13時30分にビットコインが急騰をはじめ、50万円を突破。一時56万円まで上昇しました。
ビットコインが10%以上の上昇率を記録したのは2/8以来となり、20%を越える上昇率は11月27~28日以来となります。
目立ったニュースはないですが、BitMEXで10万枚のショートがロスカットされたこと、テザー(USDT)の出来高が膨らんでいることから、ショートカバーを狙った仕掛けと何らかの情報を持った既存の投資家が買いに転じたことが挙げられます。
特にテザー取引高が過去最高した直後にこういった上昇が起きることは、何か関連があると思わざるを得ません。
参考:ビットコイン価格操作疑惑のテザー 取引高が過去最高を記録
さて、この上昇において主要仮想通貨の上昇率はビットコインが1位。次いで、LTC、TRX、ADA、EOSとなります。
ライトコインはBEAMと提携して以来、値動きが軽く、TRXは先日配信した通り、価格対策を重視していることが挙げられます。そして、ADAとEOSは先日の配信で書きました開発者が十分にそろっていることが挙げられます。
やはり、ファンダメンタルズがきちんとしている仮想通貨はこういったときに上がりやすいということが証明されました。
NEOも2月高値を抜けてきました。リップル(XRP)が2月末の高値と面合わせしており、ここ(37-38円)を抜けてくると、シーソーゲームのようにリップルに資金が集中するかと思いますので、要注目です。
BitMexでの600億円の強制ロスカット
市場の需給をみておきましょう。
◇日本
Liquid by QUOINEのビットコインの出来高 4/1:2万BTC、4/2:6.5万
bitFlyerの現物とFXの乖離率 4/1:-1.1% 4/2:+0.8%
◇海外
bitfinexのロング比率 4/1:63.5% 4/2:57%
なお、ロングポジションは昨晩0時に23,500枚であり、急騰時に24,000枚へ。
そこをピークに23,000枚へ縮小し、ショートポジションも2万枚 → 17,500枚へ縮小。
BitMEXは13時30分と同時に買いと売りが急騰したものの、現在はほぼ元のレベルに戻っています。
注目したいのは、ロング/ショート比率が41%/59%となっており、ショートが優勢。
ただし、売りの資金調達率が0.1%を越えており、明日の早朝には解消される動きが出ると思われます。
参考:bullbearanalyzer
総じて需給は良好であり、今後も買いが続きやすい傾向にあると考えられます。