ドイツ鉄道のブロックチェーン技術によるエコシステムトークン化へのPoC

Deutsche Bahn AG(ドイツ鉄道)とUnibright(ITソリューションプロバイダ:ICO済)と協業でブロックチェーン技術を利用した公共交通機関のエコシステムトークン化を検討。

Deutsche Bahn AGはドイツの鉄道会社であり、ヨーロッパ最大の鉄道事業とインフラをもっています。

 

システム構築はUnibrightが担当しドイツ鉄道側は専任者を付けてプロジェクト「Deutsche Bahn Vertrieb: Ecosystem Tokenization via Blockchain」を立ち上げました。

現在詳細な計画書が公開(https://unibright.io/)されています。

ドイツ鉄道は日本のJR同様スマートフォンで列車の座席予約や宿泊施設の予約も可能なシステムが構築されているそうです。

そうした環境の中、更にブロックチェーン技術によるエコシステムトークン化(ポイント)の検討を始めています。

ブロックチェーンシステムではエコシステムというワードをよく目にします。

日本語ではうまく該当する言葉が見つかりませんが直訳すると食物連鎖の生態系ですが、これをビジネスモデルに当てはめてみてください。

例えば、ソーシャルネットワークのLINEのシステムを想像してみて下さい。
オンライン上で友達同士はもちろんいろいろな業種のアカウントがあります。

実店舗からの安売り情報やクーポンの取得はもちろん、買い物も出来ます。
ユーザーはLINE Payを利用し
、それらを購入し、ポイントが付与されます。
スポンサー(売り手側)へは、決済額に応じて代金が支払われます。またユーザー個人間の送金も可能です。

このように一連のマーケットが形成され、LINEネットワークにおいてトークンのビジネスモデルの循環が出来上がります。

この循環(連鎖)をエコシステムと呼んでいます。

最近ではLINEの暗号資産(LINK)もリリースし海外ではポイントが「LINK」に置き換わり法定通貨との交換も可能です。しかしながら、日本とアメリカは現時点では法的に使用できません。

 

(エコシステム概念図:unibright.ioより)

 

さて、ドイツ鉄道に話を戻します。

鉄道を利用する顧客とそれに付随する企業と顧客のブロックチェーンによるエコシステム(上図参照)を構築します。

例えば鉄道以外にホテル、レストラン、ショップ、タクシー、バス、観光施設など、そしてユーザーこれらがエコシステムの輪の中に組み込まれます、

これらの間にはトークンを使って顧客にはマイル(ポイント)として付与され、更にはトークンを保持していれば配当も受け取れるという仕組みです。

その他に

・NEM機能を利用したトークン及び資産モデル

・顧客の視点からトークン化されたエコシステムのインターフェースお客用ビュー(スマホアプリ)

・Unibrightが提供するエコシステム設計ビュー

・UnibrightExplorerを使用したエコシステム管理ビュー

などユーザーインターフェースとユースウエアを含め総合的に検証が行われる計画です。

 

このような仕組みをドイツ鉄道が始めようとしているのです。

現段階ではPoC(proof-of-concept:概念実証)の段階ですが、既に大きな市場(顧客)とインフラを持っていますので実用化は比較的たやすいのではないでしょうか。

補足になりますが、システムと概念の提供を担当するUnibright社は既にICOで独自トークン(UBT)を1.5億UBT(固定)販売済です。現在の時価総額は450位ですが、これらのプレスリリースが流れたあたりから価格が上昇してきています。

【参考】

https://bitcoin-fx.jp/?p=10762