
従来のLiskNano及びLiskHubはLISKの公式ウォレットでもあります。以前はWEB上でも使用できたのですが、現在は公式アプリとして配布されているようです。
LiskHubは現在(2019年8月10日)バージョン1.19.1となり説明サイトの表示画面より少し変わってきていますので違いや新機能をご紹介したいと思います。
ログインはLiskHubを新規に作成した時に付与される12個のワードからなるパスフレーズです。
これを忘れると二度とログインできなくなります。大切に保存してください。
(初めて登録される方は「Passphrase paper wallet」をPDFとしてダウンロードすることが出来ます。プリントアウトして大切に保管することをお勧めします。)
とても覚えられないので、実際にパスフレーズを入力する時はロックできるメモ帳などに保存しておいて、そこからコピー&ペーストで入力することも可能です。(LiskNanoで自動ログインが出来ましたがLiskHubではその機能が削除されています。おそらくセキュリティ強化の為と思われます)
もし、Liskを1000以上持っている方は取引所に置くよりLiskHubに置いたほうが「鍛造者への投票(Votes)」により銀行の利息よりは多く獲得できる方法があります!
ただしそれにはフォージングを行っているDelegateに投票する必要があります。
実際に、Delegateに登録するには25LISK必要です。
ちなみに
・送信トランザクション:0.1 LSK/1回
・第2パスフレーズ作成:5 LSK
・Delegate登録:25 LSK
・投票:投票1回あたり1LSK(投票1回あたり33票:101票には4LSK必要)
・マルチシグ:5 LSK/メンバー(LiskHubからは廃止されたようですが、現在確認できていません)
つまり、フォージングに参加するには最低34LSKが必要です。
(追記)
しかし、現在のLiskHubではDelegate(デリゲート)登録をしなくても投票権が与えられていますので、誰でも1LSKで投票出来ます。
投票のポイントは現在フォージングを実行している101のデリゲートに投票するのがいちばん効率のよい(より多くの配当を期待できる)方法です。
つまり、フォージング中のデリゲート101人に投票するには前述のとおり4回投票しなければなりません。
ここで注意すべき点はアカウントを多数作って投票すれば配当が入ってくるのではなく一つのアカウントで持っている1票は保有するLSK量となります。つまり自分が1000LSK保有していればその1票は1000票となるわけで分散して持つよりできるだけ一つにまとめた方が効率が良いと思います。この表示は「Vote weight」として表示されています。配当の計算式は定かではないですがこのVote weightがかなり重要となります。
Vote weightを増やすには友達同士で互いに投票することにより加算されます。つまり友達が5人互いに投票すれば(101人−5人)となりフォージングを実行しているデリゲートには96人までの投票となります。
今後のトランザクション(取引量)の増加によりさらに配当が増えるかもしれません。
過去、仮想通貨が瀑上げした2017年終わり頃から2018年春頃までは投票したデリゲートから100LSK(1ヶ月あたり)以上受け取っていた事もありました。
実際にフォージングは投票によって選ばれた上位101のデリゲートがフォージングを行います。
配当はフォージングを行っているデリゲートに投票した場合Liskエコシステムにより不定期(受け取る側は)に分配されます。
フォージング者への投票により得たLiskトークンは実際にこんな感じで自動的に送られてきます。
配当の割合はLISKをホールドしている量に比例して分配されるようです。
実は、これがLiskのDPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステークス)の仕組みなのです。
Liskをたくさん持っている人、多くの人たちから投票されている人は信頼性が高いのでトランザクションの承認に信憑性があると言う理屈なのです。
詳しくはこちらを参考にしてください。過去の記事内容ですが基本的なルールは変わっていません。
コインチョイス寄稿記事「リスク(LISK):フォージング(鍛造)続編」