ソーシャルネットワークがステーブルコインを発行する日、日本にはやってこない!

LinkedIn(リンクトイン)によると、SNSの最大手Facebook Inc. が暗号通貨を発行する為に多くのブロックチェーン技術者を雇い入れているらしい・・・。

買収したWhatsApp(メッセージアプリ)を使い送金システムの構築に取り組んでいるという。

WhatsAppユーザーは日本では少ないが、インドでは2億人以上のユーザーがいるそうです。

さらに、世界銀行の発表によるとインドへの送金額が2017年に690億ドルが送金されているという事実から、年間400億ドル以上の収入のあるFacebookの新規事業として納得できるのではないでしょうか?

 

一時は暗号通貨関連の広告を排除したFacebookではあるが、今では安定した暗号通貨を作るとステーブルコインの開発を進めていると言われています。が、現時点で公式にアナウンスされていません。

SNS系アプリによる送金はViberや他のアプリでもすでに行われています。

ここ最近では、PayPayなども決済だけでなく友達同士の送金も可能ですが、まだまだ問題も抱えているようです。しかし、これらは暗号通貨(トークン)を利用していません。

また、日本では圧倒的にユーザーが多いLINEでは、「LINKトークン」が暗号通貨としてスタートしました。

現在のLINEが構築する全てのアプリケーションに最適な機能だと思います。

(出典:LINK [LINE Token Economy]ホワイトペーパーより

この図の右端にあるように日本のユーザーのみLINKトークンとFiatマネーとは交換できずLINEポイントとして受け取ります。

残念なことに現時点、日本では規制が厳しく、仮想通貨交換業のみなし法人も含め仮想通貨(暗号資産)に関する金融庁の(いつ許可が下りるかわからない)認可が必要なため、やむなくLINEの日本法人はシンガポールに子会社(LINE Tech Plus PTE)を設立し、クイックリーに仮想通貨交換所「BITBOX」を立ち上げました。

本来、日本国内で事業を立ち上げれば将来において大きな税収が見込めるのですが、とても残念なことと思います。

 

参考記事:

SBI Ripple Asiaの「Money Tap (マネータップ)」一般サービス開始

 

SBI Ripple Asiaはカード会社9社と実証実験

 

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元プログラマー、その昔日本初?(多分)の有料iPhoneアプリリリース、無料アプリに至ってはダウンロード数4週以上首位をキープ!多数リリースしたアプリの一つは「AppStore 2010AWARD」にも選出された。さらに遡り、当時(1996年)AppleのCEOアメリオ会長(Steve Jobsを呼び戻した人)と握手した事もある。という自慢話は過去の良き思い出となっている。還暦を期に現役プログラマーを引退(若干ボケが来たので)。 仮想通貨や株には全く無縁であったが・・・