公開日:2019/02/23

IBMとBoehringer Ingelheimは、ブロックチェーン技術を臨床試験に応用

Boehringer Ingelheimのプレス発表によると

2019年2月12日、Boehringer Ingelheim(Canada)Ltd.(ベーリンガーインゲルハイム(カナダ))はIBMカナダとフロリダ州オーランドで開催されたヘルスケア情報管理システム協会(HIMSS)会議で発表したと報じています。

 

規制当局の調査結果によると、臨床試験の質を保証するためのプロセスは不十分であることが多く、臨床試験の記録は誤っているか不完全であることが多く、患者の安全性および試験の誤った解釈が危険にさらされる可能性があると報告されています。

ブロックチェーンに特徴であるデータの整合性、透明性と改ざん不可能な信頼性を基として臨床記録の管理とコスト削減、それらのプロセスの自動化、そして患者の安全性等をテストする事が目的であり同時に期待されるプロジェクトであると言えます。

Boehringer Ingelheim(カナダ)の医療規制担当副社長のUli Broedl博士は、次のように述べています。

臨床試験のエコシステムは非常に複雑です。その結果、信頼性、透明性、プロセスの非効率性が制限され、真の患者のエンパワーメントが得られません。患者は私たちのすべての行動の中心にあるので、患者の安全性とエンパワーメントを改善するための新しい解決策を模索しています。

また、IBM Canadaはこのコラボレーションにブロックチェーン技術を用い、患者の同意、安全な健康データの交換、そして患者との関わりをスピーディーに提供します。ブロックチェーンテクノロジーは、複雑な試験プロセスにおいて信頼と透明性を提供するのに役立つ事でしょう。

IBMはいくつかの医療関連プロジェクトに参加しています。1月、ハイテク企業アメリカの大手保険会社Aetna とも提携して、ヘルスケア業界向けのブロックチェーンネットワークを構築しています。

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