(出典:BlockstreamCorporation公式ホームページより)
Blockstream Corporation(カナダ)がビットコインのブロックチェーンを提供する衛星ネットワークシステムで既存のインターネットに接続しなくともビットコインが使えるという驚きのシステムです。
つまり、衛星から直接トランザクションデータの送受信が出来るのでインターネットが無い地域でもビットコインが使用できるということです。
Blockstreamのプレスリリースによると
5つの静止衛星を使用しアフリカ、ヨーロッパ、南アメリカ、北アメリカのビットコインユーザーはすでに衛星を使用でき、年明け(2019年)1月にははアジア地域でも使用可能となり、また、同時期にAPIに関するドキュメントも公開予定だそうです。
(出典:BlockstreamCorporation公式ホームページより)
ビットコインのLightning Network(ライトニング・ネットワーク)技術を用い、キロバイト毎のマイクロトランザクションが可能であり、onion-routingと呼ばれるセキュア技術によって利用者のセキュリティが確保される。
Blockstream衛星のAPIを使用しメッセージの送受信者および、メッセージ自体も暗号化により第三者に明かすことなく利用することが可能としています。
また、災害時の通信手段としても有効なツールとなりそうです。
従来、衛星通信技術は高価なものとされてきましたが、衛星用のアンテナとUSBレシーバー(SDR:software defined radio)と小型コンピュータ(Raspberry Pi:おやじっちの趣味でもある)があれば受信できるそうです。
興味のある方はGitHub(https://github.com/Blockstream/satellite)を御覧ください。