2月24日23時前から仮想通貨市場が軟調に。
23時を過ぎると45万半ばから44万円半ばへ1万円ほど急落。
◇ビットコイン(BTC/JPY)5分足チャート
出所:bitFlyer
その10分後に売りが売りを呼ぶ展開となり、わずか10分で41万円割れまで急落。
レバレッジ取引の最大手であるBITMexでは2万5千枚程度の買いポジションのロスカットが発動。
bitFlyer FXでは、板がなく358,500円まで急落。※サーキットブレイカーが発動となりました。
※10 分前の約定価格において、20%以上の変動があると5分間取引を停止する制度。
しかし、その後は値動きが無くなり41万円台で横ばい推移となっています。
急落の原因
今回の急落の要因は、レバレッジ取引における仕掛けの可能性が高いでしょう。
同時刻付近のニュースを見ても、目立ったニュースはありません。
レバレッジ取引で人気のあるbitfinexやbitFlyerの取引高が大きいですが、ロスカット情報などを見ると、BITMexの可能性が高そうです。
ビットコインのロングショートチェッカーを見てみると、21時過ぎの僅か2千円の下落時に1000枚以上の買いポジションがロスカットされていることが分かります。
これをみると、BITMexでは買いポジションがパンパンに膨れ上がっており、これを潰そうとして売り仕掛けが行われた可能性が高いと思われます。
出所:BitMEX、bullbearanalyzer
この急落で国内のビットコインの取引で一番のLiquidは8万BTCを記録。前日は5万枚程度ですので、大きく膨れ上がっていることが分かります。
しかし、bitFlyer FXの出来高は90万BTC、そしてBitMEXは8,000万BTCとなっています。
BitMEXのレバレッジ取引が市場を左右するインパクトがあることがお分かりいただけるかと思います。
国内の取引所を使うのは便利ですが、市場動向を知るために海外の取引所のポジション状況を把握していきたいですね。
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