マサチューセッツ工科大学(MIT)やスタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校など、米国の大学の研究者らのグループが、新しい仮想通貨「Unit-e」の開発に取り組むとプレスリリースで発表された。
「Unit-e」の開発は、仮想通貨関連の投資ファンド、パンテラキャピタルから支援を受けている非営利組織「「Distributed Technologies Research (DTR) 」が担う。
ブルームバーグの報道によれば、DTRにはMITやスタンフォード大など7つの大学の研究者が参画しているという。
パンテラキャピタルの共同最高投資責任者ジョーイ・クルーグ氏は、仮想通貨の広まりを妨げる要因の一つとして「スケーラビリティの欠如」を指摘している。
この解決策として、DTRでは世界規模のトランザクション量に柔軟に対応できる分散型決済ネットワークを構築し、1秒あたり最大10,000トランザクションを処理することを目標としている。
ビットコインは1秒あたり最大7トランザクション、イーサリアムは1秒あたり最大30トランザクションとされている。Unit-eは今年2019年後半にローンチの予定だ。