ロイター通信(Harvard, Levi Strauss, U.S. think tank in blockchain tie-up on worker welfare)によると
ハーバード大学公衆衛生大学院、ニューアメリカ(米国のシンクタンク)、およびアメリカのアパレル企業Levi Strauss&Co(リーバイス)が1月25日に、工場の安全衛生の外部監査人を労働者による自己申告型のインフラ(ブロックチェーンシステム)に置き換え、労働者の健康と安全を増強するという。
最初にメキシコでLevi Strauss向けに商品を生産する3つの工場で、5,000人の労働者を対象にブロックチェーンを利用した調査を実施する。
本プロジェクトは、米国国務省からの助成金(80万ドル)によって資金提供され、Consensysがこのプロジェクトのブロックチェーンソリューションを構築する。
ブロックチェーンベースの調査では、ハーバード大学院のHarvard T.H. Chan School of Public Healthが開発したインデックスを使用する。
基本的に、この計画は、参加者が工場の労働条件の透明性評価における重要な第一歩としてブロックチェーンに年次労働者調査に関する情報を置く。
New AmericaのBlockchain Trust Accelerator(BTA)の創設者であるTomicah Tillemann氏は、「安全で標準化された監査可能で透明なプラットフォームを提供することで、労働者の調査データを集約して分析することができます」と述べている。
BTAのエグゼクティブディレクターであるAllison Priceは、「これが意味することは、結果が決して操作されないということです」と語った。
Harvard T.H. Chan School of Public HealthのEileen McNeely博士は、
「過去25年間、サプライチェーンにおける作業は主に監査によって監視されてきました」
「情報源(作業者)に直結するブロックチェーンに関する分散型の問い合わせシステムは、新しい解決策を提供します」と彼女は付け加えた。
このプロジェクトは、2019年第2四半期にメキシコの工場でテストされ、もう1つの実施調査は2020年に予定されている。