かねてからFacebookが暗号通貨の世界へ手を出して来るとTwitterなどでつぶやかれていたのはご承知の通りと思います。昨年買収したWhatsAppに関する記事もここで取り上げています。
Facebookは既に50人以上のブロックチェーン関連のエンジニアが雇われているとの事で、開発は急ピッチで行われていると推測でき、現に年内リリースという報道も流れています。しかし、同様のメッセージングサービスで暗号通貨で支払いを可能にしたLINEやKakaoに遅れをとり、若干焦っているようにも見えます。
当初から安定したステーブルコインの開発としていますが、最近の情報では少なくともドル、ユーロ、円の各国通貨にペッグしたいわゆるバスケットコインと呼ばれるコインを目指しているようです。
また、送金や支払いに利用するバスケットコインのみならず、さらに複雑で高度なブロックチェーンを目指しているということですが詳細は示されておりません。
今月FacebookのCEO Mark Zuckerbergは「エコシステム全体に分散したログインを容易にするためのソリューションを模索している」さらに「あなたは基本的にあなたの情報を受け取り、あなたはそれをある分散システムに保存します、そしてあなたは別の場所にログインするかどうかの選択をします、そしてあなたは仲介点を通り抜けません」と述べていました。
Zuckerberg氏は取引所とも交渉を進めているとのことですが、現在のところ詳細は公にされていませんが、それぞれの国のユーザーを対象にした安定的なステーブルコインを目指しているのは間違えないようです。
追記:
ブロックチェーンプロジェクトに関する内容がFacebookで見られます。
A Privacy-Focused Vision for Social Networking
かなり具体的になってきました、プライバシー重視とプライベート暗号化サービスに対応しユーザーを安全に保護することが目的となっています。
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