今回はインテルのマイニング用プロセッサに関する特許です。米国特許商標庁より2018年11月27日公開。
「エネルギー効率の良い高性能Bitcoinマイニングに最適化されたSHA-256データパス」
(Optimized SHA-256 datapath for energy-efficient high-performance Bitcoin mining )
本処理システムは、複数のパディングビットおよびハードウェアアクセラレータを含む入力メッセージを構築するプロセッサである。
その入力メッセージに基づいてステージ1においてセキュアハッシュアルゴリズム(SHA)ハッシュを実行する第1の複数の回路と、
そのハードウェアアクセラレータは、前記複数のパディングビットのうちの第1のパディングビットを前記第1の入力ノードに供給する第1の複数の回路の第1の基準ノードと第1の入力ノードとの間に結合された第1のデータパスを含む。
特許公開内容を要約すると、bitcoin用マイニングアプリケーションを実行するプロセッサはSHA-256ハッシュを実行するSHAエンジンのクラスタとASICを含む処理システム上にハードウエア的ににそれぞれのクラスタを接続する事により、マイニングに消費される電力と回路面積が15%削減できるという技術です。
インテルは分散型アプリケーションやブロックチェーン分野に積極的に参入してきています。インテルはサーバーCPUの業界では独壇場であったが、最近はアマゾンがCPUを自社開発しブロックチェーン用サーバーの提供も開始しています。
参考:アマゾンの特許