米国バーモント州 保険業務のブロックチェーンを実用化へ

米バーモント州はブロックチェーン技術によるキャプティブ保険会社のデジタル記録管理業務を主としたパイロットプログラムを開始すると報じました(ニュースリリース:1月11日)。

パイロットプログラム

・州と協力して参加する保険会社がブロックチェーン技術を使用して国務長官に登録することを可能にする。

・州の規制プロセスにおける新技術の機能をテストする。

・ブロックチェーンの実装を容易にするために関連する法令、規則、規制、および速報の見直しと改訂をする。

上記内容を含めた、国務長官室と財務規制局が共同で情報要求(RFI)を発行しました(1月10日:http://www.bgs.state.vt.us/pca/bids/pdf/DFR Blockchain RFI.pdf)。

 

ニュースリリースによると

国務長官Jim Condosと財務監督官のMichael Pieciak氏が覚書に署名しました。

Condos氏は「技術の発展は、政府が効率性と透明性を向上させ、意欲をそそり、バーモント州のサービスを向上させる機会を提供します。このパイロットプログラムにより、デジタル記録管理へのブロックチェーン技術の適用が州の規制プロセスの側面を改善できるかどうかを検証することが可能になるでしょう。」と述べています。

また、Pieciak長官は、「金融サービス会社は急速なスピードで革新を続けており、規制当局は追いつく義務を負っている。国務長官とのこの提携は、我々のチームが分散元帳技術に精通し、州およびバーモント州の事業がどのように利益を得ることができるかを理解するための素晴らしい機会を得た。」と述べました。

ブロックチェーンまたは類似のデジタル台帳テクノロジは、従来の記録管理方法と比較して効率性、正確性、およびセキュリティを向上させながら、透明で検証済みの取引記録を作成するように設計されています。

キャプティブ保険副委員長のデビッド・プロボスト氏は、次のように述べています。「これにより、バーモント州のキャプティブ保険業界は、このブロックチェーンプログラムを試験運用するのに理想的な場所になりました。」

パイロットプログラムは、規制やその他の政府機関でブロックチェーン技術を使用することでデータセキュリティが強化され、居住者とバーモント州で事業を行っている人のコスト削減できる分野を州が特定するのに役立つとしています。

 

保険が支払われる内容について透明性と効率化は他の保険業務に置いてもブロックチェーンが有効であるとして試験運用が盛んな業種でもあります。

参考:

メットライフ生命シンガポールでのブロックチェーン使用の保険開発

ブロックチェーンを使った医療データの試験運用米国ヘルス企業アライアンス

 

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元プログラマー、その昔日本初?(多分)の有料iPhoneアプリリリース、無料アプリに至ってはダウンロード数4週以上首位をキープ!多数リリースしたアプリの一つは「AppStore 2010AWARD」にも選出された。さらに遡り、当時(1996年)AppleのCEOアメリオ会長(Steve Jobsを呼び戻した人)と握手した事もある。という自慢話は過去の良き思い出となっている。還暦を期に現役プログラマーを引退(若干ボケが来たので)。 仮想通貨や株には全く無縁であったが・・・