Beamのブロックチェーンが「25709で停止している」とTwitterで報告(1月21日)された。
6時間後バグによる停止で数時間以内にGitHubで修正版(1.0.1)をリリースすると伝えた。
BeamはMimblewimbleでの最初の暗号通貨になった。このプロトコルは機密性が高くトランザクションの追跡が出来ない特徴を持ち、その以前1月9日にはBeamウォレットにおいて「重大な脆弱性」があったとアナウンスしていた。
Beamチームは古いアプリを削除しバッチを適用した新しいアプリをインストールするよう求め、これらはMimblewimbleでの問題ではなくBeamのバグであるとアナウンスしている。
(出典:Grin公式サイトより)
Mimblewimbleといえばでもう一つの暗号通貨「Grin」が1月15日にローンチしており、Grinはいわゆるサイファーパンクスタイルで、日本のMONAと同様ボランティアグループで運営されている。
同じMimblewimbleプロトコル上で作成されているのでこの2つはよく比較されるが、簡単に違いを述べておくと
Beamは、それ自体が固定発行でコーディングはC++で書かれている。外見では使いやすさを重視し、GUIウォレットとモバイルウォレットをMacOS、Windows、Linux上で利用可能だ。またトランザクションが多いほどMimblewimbleのネットワークでプライバシーが向上する。
一方、Grinは使いやすさは全く考慮されておらず、コマンドラインで制御するのでコーディング経験のあるユーザーでないとアクセスが難しい。コーディング言語もRustを使用しているので一般的ではない。
ユーザーが少ないのは、Mimblewimbleプロトコルではあまり適していないようにも感じるが、将来を見据えると価格が安定的に供給できるとのことと、ASICによるマイニングに優しい設計になっている。
どちらも暗号通貨としては、従来とは違うプロトコルなので将来的に期待できるかもしれない。さて、あなたはどちらをホールドするだろうか?
Mimblewimbleに関しては次の機会にもう少し掘り下げて紹介したいと思う。
追記:
シンガポールの暗号通貨取引所であるKuCoinは、Grinのプライバシーコインにさまざまな取引ペアを追加することを発表。
KuCoinでのGRINの取引ペアは、GRIN / ETH、GRIN / BTC、およびGRIN / USDT。これらのペアの購入は1月24日の17:30(UTC + 8)に始まり、売りは1月24日の18:00(UTC + 8)より開始。また、引き出しは1月26日18:00(UTC + 8)に開始されると発表した。
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