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ビットコインなどの仮想通貨の注文方法と取引所や商品別取引の違い

ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)などの仮想通貨を購入するには、仮想通貨交換業者で購入をすることが基本となります。

参考:おすすめ仮想通貨取引所を比較!初心者が見るべきポイント

その際には様々な購入方法があることをご存知でしょうか。

まず販売所か取引所で取引方式が異なります。

ビットコインを買うのに、販売所と取引所どっちがお得?<購入レート・手数料比較>

販売所は買うか売るが単純ですが、取引所では「成行」や「指値」などの様々な注文方法があります。

この注文方法を使い分けることは非常に重要です。

投資初心者の方にとっては、注文方法の違いや使い分けが分からない方も多いと思いますが、トレードの利益を大きく左右する可能性もありますので必ず押さえておきましょう。

この記事では仮想通貨の注文方法の種類や使い方、取引所別の注文方法などを解説していきたいと思います。

1.仮想通貨の注文の種類

投資において注文方法は非常に豊富ですが、主な注文方法は以下の6種類があります。

  • 成行注文
  • 指値注文
  • 逆指値注文
  • OCO注文
  • IFD注文
  • IFO注文

覚えておきたい注文関連用語

ここで注文に関して知っておいた方が良い用語を押さえておきましょう。

ポジション:ある金融商品の買いや売りを行っている状態こと(例:ビットコイン40万円を買っている状態)建玉(たてぎょく)とも
エントリー:新規でポジションを保有すること
スリッページ:注文を行った際に、約定するまでに価格が変動してしまうこと。設定した価格以上に変動した際には、約定しないようにスリッページ設定を行える取引所もあります。相場の変動が激しい場合は、スリッページが発生しやすくなります。

成行注文(ストリーミング注文)

成行(なりゆき)注文とは、値段を指定せずに現在の価格で売買注文を行う注文方法です。

買いの場合は直近の売り注文を、売りの場合は直近の買い注文から順番に注文が約定(約定)していきます。

相場が急変動しており、今すぐに売買をしたい場合に利用したい注文方法です。

新規・決済の両方で使用できます。

似たようなストリーミング注文がありますが、これは注文を行った時にもし価格変動があったら約定しないようにする注文方法です。

指値注文

指値(さしね)注文とは、今の相場よりも有利な価格に注文を指定する注文方法です。

買いの場合:相場よりも安い価格で注文

売りの場合:相場よりも高い価格で注文

ただし、相場が指定した価格まで変動せずに推移した場合は、売買が成立しません。その場合は、注文価格を変更するか、取り消しを行うことになります。

基本的に投資初心者の場合は、指値注文で仮想通貨を売り買いすることをおすすめします。

逆指値注文

逆指値(ぎゃくさしね)注文とは、相場よりも不利なレートで注文を行う方法です。

ポジションを保有している場合に使うことが多いでしょう。

例えば買いポジション(建玉)を保有している場合は、これ以上価格が下がれば決済したい場合に、今の価格よりも下に逆指値注文をおきます。

もしポジションを保有している場合は、想定以上の損失を食い止めるために必ず逆指値を設定するようにしましょう。

リスクコントロールを行うために、逆指値注文を置かないことは、遅かれ早かれ相場からの退場を意味します。

また、ポジションを保有していない場合は、現在の相場よりも上昇した場合に指定した価格で買い。または下落した場合に指定した価格で売りを行うことができます。急騰・急落の際や、節目を突破した際にポジションを保有したい場合に利用できます。

OCO注文

OCO(オーシーオー)注文とは、指値と逆指値の2つの注文を同時に行い、片方の取引が成立した時に、もう片方の注文がキャンセルされる注文方法です。

OCOとは、One cancel the otherの略です。

相場が上昇するのか下落するのか分からないけれど、ある価格帯を突破した時に価格が大きく動くと想定したとします。

例えば、ビットコインを50万円で保有しているとします。この場合、51万円が目先の天井で49万円を割り込めばさらに下落しそうだなと考えたとします。

その際に、51万円に売り指値注文をおき、49万円には売り逆指値注文をおくことができます。

つまり、保有ポジションに対して利益確定と損切り注文を同時に出すことができるのです。

相場がどう動いても対応できる注文方式です。

ポジションを保有していない場合は、買いを狙っている場合は、押し目買い(指値)と節目を突破した際に買い(逆指値)。売りを狙っている場合は、戻り売り(指値)と節目を割り込んだ際に売り(逆指値)に利用できます。

FXの場合は、「逆指値と逆指値」、「指値と指値」というような注文も出せたりしますが、仮想通貨の場合はまた違いますのでご注意ください。

IFD注文

IFD(イフダン)注文とは、新規でポジションを取る時に指値注文と逆指値注文を同時に出す注文方式です。

IFDとはIf Done(=もし注文が約定したら。。)の略です。

相場を見ていなくても注文を自動で発注できることから、指値で買って逆指値注文で損切りだけを設定したい場合にIFD注文を利用することをおすすめします。

IFO注文

IFO(イフダンオーシーオー)注文とは、IFD注文ととOCO注文をを同時に行う注文方法です。

ポジションのない状態から、指値または逆指値注文を出し、さらにそこで約定したポジションに対して指値注文と逆指値注文を出すので、エントリーから決済まで自動で行うことができます。

例えば、ビットコインが40万円の時に以下の注文を自動で発注できます。

  • ・39万円で買いたい:39万円で指値注文
  • ・42万円で利益確定を行いたい:42万円で指値注文
  • ・38万円で損切を行いたい:39万円で逆指値注文

OCO注文との違いは、最初にポジションがあるかないかの違いです。

これから注文を行う場合はIFD注文、既にポジションがある場合はOCO注文を利用した方が良いと覚えましょう。

6つの注文方法のまとめ

  • 成行注文:今すぐ買う、売る
  • 指値注文:指定した価格での売買
  • 逆指値注文:指定した価格を下回ると損切り
  • IFD注文:新規約定から決済まで自動売買
  • OCO注文:指値と逆指値を同時に出せる
  • IFDOCO注文:新規約定から決済(指値と逆指値)まで

2.取引商品ごとに注文方法が異なる

様々な注文方法は取引において非常に便利ですが、実は全ての取引において利用できるとは限りません。

販売所方式では、指値が利用できなかったり、現物取引において逆指値が利用できなかったりします。

ここでは、様々な取引サービスがあるGMOコインを例に挙げて利用できる注文方法を比較してみましょう。

◇GMOコイン取引サービス別注文方法比較

商品サービス 成行 指値 逆指値 OCO IFD IFDOCO
現物取引(販売所)
現物取引(取引所)
レバレッジ取引
仮想通貨FX

これを見てお分かりのように、現物取引では逆指値注文を行えません。

逆指値注文で損失を限定できないことは、相場を見ていない時に急落が発生した際に大きな損失リスクとなってしまいます。

そのため、多少のスプレッドがあったとしても仮想通貨FXの方がリスクが限定できる可能性があります。

現物取引において逆指値注文が利用できる主要仮想通貨取引所は、「BITPoint」と「DMM Bitcoin」、「Liquid」となります。

3.取引所ごとに注文方法が異なる

ここで取引所ごとの注文方法の違いを現物取引とレバレッジ/FX取引ごとに見てみましょう。

現物取引で販売所と取引所がある場合は、より注文方法が多い方を採用しています。

◇主要取引所の現物取引の注文方法

仮想通貨取引所 成行 指値 逆指値 OCO IFD IFO
Liquid
bitbank
BITPoint
GMOコイン
DMM Bitcoin
bitFlyer

◇主要取引所のレバレッジ/FX取引の注文方法

仮想通貨取引所 成行 指値 逆指値 OCO IFD IFO
Liquid
BITPoint
※GMOコイン
DMM Bitcoin
bitFlyer

※GMOコインのレバレッジ取引はビットコイン(BTC/JPY)のみ。注文方法は「成行」と「指値」

この表を見ると、現物取引には逆指値注文が使えてビットコインなどの主要通貨の取引量が多いLiquidが便利だということが分かります。

DMM Bitcoinの現物取引はスプレッド(売りと買いの価格差)が広いためにおすすめすることができません。

 

いかがでしたでしょうか。

取引する通貨やレバレッジ取引を行うかによって、注文方法も大きく異なります。

リスク管理を行い、損失を限定できるように、取引方法や注文方法はしっかり頭に入れておきましょう!