「IBMFood Trust」と「Producers Market」はブロックチェーン技術を使った食品安全性のグローバル展開をめざし、両社は提携しました。
IBMは以前から食品業界のトレーサビリティを目的としたブロクっチェーンシステムを構築し「IBM Food Trust」として活動しています。
以前、当ブログでもネッスルとの提携を紹介しています。
「Producers Markets」のメンバーによると、主な目標は食品のトレーサビリティ、透明性、および汚染に対する安全性を向上させることです。
生産者や農家が技術の助けを借りて自社製品からより多くの価値を引き出せるよう支援することに注力するグローバル組織として、食物を追跡し、これらの生産者にさらに多くの価値をもたらすためにブロックチェーン技術を使用する予定です。
Producers MarketのCEO、Keith Agoadaによると、
「このグループの基本的価値は透明性であり、農業生産者が最終消費者に可能な限り最高の価値を提供するのに役立ちます。」
CEOはまた、「新しいパートナーシップと我が社が使用できる技術に非常に熱心であることも確認しました。私達グループは、この新しいテクノロジーを使用する事が可能となったため、新しいグローバル市場はグループの関連メンバーに開放され、IBM Food Trustとのコラボレーションによって効率が向上すると確信しています。」
と述べています。
IBM Food Trustの技術により、エコシステムのメンバーは透過的な方法でデータを共有し、生産および出荷プロセス全体を把握することができ、現時点で500万件以上の取引が行われています。
この提携により、両社は製品のトラッキングを10倍に向上させることができると考えているそうです。
このような信頼のあるトレーサビリティのシステム化は透明性、耐改ざん性に優れたブロックチェーンが最適です。IBMやアマゾン(AWS)は積極的に取り組んでいるようです。
参考:
NestléはトレーサビリティのツールとIBMのブロックチェーンを使用
ウガンダのCaricoCaféConnoisseurはブロックチェーンによるコーヒーのトレーサビリティを確保