IBMのブロックチェーン技術「スイートスポット」

IBMリサーチの研究者はスイートスポットと呼ばれるエネルギー効率、スケーラビリティ、PoWを含むブロックチェーンアーキテクチャの最適な組み合わせを発見したそうです。

ビットコインのマイニングによるコンセンサスアルゴリズム(PoW:Proof of Work)による電力消費が多い為、採算が取れなくなりマイニングを縮小したり廃業する企業やグループが増えています。また、単に電気代との損益分岐点だけでなくエコ社会のエネルギー効率の問題にも及んできます。

 

 

これは(上図)ハイブリットIoTと名付けられ、

実際にはピアとなる数多くのIoT機器を集め、サブブロックチェーンを(ソフト的に)構築します。また、これらのサブブロックチェーンはスケーラビリティ、セキュリティ、ピア数を加味した分析により最適なクラスタリングを得られるある値(組み合わせ)つまりこれが「スイートスポット」なわけです。

それらのクラスタ(PoWサブブロックチェーン)をコントロールするシステム(Byzantine Fault Tolerance Inter-Connector Framework)により効率的かつセキュアなシステムが構築されます。

 

将来のブロックチェーンが一般化される事を見据えて研究されているプロジェクトだと思います。

おそらくIoT機器にはマイニング機能が実装され、その機器を通常より安く販売したり、また無料で使えるLinuxシステムSentOS7にはbitcoin-testnetが既に組み込まれておりブロックチェーンのノードとして機能するようです。オープンソースのシステム(IoT機器を含む)にはマイニング機能が「もれなく付いてくる」という世界はすぐそこまで来ているのではないでしょうか。

国内のおすすめ仮想通貨取引所を比較!初心者が見るべきポイント

ブロックチェーンを使った医療データの試験運用米国ヘルス企業アライアンス

About おやじっち 99 Articles
元プログラマー、その昔日本初?(多分)の有料iPhoneアプリリリース、無料アプリに至ってはダウンロード数4週以上首位をキープ!多数リリースしたアプリの一つは「AppStore 2010AWARD」にも選出された。さらに遡り、当時(1996年)AppleのCEOアメリオ会長(Steve Jobsを呼び戻した人)と握手した事もある。という自慢話は過去の良き思い出となっている。還暦を期に現役プログラマーを引退(若干ボケが来たので)。 仮想通貨や株には全く無縁であったが・・・